股関節痛は怖くない!~変形性股関節症の新しい考え方

変形性股関節症の常識には間違いが多く、怖さを抱えている人が多い。
常識の間違いを理解して人生を楽しみましょう!

発見12 股関節の中と外

2019-06-06 09:03:19 | 股関節の基礎

発見の最終弾!

第一章の終わりです。


🍓変形性股関節症による様々な症状の原因が股関節の中にあるのか、それとも股関節の外のあるのかという考え方は非常に重要な考え方です。

例えば、股関節痛の原因が股関節の外にあった場合、レントゲン写真を主体とし股関節の中だけを見る診察を行うことは矛盾します。

同様に、股関節痛の原因が股関節の外にあった場合、レントゲン写真を主体とし股関節の中にヒアルロン酸を注射することも矛盾します。

 

逆に、原因が股関節の中にあった場合、筋肉だけの治療だけに頼ることは矛盾します。

 

非常に重要なことは、まず最初に変形性股関節症による様々な症状の原因が股関節の中にあるのか、または股関節の外にあるのかを区別する診療が行われることです。

全ての原因が股関節の中にあると考えることや、逆に全ての原因が股関節の外にあると考えることは患者に精神的・肉体的苦痛を与えるだけです。

 

原因がAとBの2つ考えられる場合、まずは、その原因のAに対する治療を行い結果をみます。

原因Aの治療で効果が表れないときは、原因Aの治療が不十分だったと考えるか、原因はBである確率が高まったと考えます。

更に、原因Aに対する治療を行っても効果が無い時は、原因がBであると考え原因B に対する別の治療を試みればいいのです。

 

このような方法で、真の原因を追究する作業を診察と呼びます。

レントゲン写真を見るのではなく、患者を診るということです。


この診察が不十分だった場合、誤った治療がなされる可能性が高くなります。

原因Aに適した治療法と、原因Bに適した治療法は全く異なることが通常だからです。


私達は、股関節の中の治療はできませんので、深圧では股関節の外にある筋肉が原因であるという前提で施術します。

その深圧後に徐々に改善が見られれば、股関節痛の原因は筋肉であると確定し深圧を継続します。


深圧で効果が無かった時は、他の筋肉が原因かもしれないと考え、深圧のプログラムを変更します。

様々な筋肉への深圧でも股関節痛が改善されない場合は、股関節痛の原因が股関節の中にあるだろうと考えます。

その場合、股関節内の炎症が原因の確率が高いと考えます。

しかし、股関節内の炎症も時間と共に改善するものです。

このタイミングで、患者が手術を望まないのであれば、炎症の改善を待ちながらその方の機能低下をできる限り悪化させないように尽力しています。

このタイミングで手術を望む方もいますので、その方に最も適した病院を紹介しています。


一方、病院では股関節痛の原因が関節の中にあるという前提で股関節内に麻酔薬を注射すれば原因を見分けられますが、このような診察を行う病院はほとんどありません。

このように、股関節痛の原因が股関節の中にあるのか、股関節の外にあるのかを鑑別する診察がもっと広がるべきだと思うのです。


そして、原因を明確にして、その原因に適した正しい治療が選択されるべきです。


 


発見は以上の12になります。

一番最初の方の記事に『変形性股関節症の一般的説明』を書きましたが、私もかつてはその説明のように考えていました。

その考えは12の発見によって明らかに変わりました。

そして、私達独自の考えに至りました。

その考え方はこの本の一番最後にまとめようと考えています。

12の発見は、常識的に考えられることが殆んどでした。

また、痛みの経過表は患者自身がつけたもので、その表には多くの真実が見つかりました。


今後、本の内容は12の発見に関する具体的な知識の説明へとつながっていきます。


 

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発見11 レントゲン写真の見方

2019-06-04 09:43:03 | 股関節の基礎

発見11弾! 残りあと1つです。


🍓病院勤務時に、変形性股関節症患者のレントゲン写真を見ることは非常に多かったです。

その時は、手術前後のレントゲン写真の比較と、手術後のレントゲン写真を見ることが多かったように思います。

 

もちろん、骨には治る力があり、治すために形を変えることがあることなど全く考えずに、ただ変形の状態や手術後の状態を眺めていたように感じます。

 

股関節とは、骨盤側の骨と大腿骨で作られる関節です。

従って、最近では骨盤側の骨と大腿骨との間の隙間だけを見るようになりました。

この隙間以外の場所に大きな変形があろうがそこは股関節ではないので大きな影響力はありません。

 

このようなの発見は、レントゲン写真の見方を大きく進歩させてくれました。

 

皆さんのために、もう一度説明します。

皆さんが診察時にレントゲン写真を見せられた時に見るべき点は、骨盤側の骨と大腿骨の隙間だけです。

その隙間はできれば5~7mmくらいあればいいのですが、実は1mmでも何も問題ありません。

ですので、隙間の幅が重要なのではありません。

一見、骨と骨が当たっているように見えても問題はありません。

一番重要なのは、骨盤側の骨と大腿骨側の骨の縁のラインがはっきりと見えることなのです。

 

