股関節痛は怖くない!~変形性股関節症の新しい考え方

変形性股関節症の常識には間違いが多く、怖さを抱えている人が多い。
常識の間違いを理解して人生を楽しみましょう!

前後運動と内外運動

2017-03-03 18:13:18 | トレーニングのこと
1週間のご無沙汰です。
フライデー松本です。

大阪、急に和歌山、岡山から高松に来ています。
その過程で曜日がわからなくなりました。
危ないです!
今日が金曜日だとさっき気付きました。



🍓人は主に前に歩く動物です。
従って、股関節は前に動く運動には慣れていて得意です。
右足を前に出す時には、左足は後ろに動きますので、人は前後の運動には慣れているわけです。


大学病院勤務時は、手術後の患者さんのリハビリを多く経験しました。
その時に、前後の運動は安全なことが多いので、まずは前後の運動から始めます。
しかし、内外の運動は痛みを出しやすいので慎重に行います。


人は前に歩く動物ですので、足を閉じたり開いたりする横(内外)の運動は苦手なのです。


私達が深圧を行っていても、内外の運動を行う内転筋群(ももの内側にある筋肉)や外転筋群(ももの外側にある筋肉)が硬くなり痛みを出しているケースが非常に多いです。
内転筋群は動作を安定させる働きがあり、外転筋群には体重を支える働きがあります。


ところが、不思議なことに股関節のトレーニングになると、やたらと内外運動が指導されるのです。
下手をすると皆さんがケガをしやすい運動が指導されるのです。


具体的に書くと、横歩きの運動、横向きに寝て足を真横にあげる運動、股の間にボールを挟み股をを閉じる運動などです。
股関節が正常であれば問題を起こしにくいトレーニングですが、股関節に問題を抱えている場合はケガをしやすいトレーニングになります。

プロが内外の運動を指導する時、内転筋群や外転筋群の硬さを触診した上で、『筋肉が柔らかいから安全』と判断して指導したのであればまだ安全と言えるかもしれません。

実際はそこまで確認することなく、お決まりのように指導していることが多いと思います。
私も、大学病院に勤務していた時は、何のためらいもなく指導していたものです。



股関節の痛みを取ろうとして、内外運動をした場合、かなりの高確率で股関節痛は悪化するでしょう。
中にはケガをして股関節痛が急に悪化する場合もありえます。


一時流行った股関節を閉じる筋トレ機器。



ちょっと怖いです。

もも上げや自転車をこぐ運動なんかは前後運動なので安全だと思うのです。
ただし、股関節痛がある時はかなりの注意が必要です。


股関節痛を筋トレで取ろうとする考え方が危険なのです。




変形性股関節症を怖がらないでね






■宝塚市周辺の方は綾部先生にご相談ください!

     ■渋谷区周辺の方は芦沢先生にご相談ください!






6都市構想 松本深圧院グループ


■福岡 松本深圧院福岡 院長中村雄也 
         2016年4月4日オープンしました。
         現在、かなり良い雰囲気になっています。
         九州周辺の皆様、宜しくお願いいたします!


■大阪 松本深圧院大阪 院長山中崇泰 TEL/FAX06-6319-9686
松本深圧院大阪のホームページです!
        2013年4月大阪店を開院しました。
        山中院長の人気急上昇です。
        


■名古屋 松本深圧院名古屋 院長早川大介 TEL/FAX052-908-2690 
名古屋・早川先生のホームページ


■東京  松本深圧院ルサロン銀座 院長田山陽平 TEL/FAX03-3562-2777
ル・サロン銀座のホームページです!
        小林先生が2016年7月1日にデビューしました!

                
■仙台 
        理学療法士の先生を育成中です。
        そろそろですね!


■札幌 随分患者さんが増えています。
        理学療法士、作業療法士、柔道整復師募集中です!
        仙台の見通しがつけば、本格的にスタッフを探し始めます。
        


※深圧に興味のあるプロの方(医師も含みます)は、まずは遊びに来てください。
また、どんどん見学に来てください。
スタッフ一同、お待ちしています。







今、はやりの四股と開脚

2017-02-24 16:27:33 | トレーニングのこと
1週間のご無沙汰です。
フライデー松本です。

昨夜から西の方に来ています。
今日の記事は、股関節痛の原因となりやすいケガの話です。
今日も大阪店で、ケガの後遺症らしい方を診ました。
プロが正しいと思いながらもケガをさせることはあります。
誤用症候群(misuse syndrome)と呼ばれています。
皆さんも多くの情報の選択にはお気をつけ下さい。






世の中には股関節に関する多くの情報が流れています。
その情報の中には、股関節が正常だけど股関節周囲に違和感がある方向けの情報も多いです。
その一方、股関節に障害がある方向けの情報もあります。

皆さんが股関節に関する情報に触れた時、その情報の多くは『股関節が正常な方』向けに発信されていると考えた方が安全です。

股関節が正常ではない方が、股関節が正常な方向けに発信された体操などを行うと、場合によっては直後から歩けなくなることもあるでしょう。



最近、AMAZONのホームページを見ていると『四股』とか『開脚』関連の本をよく目にします。

どちらの言葉も、皆さんにとっては非常に危険性をはらんだ言葉です。
勿論、皆さんの中には十分対応できる能力を持った方もいるでしょうが、ほとんどの方には危険です。


その理由は、『四股』も『開脚』も股関節の可動域を広い範囲で使うことを強要される運動だからです。


股関節に異常があると、筋肉や靭帯、関節包が硬くなり、結果的に関節可動域が狭くなろうとします。
その狭まった可動域を『四股』や『開脚』でストレッチをすれば改善しそうに思います。
ところが、おおもとの股関節に異常がある場合は、そのストレッチの範囲が大き過ぎるので、ケガにつながってしまうことがあるのです。

股関節捻挫
股関節内転筋損傷

このような損傷が考えられます。



ある番組で『開脚』のストレッチを行っていたそうです。
その中で、森三中というお笑いグループの大島さんは、『開脚』運動を行うことを避けていたそうです。

私はその番組を見ていないのですが、ある患者さんが教えてくれました。

ネットで調べるとこちらに載っていました。⇒ここです


この中で『森三中の大島さんは生まれつき股関節が弱いので不参加』と書かれていました。

この行為は正解だったと思います。

大島さんは、生まれつき股関節が弱いということが分かっていたから避けられましたが、股関節に異常があっても生まれつき股関節が弱いということを知らない方も多いです。



『四股』や『開脚』の運動を専門的に書くと、四股は股関節に屈曲(まげる)・外転(ひらく)・外旋(外側にまわす)の運動が強要されます。
その中でも、特に外転は正常範囲以上の動きを強要されます。

