股関節痛は怖くない!~変形性股関節症の新しい考え方

変形性股関節症の常識には間違いが多く、怖さを抱えている人が多い。
常識の間違いを理解して人生を楽しみましょう!

痛みの原因

2009-10-29 01:49:16 | 痛みのこと
●今週末は、“深圧実技研修&独立開業支援セミナー”です。
筋肉の専門家による講演や、中小企業診断士による講演などもプログラムには含まれています。
今回は、静岡・山形・東京・群馬の先生方が参加予定です。

先週末は札幌でしたし。今週末は銀座で研修会。
なかなか休むことができないのですが、ひっじょ~に元気です!

お口くちゅくちゅモンダミン、もやってますよ!




私にとって、骨髄ドレナージ法の考え方は衝撃的でした。

慢性的な骨折があることは分かっていましたが、関節包の中の“水”が、大腿骨の中に入り込み、骨髄の中の圧力を高め、結果として骨の外を覆っている骨膜を刺激する痛みがあるということがわかりました。

骨髄ドレナージ法の考え方は、ほとんどの整形外科では知られていません。

前回の記事の患者さんが通う病院では、ペインクリニック(麻酔科)の治療法の一つとして考えているようでした。


〔骨髄ドレナージ法:ピンを1本挿入して骨髄液を持続的に排出させる。〕






痛みの原因と、皆さんが行う対策についてわかりやすくまとめてみましょう。

下の図で説明します。



痛みを感じる部分は・・・

①筋肉(上図では赤い太線で示しています)
 ここでは4本しか書いていませんが、股関節に関する筋肉は上図のような感じで22本あります。
この筋肉が病気になった時の対応は、深圧での施術であり、らっこちゃんなどによる自己筋肉ほぐしです。
副作用が無く、リスクがほとんど無い方法です。

②関節包内の炎症(上図では黄色で示しています。)
筋肉をほぐしても痛みのコントロールが難しい場合は、2番目にリスクの小さい関節包内の炎症を抑えることを考えると良いと思います。
一番効果的なのはステロイド注射です。
整形外科医の多くはステロイドの使用を躊躇します。
一昔までは、一般的に使っていた先生もいました。
ベテランの先生の中には、今でもステロイド注射を行える先生はいます。
しかし、最近は専門的なペインクリニックで行ってもらえることがあります。

③骨膜の炎症(上図では斜線で示しています。)
この場合の骨膜の痛みの原因は、骨髄内の圧が上がっていることなので、骨髄液を骨の外に出してあげないといけません。
そうすることで、骨膜への刺激が無くなり痛みが軽減する可能性があります。
3番目にリスクの少ない方法として骨髄ドレナージ法を考えると良いのではないでしょうか?



その他に、もちろん“精神的ストレス”も痛みの原因になります。
余計な不安や恐怖を長期間持ち続けないこと。
自律神経に悪影響が及ぶからです。

対策は、このブログを読みまくること、施術時に不安や恐怖を感じていることを具体的な言葉として私達に向かって吐き出すこと(カウンセリング)。
自分の身体の治癒力を信じること。
必要に応じては、心療内科を受診すること。
リスクはほとんどないようですね。