 

骨の縁のラインが途切れ途切れの段階は、まだ骨が修復を行いつつある段階で、炎症が残っている段階です。

その後、骨の修復が進み骨の縁のラインははっきりと見えてきます。

骨盤側の骨の縁のラインと、大腿骨側の骨の縁のラインの2本がくっりきと繋がって見えたなら、骨の修復はほぼ終わっています。

骨の修復が終わると、炎症は無くなり変形はストップし、股関節痛は改善方向に向かいます。

 

レントゲン写真の見方は実に簡単です。

皆さんは、病院で撮った自分のレントゲン写真を病院から貰うようにしましょう。

非常に重要な自分の身体のデータですので、経過が追えるように定期的なレントゲン写真を保管しながら、自分のレントゲン写真を見るようお勧めします。

 

骨は治ることを頭に置いて、骨盤側と大腿骨側の2本のラインを見ていると、骨の変化が良く見れるようになると思います。

このようにして、自分のレントゲン写真を見ることも、自分の股関節の経過を知る重要な手掛かりとなります。

私は、いまどの段階にいるのかを考える指標になります。




 


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発見10 筋力トレーニングの罪

2019-06-02 22:27:47 | 股関節の基礎

発見第10弾!  ぷっしゅうう~


銀座店田山院長のYouTubeがわかりやすいと評判ですね。

もう、ブログの時代じゃないのかなぁ・・・でも書きます!



🍓多くの患者の経過からわかったことは、股関節痛は炎症と筋肉の異常によって起こるということでした。

炎症に筋力トレーニングは効果的だと思いますか?

皆さんが関節を捻挫したとします。

その関節が腫れて炎症をお起こしている時に、皆さんはその関節の筋力トレーニングをしますか?

きっとその関節は更に腫れあがり、痛みが増すことでしょう。

 

また、筋肉に異常があり痛みを出しているときに、わざわざ筋肉を強く収縮させる筋力トレーニングをしますか?

筋肉は悲鳴を上げてさらに痛みが増すことでしょう。

筋肉の病気という概念が日本でも広がってほしいものです。

 

私は、股関節が正常で筋肉が正常な人には筋力トレーニングを指導することはあるでしょう。

しかし、痛みがある人は何か痛みの原因があるはずです。

まずは、その原因を解決(治療)してから筋力トレーニングを指導するべきです。

 

プロのスポーツ選手は身体が資本です。

従って、ケガをしないように十分気をつけています。

プロのスポーツ選手は痛みがある時に絶対筋力トレーニングを行いません。

更に、痛みの前段階の『筋肉が張っている』状態でも筋力トレーニングは行いません。

 

筋肉が張った状態や、痛みがある時に筋力トレーニングを行うと怪我をする可能性が高いからです。

筋力トレーニングは、痛みや筋肉の張りが無い時に行うのが原則です。

 

私も病院勤務時は、変形性股関節症患者に筋力トレーニングを指導していました。

今は強く反省しています。

これは、発見というレベルの話ではないかもしれません。

 

ごく当たり前の常識にやっと気づけました。

変形性股関節症に対してはほとんど筋力トレーニングは必要ありません。

焦る気持ち、不安な気持ちは十分理解できます。

むしろ、股関節痛により筋力が低下するのが当然な時期もあります。

痛みが取れると、どんどん足に体重をかけられるようになるので、特に筋力トレーニングをしなくても筋力はついてきます。

 

 

 

 

 

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発見9 足をかばうことの罪

2019-05-30 12:09:03 | 股関節の基礎

発見第9弾! 

本を書くって難しいですね。

同じことを何回も書いてしまうように感じます。

この『発見』も本になる頃には5つくらいにまとまってるんじゃないかな?


🍓かつて、変形性股関節症患者に対して「足をかばって下さい。」と指導していた時期がありました。

病院に勤務していた時は、そう信じていました。

 

ところが、筋肉の施術を始めてからは考え方が逆になりました。

 

筋肉は使う量が減れば、使う量が減った分だけ筋肉は痩せます。

筋力は筋肉の太さに比例しますので、筋肉が痩せるということは筋力低下を意味します。

 

足をかばうと筋肉はどうなるのでしょうか?

確実に筋肉を使う量が減りますね?

筋肉を使う量が減ると、足の筋肉は細くなります。

 

つまり、「足をかばって下さい。」と指導することは「筋力を落としてください。」という指導になるということです。

ですので、「筋力が低下した分を筋力トレーニングで補って下さい。」という考え方が生まれるのでしょう。

しかし、足をかばうというのは一日のうちでかなりの時間になります。

長時間の筋肉の損失量を筋力トレーニングでは補いきれません。

ですから、足をかばって筋力トレーニングをしている方々の脚は細くなっているのです。

 

足をかばうと他にも問題点があります。

それは、骨密度を低下させるということです。

骨は体重をかけると新しい細胞ができるようにできています。

足をかばうということは、骨の新しい細胞ができる力も弱めてしまうのです。

つまり、「足をかばって下さい。」と指導することは「骨密度を落としてください。」という指導にもなるということです。

人工股関節の方々にとっても、その骨密度が低下した骨に人工物が固定されていることを考えると重要なことです。


筋力低下を防ぎ、骨密度低下を防ぐのは、足をかばわず足に体重をかけなければならなのです。


では、なぜ足をかばうのでしょうか?