一方、開脚に関しては股関節に屈曲・外転の運動が強要されます。
その中でも外転は正常以上の動きを強要されてしまうのです。


一見、ストレッチだから筋肉等には有効と思えるのですが、股関節の動く範囲(可動域:かどういき)が広すぎるのです。


そんなわけで、私は皆さんに今はやりの『四股』や『開脚』はお勧めできません。



皆さんも股関節に関する情報の選択にはお気を付けください。

疑問があるときは私共にどんどん質問してください。

転倒することと同じ結果となるケガだけは避けて頂きたいと思うのです。






■このブログのブックマークには多くのブログやホームページを紹介してきました。
その数が増えて煩雑になっているように感じており、2月末をもちまして当院のスタッフブログと契約先ホームページだけを残して、他のブログとホームページは削除させて頂きます。
現在皆さんが定期的に読んだり見たりしているブログやホームページについては、今後皆さん各自で管理して頂けると助かります。
ご迷惑をお掛けしますが宜しくお願い致します。







変形性股関節症を怖がらないでね






■宝塚市周辺の方は綾部先生にご相談ください!

     ■渋谷区周辺の方は芦沢先生にご相談ください!






6都市構想 松本深圧院グループ


■福岡 松本深圧院福岡 院長中村雄也 
         2016年4月4日オープンしました。
         現在、かなり良い雰囲気になっています。
         九州周辺の皆様、宜しくお願いいたします!


■大阪 松本深圧院大阪 院長山中崇泰 TEL/FAX06-6319-9686
松本深圧院大阪のホームページです!
        2013年4月大阪店を開院しました。
        山中院長の人気急上昇です。
        


■名古屋 松本深圧院名古屋 院長早川大介 TEL/FAX052-908-2690 
名古屋・早川先生のホームページ


■東京  松本深圧院ルサロン銀座 院長田山陽平 TEL/FAX03-3562-2777
ル・サロン銀座のホームページです!
        小林先生が2016年7月1日にデビューしました!

                
■仙台 
        理学療法士の先生を育成中です。
        そろそろですね!


■札幌 随分患者さんが増えています。
        理学療法士、作業療法士、柔道整復師募集中です!
        仙台の見通しがつけば、本格的にスタッフを探し始めます。
        


※深圧に興味のあるプロの方(医師も含みます)は、まずは遊びに来てください。
また、どんどん見学に来てください。
スタッフ一同、お待ちしています。











筋肉の状態を考えること。 2

2015-12-26 09:18:28 | トレーニングのこと
今年最後の記事です。
皆さん、2015年も私共松本深圧院を応援してくださりありがとうございました。
私は深圧を20年も続けてきたにもかかわらず、今年大きな発見が2つありました。
これで、皆さんの痛みを取れる確率がさらに向上しました。
明日の勉強会でスタッフ全員に伝えます。
今後も、もっともっと臨床経験を増やし、皆さんのご期待に沿えるよう努力してまいります。
2016年も応援よろしくお願い致します。


◾2016年から稼働の13階1302号室の準備が終わりました。
広そうです。




前回の記事では、筋肉の状態は3段階に分けられることを説明しました。

【筋肉の状態】
1、正常
2、疲労(正常の範囲内になります)
3、病気

理解のためにひとつの例をあげましょう。

私が握力計で握力を計ったとします。
1回目に計った時は、数値が50kgだったとしましょう。
これが私の腕の筋力が正常な時の値です。

その後、握力計測を疲れ果てるまで続けたとしましょう。
計測を繰り返すたびに数値は徐々に低下していきます。
1時間後に計った数値を30kgだったとします。

私の握力は50kgなのに、握力が30kgになってしまった。
これは、単純に筋肉が疲労したため筋力が出にくくなっているだけです。
皆さんの足にもこれと似た状況があり得ます。

その時、身体は“重い感じ”や“疲労感”を感じているでしょう。
疲労のため筋力が出にくくなっているのを『筋力低下』と勘違いする人が多いのです。
そして、筋力低下⇒筋トレ という単純な発想になり、さらに筋肉を疲れさせてしまうのです。




引き続き、握力計測をさらに1時間(計2時間)続けたとしましょう。
私の腕の筋肉は悲鳴を上げるように痛み出し、時々筋肉がつりやすくなるでしょう。
極度の疲労と痛みのため握力は10kgしか出ていません。
その後も数値は低下をたどり、とうとう握力は0になります。
もう握るという動作ができなくなるのです。

これは筋肉の病気に似たような状態です。
2時間前には50kgあった握力が、2時間後に10kgになっているのです。


私の握力は50kgなのに、握力が10kgになってしまった。
これは、単純に筋肉が病気のため筋力が出にくくなっているだけです。
皆さんの足にもこれと似た状況があり得ます。
その時、皆さんの足は“痛み”を感じているでしょうし、足が冷たくなり筋肉がつりやすくなっているでしょう。
お尻の奥のほうの筋肉がつってしまった時には、『突然激痛が起こり、一歩も歩けなくなる。』ということが起こるのです。

この状態、筋肉の病気のため筋力が出にくくなっている状態、を『筋力低下』と勘違いする人が多いのです。
そして、筋力低下⇒筋トレ という単純な発想になり、さらに筋肉の痛みを増幅させ、ついには骨の変形を早めてしまうのです。
筋肉は股関節に加わる衝撃を吸収するという大きな役割があるのに、衝撃をほとんど吸収できなければ骨の変形も悪化して当然なのです。

『筋トレをどんどんしなさい』という言葉は、一歩間違うと『骨をどんどん変形させなさい』と同じ意味になるということを知らない人が多すぎると思うのです。

20年前の私も白衣を着て偉そうに勘違いしていたのでわかるのです。



上の例で、私が握力を計り始めた時は50kgでした。
「筋トレをどんどんすればするほど痛みが改善する。」と信じてるプロも多く、そのような先生方は誰に対しても「筋トレしなさい。」と言います。


皆さん、もうお分かりですね。


誰に対しても「筋トレしなさい。」という人は、筋肉がいつも正常だとしか考えていない人の決まり文句なのです。
これを、手術では権威があるのかもしれませんが筋肉にについては勘違いしている偉い先生方が言うものですから、皆さんの多くも「筋力がどんどん低下する」と勘違いさせられているのです。






上に示した握力測定を継続した時の例だと、皆さんにも少しはわかってもらえるかもしれませんね。








関節が正常という前提に加え、筋肉が正常であれば筋トレは何の問題もありません。

しかし、関節内に炎症があったり筋肉が病気の時は、炎症のある関節を動かして病気のある筋肉を鍛えることは絶対に禁止です。


そのことは、もっともっとプロが心がけないといけないことですが、自分を守るために皆さんにもぜひ心がてて頂きたい重要なことです。



それでは、具体的に“関節内に炎症があったり筋肉が病気の時”とはどういうときなのでしょうか?
皆さんはどのように判断すればいいのでしょうか?

