イワン・アサノヴィッチの一日  畑と映画の好きな卒サラ男。

政官業癒着体質の某公共事業職場を定年退職。鞍馬天狗・鉄腕アトムの人類愛に未だに影響を受けっ放し。孫には目がない。(笑い)

アベ首相は、嘘と詭弁の常習者

2016-01-21 00:22:24 | 国際・政治
 18日の国会で共産党の小池晃氏が「日本は貧困大国になった」とした。
小池氏が発言の根拠とした資料は厚労省の「国民生活基盤調査」だが、相対的貧困率は16.1%になると言う。
その指摘に対してアベ首相は、総務省の「全国消費実態調査」によれば10.1%だと言い、逆に「日本はかなり裕福な国だ」と切り返した。

 東京新聞1月20日報道によれば、小池氏とアベ首相の発言した二つの数字がどうして違うのかを説明してくれている。
しかし、ここに大きな嘘が存在したのだった。それもアベ首相の側にであった。
即ち、小池氏の資料は2012年版であったにも拘わらず、アベ首相の側は何と2009年版であり議論のたたき台を全く異にしていたのである。
2009年版といえば七年前になる。
七年前の数字を根拠にして平然と答弁しまくる為政者って何なんだ!と言いたい。
東京新聞もこれではアベ首相の答弁は説得力がない、と言い切っている。

先の「戦争法案」にしても同様な答弁をアベ首相はシャーシャーと国会という場でやらかしているのである。
即ち、朝鮮半島有事の際に日本の民間人が米国艦船に救助されて引き上げて来るときに、日本の自衛隊機が米国艦船を駆けつけ警護する必要があるとしたのである。
しかし、アメリカは米軍艦船が民間人の救助のために乗船させることはあり得ないと言い切っている。これはアメリカの国務省のHPにも記述されているとのことだ。

一般の国民・庶民は普段から国際情勢や経済指数・雇用情勢など気にしている訳ではない。
ましてや米国務省のHP発信や総務省・厚労省の白書など殆ど見聞していない筈だ。
そんな庶民・国民の通常の意識を逆利用して、さもさも一見在りそうな事柄を平然と言ってのける首相なんて、軍事独裁国家や北朝鮮ならばいざ知らず存在しない。

昨秋、習志野市で孫崎享氏(元外務省情報局長)の講演会があり聴きに行った。
会場は満員で聴衆で、はち切れんばかりであった。
孫崎享氏は「アベ首相は嘘と詭弁ばかり」と言うフレイズを多用して、政権批判を講演した。聴衆はみな孫崎さんの熱弁に納得し大きく頷いていた。

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