それは、股関節痛があるからです。

また、専門の先生から「足をかばって下さい。」と指導されているからです。

さらに、レントゲンを見せられて足をかばうように指導された患者には足に体重をかけることへの不安や恐怖心が芽生えることが多いからです。

 

もし可能なら、足をかばわずに体重をかけましょう。

 

変形性股関節症は筋力が低下する病気ではありません。

足をかばうから筋力が低下するだけです。


足をかばって細くなった筋肉と骨を強くするのは、まずは足に体重をかけることを試みることです。

筋トレではなく、カルシウムを多くとることでもありません。

 

遅くはなりましたが、この常識的なことを発見できました。

この発見は、私の筋力トレーニングに対する考え方を大きく変えました。

 

 

 

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発見8 治療法は手術以外にもある

2019-05-28 09:03:14 | 股関節の基礎

発見第8弾!  いったい弾は何発あるのでしょうか?

パンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパン。


🍓かつて私が勤務していた大学病院は、当時日本でも有名な股関節専門の医師がいた関係で、股関節の手術数が非常に多い病院でした。

従って、私は術後の患者のリハビリテーションを担当することが非常に多かったです。

 

そのような環境にいると、変形性股関節症患者は手術するのが当然というような考えを持っていたように感じています。

その時は、手術をしないで他の治療法を試みることなど考える余地もありませんでした。

そして、退院していった患者のその後の経過を知る機会もほとんどありませんでした。

 

病院を辞めて、多くの患者さんの股関節痛の原因を追究しているうちに、治療法は手術以外にもあり、あくまでも手術療法は最終手段であると考えられるようになりました。

常識的に考えると、他の病気に対する考え方と一緒ですね。

私は、手術することには患者さんが望めば賛成の考えです。

しかし、手術の前に他の治療法を選択してみることは有意義なことであり、もしもその後手術を受けることになったとしても大変有意義な結果をもたらすと考えています。

 

レントゲン写真と股関節痛が一致しない限り、必ず股関節痛の原因は他にもあり、他の原因に対する治療法は必ず存在します。

 

その治療法とは、今まで主に指導されてきた筋力トレーニングの事ではありません。

 

その答えを、多くの患者が私に教えてくださいました。

 

変形性股関節症による股関節痛の考えられる原因はひとつではありません。

それら原因一つひとつに異なる治療法があるわけですから、治療法は手術以外にもあることになります。



この発見をもたらしてくださった多くの患者には感謝意外に言葉が見つかりません。

ありがとうございました。

 

 

 

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発見7 原因を追究することの重要性

2019-05-26 08:44:02 | 股関節の基礎

仙台から、発見第7弾!  スッポン!

 

🍓理学療法士の学生の頃、患者の問題点を探り、その問題点の原因を追究することを厳しく学びました。

 

例えば、股関節痛という問題点があるとします。

股関節痛を起こす原因はいくつか考えられます。

もしも、その原因が2つ考えられるとします。

すると、まずは診察にてその原因を1つに絞りこまねければなりません。

2つの原因にはそれぞれ別の治療法があります。

ですので、原因を1つに絞り込むことが重要なのです。

 

この時、一つに絞り込んだ原因の予測は間違っていても仕方ないものです。

もし間違いなら、もう一つの原因が真の原因となる確率が高くなったということにもなります。

 

股関節痛という問題の原因を、問診、レントゲン検査、触診、視診、測定などでひとつに絞り込む作業を診察と言います。

そして、その原因に適した治療法がなされるわけです。

その結果、効果が出れば診察で得られた原因が真の原因といえるでしょう。

 

仮に、レントゲン写真のみでの診察となった場合、原因を骨と軟骨にしか求められないでしょう。

痛みというのは神経で感じるものです。

従って、筋肉、靭帯といった神経のある組織にも原因となりえる可能性があります。

ところが、レントゲン写真のみの診察ではレントゲン写真には写らない筋肉や靭帯を見落とすことになります。

 

股関節痛という問題点の原因としては筋肉も靭帯も可能性があるのです。

診察で筋肉や靭帯は股関節痛の原因ではないと否定できない限り、股関節痛の原因が骨と軟骨にあるとは言えないのです。

 

レントゲン写真によって、股関節痛の原因が骨や軟骨であると判断した場合、治療法は手術ということになってしまうでしょう。

もしも、股関節痛の真の原因が筋肉にあった場合、治療法は手術ではありません。

従って、レントゲン写真だけの診察法には欠陥があるのです。

 