それは、股関節周辺の痛みが有るか無いかです。

股関節周囲に痛みが有る時=関節内に炎症があったり筋肉が病気の時、と考えるべきです。

股関節痛を筋トレで改善しようとしてはいけません。
また、筋力低下は股関節痛の原因ではないので、筋力が低下することを恐れないでください。


股関節周囲に痛みが出ると、痛みを避けるために足をかばいます。
すると足をかばった分だけ筋力は低下します。
ですから、股関節周囲が痛いときは一時的に筋力が低下するのは当たり前なのです。



例えば20%足をかばえば20%分だけ筋力は低下しますが、それ以上の筋力低下は起こりません。
20%足をかばう期間が、いくら長引こうともそれ以上に筋力低下は起こりません。

しかし、多くの方は「どんどん筋力が低下する。」「どんどん足が細くなる。」と思うようです。

私は、そのような時は足の太さを図り、かつての太さと比較しますがほとんど変化がないことが多いです。


筋力が低下したら、痛みを取って足に体重をかけられるようにすれば筋力は戻ります。

多くの皆さんの筋力低下は、足をかばったことが原因です。

変形性股関節症という病気は、筋力がどんどん低下する病気ではありません。
ここを間違って考えないことが重要だと思います。


進行性筋ジストロフィーという病気があります。
これは進行性の筋肉の病気で、どんな手を尽くしても徐々に筋力が低下します。
従って“難病指定”されています。
ですから、病名には“進行性”という言葉がついています。

変形性股関節症が進行性であるなら、皆さん“難病指定”を受けているはずです。

“進行性”という言葉はそう簡単に使うべき言葉ではないはずなのです。




筋肉は疲れているときは“足が重い”と感じますので、そんな時は筋肉を休めましょう。
筋肉が病気の時は“足が痛い”と感じますので、痛む周辺をほぐすという治療をしましょう。


痛みや重さがなくなってくれば、どんどん動ける身体になります。
動ける身体になってくると、筋力は再びついてくるのです。





来年は『なぜ軟骨が減るのか?』という記事から始めます。
軟骨が減るから痛いなんて、う・そ・で・す・よ!



お元気に年末年始をお過ごし下さい。



2015年12月26日
松本正彦







年末年始に再度読み返してくださいね!

《 出版物 詳細は画像をクリックで!》   ↓   ↓   ↓
                                











変形性股関節症を怖がらないでね





  ■宝塚市周辺の方は綾部先生にご相談ください!

     ■渋谷区周辺の方は芦沢先生にご相談ください!






6都市構想 松本深圧院グループ


■福岡 新しいスタッフ(作業療法士)が決まりました。
         博多店店舗準備できました!
         九州の皆様、サポーターとしてご協力お願いいたします!


■大阪 松本深圧院大阪 院長山中崇泰 TEL/FAX06-6319-9686
松本深圧院大阪のホームページです!
        2013年4月大阪店を開院しました。
        山中院長の人気急上昇です。
        新しいスタッフを募集中です。


■名古屋 松本深圧院名古屋 院長早川大介 TEL/FAX052-908-2690 
名古屋・早川先生のホームページ


■東京  松本深圧院ルサロン銀座 院長田山陽平 TEL/FAX03-3562-2777
ル・サロン銀座のホームページです!
        新しいスタッフを育成中です。
        次の段階に備えて、もう一部屋借り増ししました。1302号室です。
        また、新しく理学療法士か作業療法士の募集も始めます。


■仙台 
        理学療法士の先生を育成中です。
        素晴らしい先生なのでそろそろ最終的な指導を始めます。
        その先生の動向に合わせて仙台店の店舗を準備します。


■札幌 随分患者さんが増えています。
        理学療法士、作業療法士募集中です!
        福岡、仙台の見通しがつけば、本格的にスタッフを探し始めます。
        


※深圧に興味のあるプロの方(医師も含みます)は、まずは遊びに来てください。
また、どんどん見学に来てください。
スタッフ一同、お待ちしています













骨盤の傾きを正す! 3 (律子さんのその後)

2012-12-04 03:45:14 | トレーニングのこと
12月に入り、寒くなってきましたね。
不思議なもので、寒ければ寒いほど調子がよくなる冬型人間がいます。
私は南国育ちなので寒さが苦手な夏型人間です。
寒いと筋肉が動きにくくなり、硬く力が入り筋肉が痛いくらいになります。
でも、寒い中銀座まで来ていただいている皆さんの手前、半袖Tシャツで奮闘しています。
皆さん、暑い中も寒い中も、いつもいつもありがとうございます




この記事は8月24日の記事、律子さんのその後の経過です。


今年の春、歩く時はこんな感じでした。
右足に体重がかかると骨盤が外上に傾いて、じゅうぶん右足に体重がかからない状態でした。

この頃はつかまっていてもまっすぐな片足立ちをすると激痛が起こったので、深圧主体でした。


その後、痛みが改善してきたので、8月からは骨盤を正し、中殿筋を鍛えるトレーニングを開始しました。
その頃はこんな感じでした。

右足に体重をかけて状態で、骨盤を少し左に動かして骨盤を真ん中に戻し骨盤を下げる訓練です。


8月時点で、つかまっていればどうにか真っ直ぐな片足立ちができるようになった律子さん。
この頃は、手を離しての片足立ちはできませんでした。


10月の様子です。
8月からは私の施術を受けていない状態で、2ヶ月ぶりの施術前の画像です。

どうにかつかまらずに片足立ちができるようになったのですが、一旦下のように肩が傾いた姿勢になってから‥‥


次に、肩を水平にしてまっすぐに立てるようにはなりました。

バランスをとろうとして、ずいぶん腕に力が入ってますね。


11月の状態が下の画像です。


肩を水平にしての片足立ちが楽にできるようになりました。
右骨盤もだいぶ下がってきました。


よく頑張りました!