筋肉に関しては、“筋肉の疲労”程度では、休んだり軽い運動で改善することがあるのですが、“筋肉の病気”では、積極的な治療が必要です。

関節包の炎症は、時間と共に自然と改善することがあります。
骨の修復が行われている時は、炎症が出やすいものです。

おそらく、骨膜の炎症も自然と改善することもあるように感じます。


しかし、関節包の痛みにしろ、骨膜の痛みにしろ、痛みが続くのは嫌なもんです。

ですから、少し積極的に治療を試みることもあってもいいのではないかと考えています。



そして、そして、どうしても痛みがコントロールできない時に、自骨手術や人工関節の手術を考えるのが原則でしょう。

もちろん、“その人の生き方”が最優先されるべきなので、早めの人工関節を望む方は、人工関節を行っても良いと思います。
早めに自骨の手術を行っても良いと思います。


股関節治療に正解はいっぱいあるのです。





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骨髄ドレナージ法  ~続報~

2009-10-25 12:53:04 | 手術のこと
札幌行きの飛行機の中で、医療ジャーナリストが書いたインフルエンザに関する記事を読んだ。
次のことが書かれていました。
●新型インフルは弱毒性で、大部分の方は軽症で回復する。
●死亡者の半数以上、重傷者のほとんどにタミフルやリレンザといった抗ウィルス薬が処方されていた。
●タミフルが重症化や脂肪を減らす根拠はない。死亡者や重傷者を増やす可能性はある。
●タミフルと他の薬(解熱剤など)の併用に危険性があると指摘する声がある。
●ワクチンが輸入されることになると、副作用が心配される。
●ワクチンの効果は、感染の予防、重症化の予防には根拠がない。
●予防にはマスクやうがいよりも、口腔ケア(歯みがき)の方が効果が高い。
(口腔内に繁殖した細菌が出す酵素にて、粘膜が弱くなり感染しやすくなるのを防げる)
お口くちゅくちゅモンダミンも、良いのかもしれないね?

いろいろ、情報を集めることは重要かもしれません。








以前、骨髄ドレナージ法について紹介しました。

近々、私の患者さんで初めて骨髄ドレナージ法の手術を受ける方がいます。

その結果については、後日報告します。

この患者さんは、『私の結果を皆さんに公開して下さい。』と言って下さっていますので、手術後に報告をさせていただきます。
長野県の病院の整形外科ではなく、麻酔科で行うようです。



私は、骨髄ドレナージ法の考え方は、十分理解できますので紹介をさせていただきました。


筋肉だけでは、痛みを十分コントロールできない方に適応があるのではないかと考えています。

簡単な手術法であり、リスクが非常に小さいのです。


ただ、この手術を受けてみないと結果はわからないというのが本音です。


私自身、経験が全くないからです。





下の図で、Aが股関節周辺の骨です。
この骨や軟骨には神経がありません。


Bの図で、斜線部を骨膜と言います。
骨を包んでいる膜です。
骨膜には神経と血管が豊富ですので、骨折時の痛みは骨膜の痛みです。
骨膜の関節版が関節包です。




骨髄ドレナージ法は、股関節の下の骨膜の痛みに有効だと言われています。




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カウンセリング・マインド

2009-10-23 12:46:15 | 心のこと
身体が熱いので、半袖Tシャツ一枚で外に出たら、変な目でみられました。
そんな、ちょっと寒い札幌です。
マフラー巻いている人もいました! 



産業カウンセラーの患者さんから、“カウンセリング・マインド”と言う言葉を教えていただきました。

直観的に『この言葉だ!』と感じ、その場で患者さんにお礼を言いました。


カウンセリング・マインドという言葉を、私は“患者さんの言葉にしっかり耳を傾ける心”と理解しました。



この心が治療者には絶対必要ですね。




患者さんの言葉(心)に、しっかりと耳を傾けるというマニュアルを作るのではなく、すでにそのような心を持っている人を仲間にしたいと考えています。


この心は、教育だけでは育てるのが難しいかもしれません。


人間の基本的な性格は遺伝子が関連しているようですので、もともと持っている要素が大きいと思います。

一卵生双生児で、生まれた後異なった環境で育った二人の研究から、環境の違いによって基本的な性格は変わらないということが分かっているようです。




極上の「おもてなし」で有名な、ホテルリッツ・カールトンの人事採用でも、“人格は教育できない!”という考えの下、知識や技術よりも気配り度・感受性の高さ・向上心・自尊心等を見れる採用システムに力を入れています。


生まれた時から、カウンセリング・マインドを持っている人を多く探して行きたいと思いました。




私も、さらに心がけるようにします。



患者さんのこころをほぐすには、大事なことですから。





うちの子の性格には困ったもんだ・・・私の子育てが間違っていたのかしら?・・・と思っている方、そうではありません。

基本的人格は、遺伝子の問題のようですよ。






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神経、なめたらあかんで!

2009-10-21 03:47:26 | 痛みのこと
●札幌の方々には22日夜に最終連絡をいたしますが、札幌着が遅くなりそうなので22時頃になるかもしれません。
札幌、寒そうですね!