様々な問題点に対する原因はいくつも考えられるものです。

その真の原因を追究するしつこいほどの診察が医療従事者には求められるのです。

 

この真の原因の追究は、医師も理学療法士も他の施術者にも可能で、その為に学生の頃に様々な診察法を学んでいるのです。

私も神ではないので、真の原因を見誤ることはあります。

そんな時は、次に考えられる原因に対する治療や指導を行うようにしています。

それでも結果が出ないときは、その次に考えられる原因に対する治療や指導をするように心がけています。

 

この原因の追究は、改めて発見したというものではないかもしれませんが、原因の追究が非常に重要であることを改めて発見したように感じています。

考えられる原因がひとつということはあり得ません。

そして、それぞれの原因にそれぞれの治療法があることを考えると、レントゲン写真だけの診療法には怖ささえ感じます。

 

 

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発見6 自己治癒力の存在

2019-05-23 11:35:40 | 股関節の基礎

発見第6弾! ガツン!

 

🍓人体の各組織は病気になったり損傷を受けた時自己治癒力が働き治ろうとします。

この自己治癒力は生きている限り誰にも存在します。

 

ところが、変形性股関節症になると、急にこの自己治癒力が存在しないかという診察と治療が行われます。

いったい自己治癒力はどこに行ってしまったのでしょう?

その根本には、『変形性股関節症は進行性である』という思い込みがあると考えられます。

また、変形が始まる初期の頃には炎症の力が自己治癒力を上回るため、一見自己治癒力が働いていないように感じるものです。

自己治癒力によって炎症の程度が弱まってきた時、自己治癒力が炎症の力を上回り症状の改善が見られるようになるのです。

 

できれば、変形性股関節症の発症は避けたいものです。

しかし、発症してしまった以上皆さんの身体は自己治癒力を働かさなければなりません。

レントゲン写真の画像、筋肉の状態、炎症の程度、それら全てにも当然自己治癒力は働くものです。

実は、股関節痛の原因となる炎症も自己治癒機能の一つなんですね。

 

皆さんは、この自己治癒力を信じることが非常に重要です。

そうしないと、どんどん悪化する怖さに心が押しつぶされてしまう可能性があります。

 

多くの患者の長期経過を観察すると、骨も軟骨も筋肉も炎症も自己治癒力によって治ることが確認できます。

これも医学的常識というか誰が考えても常識的なことなのですが、私にとっては大きな発見でした。

 

 

 

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発見5 個人差は予想以上に大きい

2019-05-21 18:32:19 | 股関節の基礎

発見第5弾! ドン!


🍓先に変形性股関節症の一般的な説明を書きましたが、この内容はほとんどの人に当てはまらないでしょう。

それは、変形性股関節症という病気が皆さんが思う以上に個人差の大きな病気だからです。

その個人差は以下のような条件で一人ひとり大きく異なってきます。

 体質の違い

 骨の質の違い

 筋肉の質の違い

 経過の違い (一人ひとりの歴史)

 時期の違い

 原因の違い

 病気(基礎疾患)の違い

 生き方の違い

 股関節の病型の違い

まだまだ挙げればきりがないかもしれません。

骨や筋肉を含めた体質の違いは予想以上に個人差が大きいです。

また、変形性股関節症という病気は結果の診断名であり、原因となる元の病気はいくつもあるものです。

診断名は変形性股関節症という大くくりの病名ひとつだけなのですが、原因となる病名が異なることにより経過に大きな差があるのです。

 

従って、治療法や指導法は一人ひとり異なるはずです。

一人ひとりに対して異なる医療を行うことは、オーダーメイド医療とかテーラーメイド医療と呼ぶ先生は少ないですが存在します。

しかし、多くの先生方はいまだに『変形性股関節症はまずは筋トレを行って、それでもダメな時は手術になります』というワンパターンな治療法や指導法を行っているのが現状です。


もちろん、手術後の状態にも個人差が大きいのです。

 

従って、多くの書物に書かれていることや指導法等は、ある方には効果的でも別の方には逆効果ということが非常に多いのです。

 

また、自分の状態を他の患者と比較することにはほとんど意味はありません。

他の方に効果があったから、私も真似てみようとすることにも危険性が伴うということです。

集団への指導法と個人へのパーソナル指導法の違いのようなものです。

 

問題は、そのような個人差を踏まえて、各個人個人に合った治療や指導ができる医療従事者が非常に少ないということです。

とにかく、治療法や指導法がワンパターンであることが大きな間違いなのです。

是非皆さんも個人差が大きいことは肝に銘じて頂きたいと思います。

多くの患者に接して、それぞれの経過を見させていただいたことにより、個人差が予想以上に大きいということが理解できたことは非常に意味のある発見でした。

 

 

 

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発見4 経過を知る重要性

2019-05-18 13:48:32 | 股関節の基礎

発見第4弾! ドッカ~ン!