私も大学病院に勤めている頃には、中殿筋の筋トレは、横向いて寝て足を上にあげる方法で指導していました。


中殿筋の働きを股関節の外転(股関節を外側へ開く)と考えると、上記の横向いて寝て足を上にあげる方法になるのですが、硬くて痛みを出している中殿筋には辛い筋トレとなります。
やればやるほど痛みが出る方も多いです。
詳細は2009年3月21日の記事をご覧ください。
http://blog.goo.ne.jp/mm1110mm/d/20090321


中殿筋には“骨盤を下げる”という働きがあることに注目すると、体重をかけた時に骨盤が外上に傾く方々の筋トレ方法にはもっと安全で有効な方法があるのです。


律子さんの中殿筋は確実に強くなっています。

もう少し骨盤も肩も水平で楽に立てるようになると、その姿勢を維持したままの歩き方ができるようになります。


あと少しです!





群馬だけでなく、栃木、長野、新潟、埼玉の方もお待ちしています!
高崎・加藤先生のホームページ

関西の方、お待ちしています!
松本深圧院新大阪のホームページです!

北陸方面、東海方面の方、お待ちしています!
名古屋・早川先生のホームページ

もちろん、銀座でも皆様を待ちしています!
銀座店のホームページです!



松本深圧院グループの顔です。
松本深圧院グループのホームページです。



ノルディックウォーキングについて感じた事

2012-11-29 02:42:42 | トレーニングのこと
最近、よく眠れているのでブログを書く時間がなかなかありませんでした。
もうすぐ12月ですね。
寒くなりましたが、風邪をひかずあと1ヶ月を楽しみましょう!

そういや~マヤの暦では今年の12月でこの世が終わる・・・みたいな噂は無くなりましたね。
あれ、まったくの嘘ですからね。
しかし、日本人の生き方は大きく変わったと思います。
それは12月16日の選挙に現れるように思います。




今年のオフ会は9月29日に銀座で行いました。

場所も食事も好評でしたので、来年のオフ会は盛大に行います!
皆さん、今から準備をお願いします。

そのオフ会にノルディック・ポールを持っていき、何人かの方に体験して頂きました。
その時、パンクンさんが非常に気に入り、そのままポールを使って歩いて帰られました。



・・・あれから2ヶ月が経ちました。


いつでもどこでも使っているようです。
なかなか速いスピードで歩けるようになっています!
本人も「歩くのが楽しくて。皆さんにお勧めです!」とおっしゃっています。

こんな感じです↓




10m歩くのに何秒かかったか、その時の歩数と歩幅を測ってみました。

ポールなし ⇒ 10m 8.5秒 30.3歩 歩幅 33cm
ポールあり ⇒ 10m 7.6秒 17.5歩 歩幅 57cm

今は、杖なしでも結構速く歩けるようになっていますが、ポールを使うと次の点が良くなるように感じました。


1、背筋が伸びて姿勢良く歩ける。
2、左右および前後方向への重心のぶれがなく、効率よく歩ける。
3、歩幅が大きくなり、長距離歩行が楽になる。


つまり、無意識の状態で姿勢の良い歩き方ができるので、姿勢の良い歩き方の出来る筋力が付きやすいように感じます。

筋力がついた先に待っているのは、ポールがなくてもバランス良く速く歩ける姿だと感じています。


ノルディック・ウォーキング(ポール・ウォーキング)は、まずはポールを使って歩くのですが、いずれは、ポールなしでも速くバランスよく長距離歩行が出来る可能性を秘めているように感じています。


この方のように、ポールを使う事に全く抵抗感のない方は問題ないのですが、抵抗感を感じる方が多いのが問題点でしょうね。
また、うまく使えない方や、まだ、ポールを使って歩くには時期が速すぎる方がいる事も問題点と言うか注意点ですね。


上のパンクンさんは骨の状態は“両側共に末期”と言われ人工関節手術を勧められていました。
今は杖なしでも10mを8.5秒で歩けるほどバランスも痛みの状況も良くなっています。
もちろん、手術はしていません。
このまま手術することなく過ごせる方です。


私は、パンクンさんのように骨が比較的安定して(炎症が落ち着いて)痛みが少なくなって来た人だけに勧めるようにしています。
つまり、私が本の中にも書いた“歩行の準備”が整っていて、うまく使える人だけに勧めています。
また、手術後で調子の良い方々にも有効だと感じています。
それを、日常生活上で行うかどうかは本人の判断ですので、それ以上は勧めていません。


最近は2種類のポールを銀座店に置いています。
宜しければ実際に試してみて下さい。

折りたたんだ状態です↓                       杖先ゴムの形です
    


折りたたんだ状態で短い方の商品説明です。(これが現在のお気に入りです。)

親指はこんな感じです。↓






こちらの方は別の方ですが、慢性関節リウマチで肘が曲がったままで伸びませんが、このポールだとうまく使えるようです。
(肘が伸びないので、一般的なT字杖は使えません。)
   


こんな使い方もできるんですね。






ところで、今でも悩んで眠れないことがあるんです!

9月29日にポールで歩いて帰ったパンクンさんから数日後に写メが届いたんです。
これです↓


銀座から歩いて帰ったパンクンさんが、宮古島を歩いているというのです。

どうやって宮古島まで歩いていったのか?

考えると眠れません。


あっ・・・・冒頭には良く眠れると書いたんだった!




来春には、「宮川あずさ、田山陽平と日比谷公園を歩く会」という名前で、日比谷公園を皆さんと歩きたいと思います!

そんとき、私は・・・私の実家と言う噂の松本楼でカレー食べながらそれを見ていますね!
カフェ・オレも飲みながら、応援してますね!










  <ここをクリックしてね!↑>
  歩行の準備 P172~











関西の方、お待ちしています!
松本深圧院新大阪のホームページです!

北陸方面、東海方面の方、お待ちしています!
名古屋・早川先生のホームページ

もちろん、銀座でも皆様を待ちしています!
銀座店のホームページです!



松本深圧院グループの顔です。
松本深圧院グループのホームページです。






筋トレが楽しい!