私は歯が悪いので歯の痛みの経験は多いです。

上の歯が痛む時、その痛みは頬(ほほ)から目の奥に広がります。
涙が出ます。
歯医者に行くと、麻酔をかけていても激痛が走り、身体が逃げることがある。

歯の痛みは三叉神経(さんさしんけい)の痛みです。

神経って激痛です。



修復性股関節症(変形性股関節症と呼ぶ人もいる)の場合、病院では次のように説明されることがありますね。

「軟骨が減って痛いんです。」
これは嘘ですね。
軟骨には神経がありません。



「軟骨が減って骨と骨がぶつかると神経が挟まれて痛いんです。」


いかにもありそうな話。
「大腿骨の軟骨の下には軟骨下神経があり、それが痛むのです。」

これもいかにもありそうな話。


しかし、骨と骨の間に神経が挟まれる?


激痛でしょ。
並みの激痛じゃないですよ。
痛みのために寝返りもできないかもしれない。
涙を流しながら立っているようですね。
ましてや、歩こうなんてできる痛みではないでしょう。

神経の痛みは、激痛です。


「10分くらい歩くと痛いんです。」
「歩き初めは痛むけど、歩きだすと痛みが無くなるんです。」

このような方が多いと思いますが、これらの症状は明らかに神経が挟まれた痛みではありません。



筋肉でもまれに激痛が出ることはあります。
脚を着こうとすると痛くて脚が着けない。

この症状は一見神経の痛みに似ているのですが、少し時間が過ぎると脚が着けるようになる場合が多い。
痛みが少なくなった時には、挟まれていた神経はどこへ行ったんですか?


これは筋肉が“つっている”時の痛みでしょう。

“こむらがえり”のような筋肉のけいれんが、股関節周りの筋肉に起きた時です。





神経の痛みは涙を伴うくらいの痛みでしょう。
股関節では考えられません。




神経、なめたらあかんで!
神経に怒られるで。
ついでに、岩下志麻さんにも怒られるで。
「神経、なめたらあかんで!」

・・・ほらね。




神経が骨と骨に挟まれるような想像したらあかんで。





ペロペ~ロ!
なめないでね。




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椎間板ヘルニア

2009-10-19 01:31:02 | 施術のこと
日曜劇場「JIN-仁-」が、非常に面白い!
日曜はテレビ三昧ですが、来週は札幌で、再来週は実技研修です。
「JIN-仁-」は見れるかなぁ・・・?



銀サロの片隅にあるこれ。







『これなんですか?』とよく聞かれます。



これは、ストレッチングボードという商品です。


股関節の方には使っていません。



椎間板ヘルニアで、神経の症状が出ている人に対して、坐骨神経をストレッチするために使っています。


以前、股関節患者さんの紹介で、神経症状の出ている高校生が来られました。
最初に見た時は、手術の一歩手前のような姿勢でした。
深圧を行った後、ストレッチングボードを紹介して、坐骨神経のストレッチ法を指導しました。