🍓病院の初診時にレントゲン写真の結果で変形の程度を指摘され、手術の話をされる方が非常に多いと感じています。

最悪の場合、初診時に手術日の予約まで話を勧める先生もいます。

 

これは大きな間違いだと考えとぃます。

初診時のレントゲン写真は、現在の骨の状態を把握しているだけのものです。

変形があるにしても、その変形がいつ始まってどのような変化を遂げてきたのかを知らない限り、未来は予測できません。

『どんどん進行する』と考えている先生が多いので変形が悪化する話をされると思います。

ところが、初診時のレントゲンだけでは未来は予測できません。

せめて、現在のレントゲン写真と半年後くらいのレントゲン写真を見比べて骨が変化しているのかを知る必要があります。

 

重要なのは骨の変化を知ることです。

もしも、上記の患者が子供の頃から現在の変形があったとしたらどうでしょうか?

骨は子供の頃の変形状態から変化ないのに股関節痛だけ出ているということもあります。

この場合、筋肉の施術だけで機能や能力が飛躍的に改善する可能性が高くなります。

実は、子供の頃に股関節に違和感のあった方の場合、このようなケースも多いのです。

 

過去のレントゲンが無い場合は、未来のレントゲン写真と現在の写真を比較するべきです。

 

このように、経過を見ることは非常に重要です。

 

先にも書きましたが、股関節痛の経過はおおむね放物線状に経過します。

子供の頃に既にこのような経過が起こっていた方もいるということです。

子供の頃は何ともなく、大人になってから股関節に違和感を感じた方々でも、経過の長い方は既にこのような経過が起こっている方もいます。

私は皆さんを診る時に、皆さんが現在この放物線状のどこにいるのかを判断するようにしています。

現在ピークに向かっている段階なのか?

すでにピークは過ぎているのか?

もちろん、一回だけで全てわかるわけではありません。

初回の深圧の結果を確認することは非常に重要です。

また、股関節痛が出始めて何年経過しているのか?

子供の頃の股関節の状態はどうだったのか?

等も考慮すれば、数回の施術後結果にてほぼ判断できるものです。

 

また、深圧を受けたことが無くこの本を読んでいる皆さんにとっても、今私はどの段階にいるのだろうかと考えることができます。

 

そして、現在の自分がどの段階にいるのかを把握することが非常に重要です。

 

私が大学病院に勤務していたころは、残念ながら患者と長期間お付き合いすることができませんでした。

従って、このような考えは全くありませんでした。

病院を辞めて、患者と長期間お付き合いできるようになったことで経過を知ることの重要性を発見できました。

よく考えると当たり前の事なのですが、病院ではなかなか実現できず気づけなかったことだと感じています。

 

病院のスタッフで、患者を長期的に経過観察できるのは診察を行う医師だけです。

 

 

 

 


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発見3 変形と股関節痛の不一致

2019-05-16 00:00:17 | 股関節の基礎

発見の第3弾!


🍓レントゲン写真と股関節痛が一致すると考えている医療従事者は非常に多いです。

私も、病院勤務時には漠然とそのように考えていました。


しかし、多くの患者と接しているとレントゲン写真での変形の程度と股関節痛の程度が一致しない方は非常に多いです。

例えば、レントゲン写真では変形が無くても股関節痛が強い方がいます。

一方、レントゲン写真では変形が重度であっても股関節痛が無く歩けている方もいます。

 

病院の先生方はこのような患者を必ず診たことがあるはずです。

その診察時に「そんなことはあり得ない」とか「おかしいなぁ?」と首をかしげることがあると聞きます。

本来は「おかしいなぁ?」ではなく、レントゲン写真と股関節痛の不一致が起こる原因を考えないといけないのです。

そのように考えるとある答えが導き出されると思います。


股関節痛の経過を見ていると、股関節周りの筋肉に対する深圧を始めるとどんどん良くなる方がいました。

このような方々は、筋肉だけに問題があったのだろうと推測できました。

一方、股関節周りの筋肉に対して深圧を行っても効果が持続しない方々もいました。

このような方々もやがて股関節痛はピークを過ぎると深圧の効果がどんどん出てきます。

 

後者の方々には、筋肉の問題以外に他の原因があるだろうと推測できます。

 

そして、股関節痛の経過が進行的な右肩上がりだけの経過ではなく、放物線状の経過を示すことから考えると、これは炎症の経過であるとの結論に達しました。

股関節内の炎症の程度と股関節痛は比例します。

変形性股関節症による股関節痛の原因のおおもとが炎症であると考えると、全ての事が説明できるし、何よりも股関節痛の経過が炎症と同じ放物線状をたどるという常識的な真実が決定的となる発見でした。

 

病院ではレントゲン写真を主体とした診察が行われることがまだまだ多いです。

これは、変形と股関節痛が一致するという考え方に基づいて行われていると考えられます。

ところが、患者の長期経過を調べると、主にレントゲン写真で変形の程度を確認する診察では誤診の可能性があると感じています。

炎症はレントゲン写真に写りません。

レントゲン写真に写らない炎症が股関節痛のおおもとの原因だということにより、変形と股関節痛との不一致理由がわかり意味のある大きな発見だったように感じいます。

 

 


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発見2 変形は治る

2019-05-14 14:07:08 | 股関節の基礎

発見の第二弾!