2012-09-27 12:12:21 | トレーニングのこと
霧島から帰りました。
南九州の皆さん、お世話になりました。
ありがとうございました。
お借りている別荘から撮った霧島連山です↓

一番左が昨年大爆発した新燃岳、その隣が韓国岳、右端が龍馬も登った高千穂の峰
鹿児島空港からも撮れました。↓


霧島ではいつも村山祥子さんに会って、いろいろ悩みを相談して心身の状態を整えています。
村山さんは毎月東京に来ているのですが、なかなか村山さんの予約が取れないと聞いています。
そこで、村山さんにお願いして12月9日(日曜)のみこのブログを読んで下さる皆さんのために予約を空けてもらってきました。
興味のある方はこちらまでどうぞ。
5名様限定です。(おかげさまで全ての時間帯でご予約済みとなりました。ありがとうございました。)







先日お会いした方は「筋トレが楽しいんです。」と楽しそうに話すんです。

この方は、人工関節の手術を両側別々に受けました。

「子供の頃から、運動をしたかったけどできなかったんです。」
「いま、筋トレができる事が非常に楽しいんです。」


そうなんですね。
この気持ちにブレーキをかける事はできません。
いい勉強になりました。


しっかりと自分の身体を管理できる方なので、どんどん筋トレを楽しんでほしいと思います。



この日は、意外と最初に人工関節手術を受けられた脚の中殿筋が硬かったので「最初に手術を受けられた脚の筋トレ、特に外に開く運動に気をつけて下さい。」と助言しました。



私は“筋トレ嫌い”だと思われているかもしれません。


特に、おおやけとなる、本やブログでは、多くの方が目にしますので意識して筋トレの事は書きません。
筋トレ法を書いた本を読んでから、痛みが強くなった方を多く見てきたからです。


私は、患者さんの骨と筋肉の状態を私自身が確認していて、それでも筋トレしたい方には安全な筋トレ法を指導する事はあります。



関節機能と筋肉の状態が正常ではない場合の筋トレは非常に難しいと考えます。


筋肉のケアーをしつつ、痛みを基準に考えて筋トレに励んで頂きたいと思います。









  <ここをクリックしてね!↑>
   
   自己管理方法 P161~





●29日のオフ会ご参加の皆様、宜しくお願いします。
出来るだけ多く話をしましょう!





群馬だけでなく、栃木、長野、新潟、埼玉の方もお待ちしています!
高崎・加藤先生のホームページ

関西の方、お待ちしています!
松本深圧院新大阪のホームページです!

北陸方面、東海方面の方、お待ちしています!
名古屋・早川先生のホームページ

もちろん、銀座でも皆様を待ちしています!
銀座店のホームページです!



松本深圧院グループの顔です。
松本深圧院グループのホームページです。




変形性股関節症を怖がらないでね


なぜ“筋トレしなさい”だったのか?

2012-07-22 21:11:28 | トレーニングのこと
7月21日の夜から新大阪に来ています。
22日は福岡、大阪の先生方との深圧研修会でした。
23日宝塚でゴルフをしてから生まれた星へ帰ってきます。
そして、27日の夜地球へ戻り福井県敦賀市に出没予定です。
暑い日が続きますね。
皆様、暑中お見舞い申し上げます。


●9月29日(土曜)銀座での食事会の件ですが、残り10名となりました。
詳細を、ブログ『銀サロ倶楽部』にアップしています。
ご参加お待ちしています。
スタッフ一同、皆様のご参加をお待ちしております!
お問い合わせ・お申し込みはこちらからどうぞ。




なぜ股関節痛の方々には「筋トレをしなさい!」と言われてきたのか?


私は次のように思っています。


数年前から?・・・今でも?・・・股関節に痛みがありレントゲン上に異常があると、「痛い方の脚をかばいなさい。」と指示する先生が多かったです。

脚をかばうと、確実にかばった方の脚の筋力は低下します。

脚をかばうことにより必ず起こる筋力低下を、脚に負荷をかけない筋トレでカバーしなさい。
それがプールでの運動であったり、重りをつけた運動だったわけです。


もともとは、その様な考えで「筋トレしなさい!」が始まったように思います。
脚をかばいながら筋力を維持するのは並大抵の努力でも・・・難しいと思います。




私たちは、深圧という方法で筋肉を正常化したうえで、痛い方の脚に体重をかけるように指導します。
(痛みを軽減させて脚をかばわないように。)

そして、筋肉の委縮(筋力低下)と骨の委縮(骨密度低下)を防ぎつつ痛みを取ろうとしています。
そして、そして、脚に体重をかけても軟骨が減らない事を何例も何例もレントゲンで確認してきました。

ですから、筋トレはほとんど指導しません。
脚長差が大きくない限り、体重をかけると筋力は低下せず筋力がついてきますので、筋トレはそれほど重要ではなくなります。
その代わりに重要視しているのは関節の動く範囲(関節可動域)です。
いくら筋力があっても、関節が動かない事には筋力も発揮できませんからね。



傷めている股関節を動かして、ときに重りの負荷をかけて筋トレを行うこと。

股関節包の炎症性の痛みと筋肉の阻血性痛みを伴っているのに、その股関節を動かして筋トレを行うこと。
痛み=筋力低下=筋トレという古い公式。


皆さん、筋力が低下したから痛みが出るのではなく、痛みが出ているから筋力が低下するのです。

痛い時は、脚が細いのが当たり前なのです。
ついでに、脚長差がある時も、脚が細いのが当たり前なのです。



つまり、痛い時は痛みの原因をなくすことが最優先です。
そこで、AかB?なのです。


痛みの原因は、前回の記事で書きました。
痛みの原因には、“筋力低下”という文字は入っていませんでしたね。



最近は、テレビを見ても、本を見ても、その考え方に変化が出てきてますね。
時代は変わりつつあります。




「脚をかばいなさい。」という考え方の基本には『脚に体重をかけると軟骨がすり減る』という考え方があります。




『体重をかけると軟骨がすり減る』・・・この考え方が全ての元凶です。



体重をかけると軟骨が減るのであれば、なぜマラソンランナーは軟骨が減らないのですか?
なぜ臼蓋形成不全症がある田山先生が、ホノルルマラソンを完走をしても軟骨が減らないのですか?




『体重をかけると軟骨が減る』と考えると、『脚をかばおう』『脚に体重をかけるのが怖い』『プールへ行かなきゃ』『筋トレしなきゃ』『杖をつかなきゃ。』・・・という考え方になります。


怖がらないで下さい。

焦らないで下さい。




私には、『脚をかばいなさい!』、で忘れられない人がいます。

『私はもう何十年も病院の先生に言われたように、徹底的に徹底的に脚をかばってきました・・・』と泣きながら悔しがっていた田村さんの事を思い出します。


13年前に話です。


この話は、次の記事で!











  <ここをクリックしてね!↑>
  深層筋に直接効く「深圧」 P157~
関節の隙間が広がる可能性(軟骨軟化症) P122~
筋肉の病気の悪循環 P114~
総合股関節センター P192~









関西の方、お待ちしています!
松本深圧院新大阪のホームページです!

北陸方面、東海方面の方、お待ちしています!
名古屋・早川先生のホームページ

もちろん、銀座

くやしいです!