早速、自宅で購入して、毎日つづけました。


結果的に、姿勢は元の戻り、手術は避けられました。
現在は大学2年生になり、元気に大学に通っています。


坐骨神経伸展術と言いますが、このボードに立ち、膝を伸ばして前屈したまま2~3分程度ストレッチするだけです。


椎間板ヘルニアでは、痛みはほとんど出ません。



問題は、知覚神経麻痺、運動神経麻痺といった“神経症状”が出ているかどうかなんですよ。



神経症状が出ていても、手術は避けられることもあるんですよ。



実は、一昨日も患者さんの紹介で神経症状の出ている方が見えて、ストレッチングボードでの坐骨神経伸展術を指導したんです。


この方もいろんな病院に行っていましたが、やはり病院では薬とシップだけでしたね。



この器具では、もちろん脚の裏側の筋肉もストレッチは出来ます。




銀サロにある道具は、こんな道具だったんですよ。




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人工関節手術後のその後

2009-10-16 00:09:09 | 人工関節のこと
その方から初めてメールを頂いたのは2ヶ月前になります。

人工関節の手術を受けられ、まだ入院中でした。

痛みを取る目的で手術を受けたのですが、手術側のお尻の奥の痛みが取れず、今後の歩行に不安があったため、宮川先生の患者さんの紹介でメールをいただきました。

もちろん、レントゲンやMRIでは骨には異常がないということでした。



その時点で、9月初めに予約を入れて、手術後8週間目で初めての施術を行いました。


●9月5日 初回施術
手術側のお尻の痛み(梨状筋・双子筋)と反対側の股関節前面の痛みを訴えていました。

最大歩行速度 施術前 10mを12.5秒
       施術後 10mを 8.1秒

手術側の深部外旋筋群を中心に施術して、筋トレは一切中止させました。


●10月12日 2回目施術
手術側の痛みはほとんどなくなり、反対側の痛みは全く無くなっていた。

脚を外転すると、まだ手術側の梨状筋・双子筋部に痛みが出るので、その筋群を中心に施術する。


反対側は1年半前に自骨の手術RAOを受けていましたが、歩行の様子(歩容)は綺麗になっていました。

杖なしでの最大歩行速度 10m 5.2秒


手術側に対する不安はなくなっていました。
むしろ、反対側のRAOを行った方の軟骨が減ることを心配したいました。


股関節の軟骨は、体重をかければ減るものではなく、関節面に緩みを出させて軟骨に栄養がいきわたるようにしてあげると、軟骨は維持できることを説明しました。


その為には、短縮して関節に圧迫感を与えている筋群を深圧でほぐす必要がある。


関節が緩んだとき、関節の隙間が広がる方もいましたよね。


強い圧迫が続いた時に、軟骨に栄養が行き届かず軟骨軟化症が起きるから軟骨細胞が少なくなるんですよね。

その経過が、いかにも体重をかけてすり減ったように見えるだけでしたよね。

この違いは、私とジョージ・クルーニーくらい違うんです。





●次回、痛みの程度を確認して、徐々に自信をつけられれば、杖なし歩行での生活が楽にできるようになります。

今回、あまりにもきれいに歩けたので、かなり、かなり、かなり安心しました!




手術後に経過の悪い方はいます。

でもそれは手術の失敗ではなく、手術前や手術自体による“筋肉のこじれ”が原因のことがほとんどなんですよ。





ジョージ・クルー二ー、カッコいいよね~。


くやし~!






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関節はどこだ!

2009-10-14 09:58:52 | 股関節の基礎
大原先生が吉祥寺駅前で開業しました!
ホームページの準備が遅れていましたが、完成しました。
詳細はこちらをどうぞ!
皆さん、よろしくお願い致します。




}『2つの修復パターン』の記事で出てきた図を見て下さい。↓




この図では、脱臼しないように大腿骨頭が“像の鼻”のような修復を行い脱臼を防いでいます。

このレントゲンを見る時、像の鼻の形の様な部分はどうでもいいんです。

問題は、股関節がどこかと言うことです。
動くのは股関節です。


大腿骨側の骨と骨盤側の骨でできた関節だけが動くのです。

像の鼻の形が正常と異なることなんか全く関係ないんです。



上の図で股関節の関節面を見てみると、ほぼ正常です。

その下を見ると像の鼻がありますが、下の方はどうでもいいんです。



皆さんはレントゲンを見る時に全体的な形が、正常とはどのように異なっているかを見るかもしれません。


しかし、重要なことは動く部分、つまり関節面だけを見ることなんです。


股関節を動かしたとき、動くのは関節面だけだからです。


私は主に関節面を見ています。





全体像を見てびっくらこいちゃ・・・イヤッ!




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発表! “あしこり”

2009-10-11 17:03:32 | 筋肉の話
和歌山の山の中でワシも考えた。


小さい脳で考えた。



肩が痛い時の“かたこり”に対して、股関節痛や膝関節痛と呼ばれる痛みには“脚こり”という言葉を使うことに決めよう。


勝手に決まりました。


“脚こり”を広めましょう!



股関節や膝関節周辺には多くの筋肉がくっつき、その筋肉が病気になり痛むことが多い。

その痛みがいかにも“関節痛”のように感じられるんですね。
しかも、その筋肉の病気はレントゲンに写らない。


困ったもんです。



でもでもでも、でもね、膝関節痛や股関節痛の原因が筋肉だと考えられるようになると、いろいろな対策が考えられるようになるんです!