🍓骨は治ります。

変形は治るのです。

骨には治る力があるからです。

これは人体の常識です。

 

変形という言葉は悪者のような印象を持ちます。

一般的に、変形は無秩序にどんどん悪化するものと考えられていることがそのような印象を与えていると思います。

 

ところが、患者の長期経過の中でレントゲン写真の変化を見てみると、骨が治っていく過程がはっきりと見られます。

レントゲン写真とは不思議なもので、見る人の考え方や経験量によって見え方は変わるし、レントゲン写真に写っているにもかかわらず見えないこともあるものです。

 

私が初めて柔道整復師として勤務した整形外科病院では、レントゲン写真の見方を厳しく教わりました。

レントゲン写真の中に骨折が写っていても、『骨折なんか無いだろう』と思ってみると骨折は見落とされることがあります。

もちろん、レントゲンを見る経験量が少ない人には骨折線が全く見えないこともあります。

 

おそらく、『変形は進行する』『変形が良くなることはあり得ない』と考えている先生の目に変形が治っている画像が見えたとしても、その治っている画像は先生の脳には届かないのです。

不思議な話でしょ?

 

変形は時間と共に治るのです。

常識として、人には骨を治す力があります。

ひどい骨折をしても、時間の経過と共に骨は修復して必ず治ります。

少し曲がってくっついてしまった骨折も、時間の経過と共に真っすぐになってきます。

このような常識で考えてほしいのです。

 

変形性股関節症の変形での『治る』とは、骨の形が元に戻ることではありません。

骨盤側と大腿骨側の骨の表面がはっきりとレントゲン写真に写るようになり、変形があるまま治るのです。

 

変形性股関節症による股関節痛の経過図を使って説明しましょう。

 

股関節痛がピークに向かうときに変形は起きます。

一般的にはこの時期を『変形は初期から進行期に向かう時期』と説明されることが多いと思います。

 

問題はその後です。

股関節痛がピークに達し、徐々に股関節痛が改善に向かうと、骨の変化は止まるのです。

そして、変形があるまま股関節痛は無くなり歩き方も正常に向かおうとします。

股関節痛が無ければ、足をかばう必要もなくなるので歩き方も正常に近づくものです。

 

レントゲン写真で変形が治ると考えたとき、変形の『進行期』という言葉より『修復期』という言葉の方が適するし、『末期』という言葉よりは『安定期』という言葉の方が適するということがわかってきました。

 

患者の長期に及ぶレントゲン写真の変化を追うと、股関節痛がピークに向かう間に変形し修復が行われ、修復が終わると股関節痛が改善に向かうとともに骨は治り形が一定のまま変形が止まるという真実を発見することができました。

この真実は、病院勤務時には思ってもみなかった発見でした。



 

 


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発見1 変形性股関節症は進行性ではない

2019-05-09 09:13:04 | 股関節の基礎

20年以上前から始まった様々な発見の始まり始まり~

 

🍓病院勤務時代、私は変形性股関節症は進行性だと教わってきました。

当然、そう信じレントゲン写真を多く見る毎日でした。

 

病院を辞めて、主に筋肉を施術する整骨院(6年間)に勤務するようになってから、その考え方に疑問を持つようになりました。

 

レントゲン上、明らかに変形があるにもかかわらず、筋肉の施術だけで症状がどんどん良くなる方が多くいたのです。

私自身、『変形性股関節症は進行性です』という呪文に支配されていて、患者さんの身体を詳細に調べていなかったことに気づかされました。

 

痛みを訴えている部位を細かく確認して、その部位の触診を行っていると、筋肉を押すことで強い痛みと筋肉の硬さを確認できるようになりました。

その硬くて痛みを出している筋肉をしっかりとほぐしているうちに、股関節痛が改善して歩き方もどんどん改善していくのです。

その効果は一時的ではなく持続的でした。

その効果には驚かされました。

その頃から20年以上経ちますが、手術をすることなく、いまだに股関節痛に悩まされず正常歩行をされている方も何人かいます。

 

一方で、筋肉の施術だけでは症状の改善が難しい方がいることにも気づきました。

この両者の違いは何なのか?