2012-05-10 17:26:44 | トレーニングのこと
羽田空港です。
飛行機は飛ぶのだろうか?…取りあえずカレーを食べてます。

これから、マッサージチェア20分してから札幌に向かいます。
北海道の皆様、よろしくお願い致します。





筋トレにしろ、研究データにしろ、股関節の疾患について考えられているか疑問に思うことがあります。



股関節が正常な方への筋トレ法は、股関節が正常な方にとっては効果的です
痛みも出にくいです。


股関節が正常な方が被験者(研究を受ける方々)となっている研究データは、股関節が正常な方々には通用するかもしれません。
そして、詳細な研究方法が間違っていない限りその内容は股関節が正常な方にとっての医学的エビデンス(根拠)と言えるかもしれません。


しかし、股関節に疾患のある方々に対して、この考え方は通用しないことが多いように思います。


股関節が正常な方へのトレーニング法が、そのまま股関節に疾患のある方に指導されることもあるでしょう。


股関節が正常な方を被験者とした研究結果が、そのまま股関節に疾患のある方にエビデンスとして用いられることもあるでしょう。
エビデンスというからには、股関節に疾患のある方々を被験者として、方法にも問題がないのか論文の原文(特に結果ではなく方法)をしっかりと読まなければならないと感じます。



最近、順調に回復されていた方が、加圧トレーニングを勧められて受けました。
その結果、激痛が続き骨盤の傾きが強くなり、脚長差を感じるようになり手術を決意しました。
この痛みは、尋常じゃなかったようです。
加圧トレーニングを止めて、2回施術して、最近痛みは少なくはなくなりましたが、脚長差は感じています。
(以前から脚長差はありましたが、脚長差は感じていませんでした。)


年齢が35歳なので、どうにか手術を遅らせるか避けたいと考えていたのですが、来月人工関節の手術を受けます。
私は彼女の手術前の準備と手術後の経過が良いようにサポートしていくことを約束しました。

加圧トレーニング自体に問題があるのかどうかは分かりませんが、彼女にとっては非常に大きな支障になりました。
加圧トレーニングの指導者が彼女の股関節疾患についてどのように考えていたのかが問題です。


彼女を守れなかった自分が…くやしいです!






関西の方、お待ちしています!
松本深圧院新大阪のホームページです!

北陸方面、東海方面の方、お待ちしています!
名古屋・早川先生のホームページ

もちろん、銀座でも皆様を待ちしています!
銀座店のホームページです!



松本深圧院グループの顔です。
松本深圧院グループのホームページです。




変形性股関節症を怖がらないでね






自転車エルゴメータの目的

2012-04-04 17:35:54 | トレーニングのこと
TGG48の松本です。
どうにか、このところの強風に倒されないよう頑張っております。
東京は週末花見大会のようです。

3月から3ヵ月間、高崎店の方で広告を出しています。(4月で1周年!)
“春のパンまつり”をまねて“春の高崎まつり”です。
高崎市周辺の皆様、痛みでお困りの方がいらっしゃいましたらご紹介を宜しくお願い致します。
 高崎店 ホームページ    
       加藤先生のブログ




皆さんは自転車エルゴメータをご存知だと思います。

ある時は“エアロバイク”、またある時は“自転車こぎ”と呼ばれているかもしれませんね。

これこれ→


この自転車エルゴメータの使用目的をご存知でしょうか?



私のイメージでは、この自転車エルゴメータは“体力”をつける道具です。

体力向上=全身持久力向上=心肺機能向上です。

わかりやすく説明すると、自転車エルゴメータは心臓と肺を鍛える道具であって、筋力を鍛える道具ではないということです。

正確に言うと、自転車エルゴメータでは心臓の筋肉は鍛えられ(心臓の壁が厚くなるんですよ。)、肺活量が鍛えられ、筋持久力は鍛えられると思います。
しかし、脚を太くするような筋力、“瞬発力”を鍛えるものではありません。
(競輪選手だけは瞬発力を鍛えるために使いますが・・・)


このマシーンは、簡単に使われそうですが、実は心臓と肺に負担がかかり易いので注意が必要なマシーンです。




かつて私が勤務していた大学病院では、整形外科の患者さんであっても自転車エルゴメータを行う時は、医師監視のもと患者さんに心電図をつけてもらい、心電図上に異常が出ないかどうかチェックしてから行うように決められていました。




ただし、これはペダルに負荷をかける時の話です。
つまり、自転車エルゴメータをこぐ重さを重くすればするほど、心臓と肺に負担がかかるということです。


その人の“体力”は、負荷をかけて自転車をこぐ時の酸素摂取量でわかります。
酸素摂取量とは、その運動時に体がどれだけの酸素を使っているかを表した量です。(特殊な機械で測ります。)



この酸素摂取量は“脈拍”(心拍数)と相関がありますので、一般的には脈を測ります。


安静時の脈拍と、一定の負荷をかけた運動時の脈拍を比較するとその人の体力がわかるのです。

体力のない人は、一定の負荷(ペダルの重さを重くする)をかけた運動をすると、一気に心拍数が増加します。
一方、体力のある人はそれほど脈泊数は増加しないのです。




ちょっと難しい話になりましたが、何が言いたいかというと・・・。


自転車エルゴメーターは心臓に負担がかかり易い危険性を秘めたマシーンなので、皆さんが使用するときは負荷(ペダルを重くする)をかけないで行なって欲しいのです。



軽い力でこげるようにすること。



皆さんが自転車エルゴメータを行うときの目的は、股関節の可動域の維持と股関節の関節内の循環を良くすることです。


決して負荷を強くして筋力を鍛えることが目的ではありません。


また、自転車エルゴメータを行うには、股関節の屈曲(曲がり)の角度をかなり必要としますので、股関節の曲りが硬い人にはむいていないマシーンです。



気軽にできるマシーンだけに、くれぐれも気をつけて行なってくださいね。






関西の方、お待ちしています!
松本深圧院新大阪のホームページです!

北陸方面、東海方面の方、お待ちしています!
名古屋・早川先生のホームページ

もちろん、銀座でも皆様を待ちしています!
銀座店のホームページです!



松本深圧院グループの顔です。
松本深圧院グループのホームページです。




変形性股関節症を怖がらないでね




TGG48
としを五歳ごまかしての48歳、松本でした。

森光子さんとうつみみどりさん

2011-06-26 22:05:38 | トレーニングのこと
●ある患者さんが乳癌の手術を受けられました。
その方は、色々な手術法があることを知り、皆さんの参考になればと次のような講演会を教えてくれました。

「KSHS 第1回全国大会  ~乳がん治療の本音を聞く~」2011年7月17日(日) 東京・JR大崎駅下車1分 ゲートシティーホール 午前9時15分受付






森光子さんといえば“スクワット”です。

雑誌などで、スクワットが股関節に良いと書かれていることも多いですが、危険性も含まれていると考えています。
森光子さんのスクワットのことがテレビで紹介された頃は、股関節痛が悪化した方が一時的に増えましたね。


スクワットの運動をするときには、必ず股関節を動かしますし、股関節周りの筋肉にも強い負荷がかかります。

股関節に異常があって、股関節周りの筋肉に異常がある人が、股関節に負荷のかかる運動をしてもいいのでしょうか?