いろいろな自己管理もできるようになるんです!


和歌山でも膝痛を訴える親戚の脚こりを施術し、自己管理法を指導しました。




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なぜ無い!股コリ。

2009-10-09 08:20:58 | 筋肉の話
肩の筋肉がこって痛む状態を肩こりという。

肩がこって痛むと、筋肉のこりをほぐしに行きます。


股関節周りの筋肉がこって痛む状態には名前がありません。

股コリ、尻コリ、ももコリ・・・・。



股関節周りの筋肉がこって痛むと・・・筋肉のこりをほぐしに行けばいいんじゃない?
肩こりや腰痛では、皆さんそうするのに・・・ね。



股関節周りの筋肉がこった状態を『股関節痛』と呼ぶから、関節に注目し過ぎるんじゃない?




なぜ無い! 股コリ!





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あせり

2009-10-07 00:25:27 | 心のこと
●来週の土曜日の夜から車で和歌山に行きます。
名古屋から三重→奈良→高野山から南下します。
沿道でお会いしましょ!
無理か?




様々な情報では、股関節の症状が良くなったケースだけを紹介することが多いですね。

私のブログもそういう傾向はあります。

良いケースを紹介して、それを読んだ方々が「よし、私もこの人を目指して頑張ってみよう!」とか「こんなふうになれるんだぁ、光が見えた!」などと感じて欲しいという願望があって書いています。


しかし、一方で他の人がどんどん良くなっていくイメージの中で、自分だけがおいて行かれている様に感じている方がいらっしゃることも理解しているつもりです。



そういう方は焦ると思います。



なかなか、改善させるのが難しいケースもあるのは事実です。
骨が修復されている途中では、炎症が出ているケースがあります。
その炎症によって筋肉の硬さも出ます。

こういう時期は、悪化させないように心掛けて、時間をかけて改善していこうと考えることが重要だとおもいます。



100%改善できる治療法はこの世には存在しません。
改善できる治療法であっても、なかなか効果の出にくい時期もあると思います。


心の強さの問題、更年期障害(自律神経)の影響、炎症、筋肉、姿勢・・・・痛みの原因は様々です。

しかし、ほとんどの方の痛みは改善できると思っています。
私の力で出来るという意味ではなく、世間にはいろんな素晴らしい先生がいるのです。

焦らず、冷静に自分の身体と向き合って、自分に合う先生を捜し求めていただきたいと思います。


私も出来るだけ効果を高められるように今後も努力いたします。
また、他の素晴らしい先生の情報も、皆さんに紹介できるように収集いたします。


よろしくお願いいたします。





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RAO後のその後、のその後

2009-10-04 21:21:34 | 自骨手術のこと
●2日の夜にピラティスの先生と話し合い、いろいろと話をしました。
元々は助産師さんで、マタニティ・ビクスの経験から運動の専門の方に方向転換したようでした。
皆さんの専属になってくれそうです。
11月末までにDVD案を練り上げてテスト撮影を行うことになっています。
皆さんに、安心・安全な方法でトレーニングとダイエットのできる手段を提供できればと思います。
そして、そのDVDの内容の実践教室を開いてくれる予定です。

●7月に博多に行った時に、福岡和白病院の理学療法士の方と食事をする機会がありました。
この病院の名前は、鹿児島や福岡の患者さんからよく聞いていました。
雑誌『安心』には、和白病院の林先生も掲載されていますよ。





昨日施術した方も、RAO手術後に前記事の“37さん”と同じように、大腿筋膜張筋に熱感があったようです。

その頃は、電車に乗って揺れるだけで痛く、歩く時も激痛だったようです。
これが炎症の痛みなんですね。
この方の場合も、筋肉の炎症でした。


37さんが、初めて施術に来られた時の様子を思い出されます。


病院で“熱感”を訴えたら、「筋力トレーニングをしなさい。」と言われたらしいです。

足首をねん挫して腫れている人に、「走りなさい」と言っているようなものですね。


確率は低いとは思うのですが、RAO(臼蓋回転骨切り術)後には、腰骨の下に炎症が起きる事があるようです。


RAO後の方、大丈夫ですか?


そのような方がいましたら、“熱感”を確認して、熱感のある部分を冷やしてみて下さいね!