私は、股関節痛の程度に患者自身に点数をつけてもらうことで、患者の長期経過を見てみることにしました。

 

すると、変形性股関節症の経過には2つのパターンがあることがわかりました。

 

パターン1 筋肉の施術を始めるとすぐに効果が出て急激に股関節痛が改善するパターン

 赤丸の時期に深圧を開始 最も痛かった年を100として各年の点数をつけてもらう

 このパターンの方々は、股関節痛の問題が筋肉にだけにあったということを意味しています。

子供の頃から変形があった方や経過の長い方々に多い経過でした。

 

 

 

パターン2  筋肉の施術を始めてもすぐに結果が出ないが、痛みのピークを過ぎると効果が出始めるパターン

 赤丸の時期に深圧を開始

このパターンの方々は、筋肉だけの問題ではなく他にも何かしらの問題があったと推測されることを意味しています。

股関節痛はピークを過ぎると筋肉の施術が非常に効果的となります。

子供の頃は何ともなく、大人になってから股関節痛が出てきたか方々に多い経過でした。

 

 

この2つのパターンからわかったこと。

A、変形性股関節症は、一見進行性に見える時期はあるが、症状がどんどん悪化する進行性ではない。

B、『進行性』と呼ばれる理由は、進行を止めようとする治療がなされていないからである。

 

このB、が非常に重要で、患者さんの経過を追うことによって、変形性股関節症は進行性ではないという発見と共に、『進行性』は医療側が作り出した結果だということも発見できました。


変形性股関節症による股関節痛の経過にはいくつかのパターンはありますが、おおむね次のような放物線状の経過を示すことがわかりました。

確かに前半だけ見ると進行性に見えますが、ピークを過ぎると徐々に改善されます。

多くの患者の長期経過を調べることによって発見できた真実なのです。


 

 

 

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変形性股関節症の一般的説明(第一章)

2019-05-07 09:32:17 | 股関節の基礎
もう2度とはないでしょう10連休が終わりましたね。
皆さん十分に休めましたか?
返って忙しかったですか?
私は6日間休めました。
またバリバリ頑張ります!
 
 
 

🍓日本整形外科学会のホームページで、変形性股関節症は次のように説明されています。(要約)

【変形性股関節症】
◾️主な症状
股関節の痛みと機能障害です。
股関節は鼠径部(脚の付け根)にあるので、最初は立ち上がりや歩き始めに脚の付け根に痛みを感じます。
関節症が進行すると、その痛みが強くなり、場合によっては持続痛(常に痛む)や夜間痛(夜寝ていても痛む)に悩まされることになります。
一方日常生活では、足の爪切りがやりにくくなったり、靴下が履きにくくなったり、和式トイレ使用や正座が困難になります。

◾️原因と病態
患者さんの多くは女性ですが、その場合原因は発育性股関節形成不全の後遺症や股関節の形成不全といった子供の時の病気や発育障害の後遺症が主なもので股関節症全体の80%といわれています。最近は高齢社会となったため、特に明らかな原因となる病気に罹ったことが無くても年齢とともに股関節症を発症してくることがあります。

◾️診断
診断は上記の症状がある場合、単純X線(レントゲン)写真を撮って確定します。
ごく初め(前期関節症)では関節がきゃしゃであったり変形しているだけですが、関節症が進んで初期関節症になると、関節の隙間が狭くなったり(軟骨の厚さが薄くなる)、軟骨下骨が硬くなったり(骨硬化)します。
さらに進行期関節症、末期関節症となると、関節の中や周囲に骨棘とよばれる異常な骨組織が形成されたり、骨嚢胞と呼ばれる骨の空洞ができたりします。
最終的には体重がかかる部分(荷重部)の関節軟骨は消失し、その下にある軟骨下骨が露出します。
問診や診察などのあとで、股関節の可動域制限やX線写真をみて診断します。
必要に応じてCTとMRIなどの検査を行います。

◾️予防と治療
関節は一生に一個しかありませんので、本症と診断されたらまず負担を減らして大事に使うということが大切になります。
初期のうちでしたら、どのような使い方をすると痛みが強くなるか良く自分自身の関節の調子を観察していただき、“日常生活”と“痛みを悪くしない使い方”をよくマッチさせることが大切です。痛み止めの薬を使うことも選択肢に入りますが、できれば調子の悪い時やどうしても負担をかけなければならない時に限定して使うほうが良いと思います。またもし過体重があるようでしたらダイエットも考えてください。心理的抵抗がなければ杖の使用もお薦めします。
一方、痛みがあるとどうしても歩かなくなり筋肉が衰えてしまいますので、できれば水中歩行や水泳(平泳ぎを除く)を週2,3回行っていただくと理想的です。運動療法はその他の方法もありますが、運動療法はどうしても疼痛を誘発してしまう可能性がありますので、慎重に始めて徐々に強度を高めていくことがポイントです。
これらの保存療法でも症状が取れない場合は手術療法を考えます。初期のうちでしたら自分の骨を生かして行う骨切り術の適応ですし、関節の変形がすすんでいる場合は人工股関節手術の適応となります。
以上



この説明は近年少しずつ変わって来たように感じます。

他のホームページや書籍でも、様々な説明がなされていますが、一般的な認識は以下のポイントになると思います。


▪️変形性股関節症は前期→初期→進行期→末期と進行する病期です。
▪️診断はレントゲン写真にて確定します。
▪️痛みの程度に合わせて生活での動く量を調整して、悪くしない使い方を心がけましょう。
▪️痛みがあると筋力が衰えてしまいますので、水中歩行や水泳で筋力の衰えを防ぎましょう。
他にも運動療法を行いますが、疼痛に気をつかて行ってください。
可能なら杖をついて足をかばいましょう。
▪️保存療法でも症状が改善しない場合は、自骨の手術や人工股関節手術となります。