似ている病気である慢性関節リウマチの方には指導しません。





その患者さんの股関節の炎症の有無、股関節の可動域、筋肉の状態(硬さ)を確認したうえでのスクワット指導であれば、まだ納得がいきます。
その判断をしないで、指導された場合は、運動中や運動後の痛みに注意してくださいね。
かえって痛みが増える可能性もあるということだけは忘れないでいただきたいと思います。


スクワットのように、股関節を動かしながら筋肉を収縮させる運動は等張性収縮による運動と呼ばれています。





一方、うつみみどりさんといえば“カチンカチン体操”です。
この運動では、股関節を動かさないで筋肉を強く収縮させられます。
スクワットの等張性収縮に対して、カチンカチン体操のように関節を動かさない運動を等尺性収縮による運動と言います。



私は、皆さんには等尺性収縮による運動のほうが安全であり安心してできる運動だと考えています。
トレーニング指導の嫌いな私でも、関節が正常な方々には「どんどん運動をしてください。」と言います。


関節の状態と運動には、かなり強烈な関係があると思います。


股関節を動かす等張性収縮による運動のほうが「あ~、運動した!」感があります。
しかし、痛みが増える確率も高くなるということも考えたほうが良いと思います。



“痛みを減らそうとして運動をして、かえって痛みが増える”



そういう方はいませんか?





変形性股関節症は、筋肉がどんどん痩せていく病気ではありません!









高崎方面の方、お待ちしています!
高崎・加藤先生のホームページ

吉祥寺に便利な方、お待ちしてます!
吉祥寺・大原先生のホームページ

関西方面、北陸方面、東海方面の方、お待ちしています!
名古屋・早川先生のホームページ



変形性股関節症を怖がらないでね





筋トレを止めたらどうなるでしょう?

2009-12-28 09:10:54 | トレーニングのこと
●クリスマスイブは、隣の『庄屋』のカウンターで独りで野菜炒めを食べとりました。
こんなイブもたまにはいいかも。
たまにね。
●24年前の今日、8年間勤めた整形外科病院を辞めました。
その送別会の時に、長女が生まれました。
この時の気持ちを忘れないで、来年も頑張りまっする!





銀サロでは、筋肉の状態が悪く、筋肉の状態が原因で痛みが出ている方には、筋力トレーニングを中止していただく場合があります。


この時の患者さんの反応は、大きく2つに分かれます。


『筋トレやりたくなかったから、ホッとしました。』というタイプの方。
一方、『それは不安です。』というタイプの方。


一生トレーニングを止めて下さいと言うわけではありません。
筋肉の状態が、筋トレができるまで回復したら、方法を考えながら再開できるのです。


以前、筋トレで腰椎の圧迫骨折を起こしたことがあるにもかかわらず、筋トレをやめられない方がいました。

筋トレを止めたら、どんどん筋力が落ちていくようで不安なんでしょうね。


この病気は筋力がどんどん落ちていく病気ではないし、皆さんが生活する上ではそれほど筋力は必要としません。

もちろん、筋力はあった方がいいのですが、筋トレにて痛みが増すと、股関節が十分使えなくなって逆に筋力が落ちるんです。

筋肉が病気になること自体も筋力を低下させます。(筋力はあっても筋力が発揮できない。)


股関節が痛むから筋トレしよう!は間違いです。
股関節が痛まないから、筋トレをするのです。



できるだけ筋肉に痛みが無い正常な状態にして、日常生活で動けるようにすること。

これが筋トレの基本だと考えます。


皆さんの筋力低下は、動けないため、脚をかばうために発生した筋力低下ですから。



この年末・年始、少し筋肉を休ませてみてはいかがでしょうか?






今年も1年間お世話になりました。
皆様が、平穏な年末年始を迎えられますように祈ります。




●只今来年2月大阪開催の『深圧実技研修&開業支援セミナー』受講希望者を募集しています。
詳しくは、こちらをご覧ください!(1月15日締切)



変形性股関節症を怖がらないでね



初めての方、お待ちしてます!
吉祥寺・大原先生のホームページ
名古屋・早川先生のホームページ




中殿筋のトレーニング・・・こんな考え方もあるんですよ。

2009-11-25 12:15:31 | トレーニングのこと
●只今来年2月大阪開催の『深圧実技研修&開業支援セミナー』受講希望者を募集しています。
現在柔道整復師の先生が1人決まっていまして、あと1人決まり次第開催を決定させていただきます。
募集は6名(残5名)で、来年1月15日が最終締め切り予定です。
場所は、大阪市・難波のザ・なんばタワー1階です。
詳しくは、こちらをご覧ください!
関西の先生方、よろしくお願いいたします!






筋肉の両端は骨にくっついています。
筋肉には始まり(起始:きし)と終わり(停止:ていし)があります。

下図のように、中殿筋の起始は骨盤(A)で停止は大腿骨の大転子(B)です。



一般的な中殿筋のトレーニングは、下図のように横に寝て行いますね。
この時は、骨盤が地面に着いていて、脚は地面に着いていません。

この時のトレーニングでは、脚が上に挙がります。
脚を上に挙げる時には、中殿筋のB点がA点に近づきます。
この時、股関節も30度~40度くらい動きます。




このトレーニングと同じ効果をもたらすトレーニングがあります。
このトレーニングでは、中殿筋のA点がB点に近づきます。

同じ中殿筋のトレーニングでも、B点がA点に近づく方法と、A点がB点に近づく方法があるんです。



それでは、A点がB点に近づくトレーニングについて見てみましょう。↓



この方法では、脚は地面に着いています。
骨盤はどこにも着いていません。
片足で立っている状態です。


普通、片足で立つと、図のように骨盤は挙がって傾いてしまいます。
それでは困るので、中殿筋のA点がB点に近づくことにより、骨盤を水平に保つのです。

これができない方は、骨盤が傾く結果、肩が横に揺れます。


このように、A点がB点に近づく様なトレーニングもあるんです。


これが“患側荷重法”です。
患側荷重法を行う時は、肩を水平(=骨盤を水平)にすると、中殿筋が働くわけです。
この方法だと、股関節を大きく動かさなくてもいいし、筋肉の収縮力も強く出ます。


私は、股関節に安全な筋力トレーニング法だと考えています。





変形性股関節症を怖がらないでね



吉祥寺・大原先生のホームページ

名古屋・早川先生のホームページ


銀座1丁目・当店のホームページ■  ●予約はこちらから  ●お問い合わせはこちらから

股関節安心安全トレーニングの開発じゃ!!