私もいい勉強になりました。


患者さんに感謝。
ありがとうございました。





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RAO後のその後(経過報告)

2009-10-01 00:13:43 | 自骨手術のこと
●10月1日ですね。
明日発売予定の雑誌「安心」にちょこっと私の記事が出ます。
同じ雑誌内に、矢野先生が骨の“修復”という言葉使って、修復のレントゲン像を載せていますよ!
よろしければ、お求めください。

●私は、ちょうど3年前銀座に店を出しました。
不安いっぱいでスタートしたのを覚えています。
4年目はもっと良い仕事をしたいと思います。
長く続けられる様に、全国に広められるように頑張ってみます。
皆さんには、今までの感謝と共に、今後のご愛顧をよろしくお願いいたします。
そういえば今日は沖縄那覇市で兄が歯科医院を開院します。
何かの縁でしょうか?





7月31日の記事の方のその後の経過です。

右臼蓋回転骨切り術の術後5カ月で痛みが出て、痛みを先生に訴えても手術は成功しているという説明しかなされず、痛みに悩んでいる方でした。


その方(ハンドルネーム“37”さん)との出会いは、このブログの7月9日の記事でのコメントでした。



7月28日初回施術
●体重をかけると右の腰骨の下に激痛が起こり歩行が困難。
●両下肢と両上肢のしびれと痛み。

激痛のため、全体的に動作はゆっくりでした。
痛みの程度は、激しい痛みを「10」としたとき「9.9」(歩行・方向転換・階段昇降)でした。
できるだけ早く歩いてもらった時のスピード(最大歩行スピード)は10m10秒でした。
激痛部分は触れない程の強い痛みでした。

帰られる直前の最大歩行速度10m5.5秒

○腸腰筋の付着部の痛みが原因と考えました。



8月12日2回目の施術
来院時の最大歩行ズピード10m5.5秒
●両下肢、両上肢の症状はなくなっていた。(関連痛だったのでしょう。)
●右の腰骨の下の痛みは、まだ触れないくらいの痛みだった。
 痛みの程度は「8」~「9」の繰り返し。
 腰骨の下に熱感を感じることがある。 

○右腰骨周辺だけに症状が残っていた。
 腰骨回りの症状がほとんど改善されていないので、原因は大腿筋膜張筋の炎症性と考えた。 
 氷のうによるアイシング(氷で冷やす=寒冷療法:かんれいりょうほう 対義語は温熱療法)を指導する。


9月23日3回目の施術
 氷のうによるアイシングは、1日2回、各10分行っていた。
●氷のうでのアイシングを始めて3週間目の朝、急に痛みが改善しその状態が持続している。
●痛みの程度は「4.5」(最大)
 歩行時の痛み1~2 階段昇降時 4  方向転換1~2

最大歩行スピード 10m5.4秒

次回の施術で最終チェックして終了の予定⇒復職(キャディー)へ




珍しいケースでした。



原因は右大腿筋膜張筋のスナッピングによる炎症と考えられました。
私が診てきた患者さんの中で、はっきりとした股関節の炎症がある人は2人しかいなかった。
ましてや、はっきりした筋肉の炎症を示した人は初めてだった。


初回の施術後には、原因を腸腰筋の阻血性の痛み(循環が悪いための)と考えた。
結果的には、腸骨の下には効果が無かったので、再度詳しく問診して、大腿筋膜張筋の炎症だと判断した。


結果的にこの指導がが正しかったので、3週間後に改善が見られたと考えています。

歩行も非常に楽になり、東京駅から歩いて来られた。


術後5か月から出始めた激痛は、5ヶ月間続いていたが、全面解決のめどがついた。

次回までにもう少しアイシングを続けて、様子を見ながら歩行量を増やしていくように指導したました。

できれば、一部職場復帰を検討しても良いかも知れないと話をしました。

よかった、よかった。



RAOの術後に大腿筋膜張筋に異常を訴える方は多い。


時には激しい炎症となることもあるんですね。


痛い部分を触ってみて、明らかに熱感を感じる場合は、冷やすということを考えた方が良い人もいるということです。




自分の身体をよく観察してみて下さい。





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