私は整形外科病院に8年間、大学病院に10年間勤務していましたが、この18年間は、私も変形性股関節症は上記のような病気だと信じていました。

ところが、病院を辞めて、筋肉の施術を行うようになってみると様々な発見がありました。

その発見によって、徐々に変形性股関節症に対する考え方が変わっていきました。

次回からは、その様々な発見について説明します。
 
 

なぜか無視されつづけている『病型』

2018-10-05 12:18:56 | 股関節の基礎
いつの間にか秋の雰囲気。
松本深圧院はこの秋で銀座に店を構えて12年が経過しました。
12年前、ひとりで必死に始めた頃のことを思い出します。
この先も何年も続きますので、皆さん応援お願い致します。






🍓今年3月の石井先生(さいたま赤十字病院)と私達との勉強会の中で『股関節の病型』という話が出ました。
ほとんど知られていない情報です。
そこで、6月の股関節シンポジウムでは私の話の中では変形性股関節症の『病型』という言葉だけを取り上げ、石井先生にこの『病型』について説明をしていただきました。

同じ変形性股関節症という診断名でも様々な病気の型があり(これも個人差ですね)、その型が手術後の経過を左右したり、股関節痛の経過を左右するようなんです。
しかし、この『変形性股関節症の病型』についてはネットで調べてもほとんど出てこないほど医学界では無視されているようなんです。

患者さんの予後を左右する貴重な情報なのに、どうしてもっと大きく取り上げられないのか不思議です。



情報が少なく研究も非常に少ないので、詳しくは説明できないのですが、今後患者さんのレントゲンを見ることがあったら、病型についても考察してみたいと思います。

次回の記事でわかる範囲で書いてみますが、情報が少なすぎるのが現状なんです。




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新しい試み 2

2018-07-14 10:58:53 | 股関節の基礎
今年は地震や災害が多くなる年のようです。
『備えて自然体』

負けんでぇ!



6月の石井先生とのコラボ企画は大盛況でした。
当日参加の方も多く、椅子が足りないくらいでした。


私達は手術をしていない方を多く(約75%)診させていただいていますが、手術の話を正しく理解することも重要だと思い今回の新しい試みを行いました。

さて、次の新しい試みですが、事の発端は次のようでした。

石井先生との企画が終わって、ほっとしていた時、ある整形外科の先生からお電話を頂きました。

私の赤い本『股関節はもっともっと長持ちする』を読んで、「非常に考え方が理解できるの、一度松本先生と話がしたい。」という内容でした。
次の日、その先生に電話をしましたら、和歌山市の駅前で医院を開業しているということでしたので「たまたま近いうちに大阪に行きまして時間もありますので、6月25日に和歌山市へ行きますよ。」という返事をさせていただきました。

和歌山は私の出身地ですしいとこが市内で看護師をしているし、たまたま大阪に行く予定になっていたので『これも縁』だと感じ和歌山市に行くことにしました。


その先生は大阪大学出身の整形外科医(元股関節専門医)の坂井学先生で、著書もありましたのでAmazonで取り寄せ、大阪行きの新幹線の中でその本を読ませて頂きました。



びっくりしました!

あまりにも考え方が似ていて、私が良く使う「修復」「炎症」「筋力低下は痛みの原因ではない」「骨の形だけ見ては痛みは取れない」という言葉が次から次へと出てきました。


石井先生との講演会が6月17日、その8日後には和歌山市で坂井先生と会うことができました。

坂井医院にはレントゲン装置が無いのです。
「形だけを見るのではなく、働きを診ることが重要なのでうちにはレントゲンがないんです。」坂井先生はおっしゃっていました。


坂井医院の中で、坂井先生に深圧を行い、テニスボールほぐしを指導してみました。
先生は、テニスボールほぐしを患者さんに指導したいので、その前に自分の体で試したいと言っていました。


その時、「10月7日に患者さんとの食事会があるので、銀座に来て患者さんに坂井先生の考えや体験談を話していただけませんか?」と図々しく話してみました。

坂井先生は10月7日に予定が入っていたのですが、その予定をずらして銀座に来てくれることになりました。
現在、詳細を打ち合わせ中です。


皆さん、10月7日を楽しみにしていてください。
10月7日の午前中は、私たちスタッフと坂井先生で勉強会を行い、その後食事会に向かいます。
食事会の詳細が決まりましたら、できるだけ早くに報告いたします。



これが次の新しい試みです。



ところで、先日和歌山市に向かう前に高野山に行ってきました。

難波駅から初めて南海高野線に乗って行ってみました。

そして、次の日には京都の東寺にも行ってみました。


『身は高野、心は東寺に納めをく』

空海の身にも心にも触れてきました。・・つもり。

高野山も良かったよ。







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