2009-09-26 00:01:09 | トレーニングのこと
●鹿児島では、施術の合間に鹿児島内の理学療法士海老原先生の深圧実技チェック&指導を行っています。
随分上達していす。
後日再び紹介致します。



以前から股関節に安心安全な筋力トレーニングを考えて記事にもしてきた。


もう、1年前になる。
ある患者さんがピラティスを始めてから歩行が調子良くなったと言う。
理論的にも納得いくのでその患者さんと一緒にレッスンを受けてみることにした。

その場で、予約をストップできる日を選び、そこには予約を入れないよいに予約表に斜線を引いた。




この患者さんとはもう8年の付き合いになる。

ある時期、調子がいいので、ある専門施設で筋力トレーニングを始めた。
スクワット、脚挙げ・・・私でもきつ過ぎるようなメニューをこなしていた。
それなりに筋力が付き、階段昇降も楽になった。

しかし、ある時かなりの痛みが出たので、そのトレーニングを止めた。

股関節を大きく動かし、身体の表面にある大きな筋肉を鍛えてきた結果だった。


その後、身体の深部の筋肉(特に胴体の内部)を鍛えられるピラティスに代えてトレーニングを再開していた。



私も身体に鞭打って、宮川先生とその患者さんと一緒に今年3月始めにピラティスのレッスンを受けた。
この事は3月11日の記事にも書いた。



工夫次第では『股関節患者さんの為の、史上最強の安心・安全筋力トレーニング法』になると確信した。


案をまとめて、ピラティスの先生と打ち合わせの段階になった。

その先生は元看護士さんで、私との会話の中では、筋肉に関するかなりの専門用語を英語で話していた。

ピラティスのレッスン内容もかなりレベルが高いように感じました。
何よりも先生の体型がレベルの高さをあらわしていました。


その為か、その先生は超忙しい方で、私と会うスケジュールがなかなか決まらなかった。

7月から調整を始めたが、8月も9月もうまく合わなかった。


先日、やっと会える日時が決まった。


10月2日の夜。

ここで一気に話をつめて、DVD化しようと思う。


やっと、やっと前に進みました。
1年かかったよ~。


今後は皆さんの専属ピラティス講師になって欲しいとお願いしています。

忙しい先生だから、どうなるかわかりませんが、10月2日には、もう一度お願いします。


今後の展開をお楽しみに!!




変形性股関節症を怖がらないでね


お決まりの言葉のウソ?9

2009-07-07 04:50:32 | トレーニングのこと
「脚をかばいなさい。」


その方は2007年3月に初めて銀サロに来られました。
とにかく、痛い方の脚(左脚)にほとんど体重がかけられない状態でした。
原因は左股関節外側と殿部の痛みと、左脚の筋力低下でした。

銀サロを出ると、片方にスワニーのウォーキングバッグを持ち、片方で壁につかまってエレベータに向かっていました。
自力では通えないため、ご主人が仕事が終わってから自動車で送り迎えをしてくれました。
その為、毎回午後8時以降の開始となり、終わると午後9時半くらいになりました。

自宅でのトレーニングとして指導したことは、左側に体重をかけることのみでした。

そんな施術が月2回、1年間続いた2008年3月に、左足での片足立ちが右膝を左脚につければどうにかできるようになり、自転車に乗れるようになりました。

歩行はスワニーのバッグのみで安定し、杖歩行の可能性が出てきました。


その年の春、ご主人が単身赴任となったため、ひとりで電車に乗って通わなくてはならなくなったんですが、どうにかひとりで通えるまでになりました。


自宅でのトレーニング指導は、相変わらず左脚に体重をかけることのみでした。



2008年秋、殿部の痛みはなくなり、左足のみで立てるようになりました。

また、今年の春頃から、股関節外側の痛みはほとんどなくなってきました。

そして現在、屋内は杖なしで綺麗に歩けるようになりました。
銀座駅から銀サロまで歩いて来れるようになっています。

まだ、スワニーのバッグを使っていますが、T字杖歩行はかなりスピードが上がって来ました。

現在は月1回通っています。


元々痛かった右足の痛みはありません。
左脚もほとんど痛みはありません。


この2年間、よく頑張られたと思います。

時間はかかりましたが、ゆっくりゆっくり改善してきました。

この2年間、指導したことは“左脚に体重をかけること”のみでした。



今後は杖歩行へと進め、うまくいけば杖も外せる可能性が出てきています。
歩行量が増えてきているので、筋力も順調につくことでしょう。

あとは、本人に“歩行への自信”がつくというか“歩行に不安が無くなる”と杖なし歩行も可能だと考えています。



“股関節痛は3年くらいで落ち着くこともあります。”
という加藤先生の言葉を信じて、ひたすら左に体重をかけるトレーニングを積んできたこの2年間。


大きな山は乗り越えたと感じる。



もしも、「脚をかばいなさい」で過ごしてきたら、骨も筋肉も強くならなかったことは確実である!






変形形性股関節症を怖がらないでね



お決まりの言葉のウソ?8

2009-07-04 02:04:01 | トレーニングのこと
『脚をかばいなさい。』


その方は6年前に右股関節が痛くなりました。

病院に行くと、『骨がボロボロにならないうちに手術した方がいい。』と言われました。

手術を受けようかと悩んでいるうちに、痛みは徐々に改善してきました。
しかし、以前言われた『骨がボロボロにならないうちに…』という言葉が頭から離れず、別の先生の元で右足の手術を受けようと決心しました。

ところが、その先生は『調子が良さそうだから、様子をみたら。』と言ったそうです。

ところが、その半年後から、反対の左足が痛くなり、様々な治療を受けるも、だんだんと痛みは強くなっていきました。

そんな時ある雑誌に、警察病院の亡き加藤先生の記事を目にしました。

そこには次のように書かれていました。。

『変形性股関節症による痛みは3年くらいで落ち着く人もいます。』

その方は、右足の経験もあったため、その言葉を信じました。

しかし、痛みは強くなるばかりでした。

そして2006年末に雑誌『安心』を見て私のもとを訪れました。

初回の施術のあと、左足に体重をかけようとしても、全く体重がかけられませんでした。

初回の施術後に、患側(悪い方の足)に体重が全くかけられない方は初めての経験でした。

その後、患側に体重をかけること(患側荷重法)を中心とした施術が2年間続くことになるのです。

つづく


変形形性股関節症を怖がらないでね