イワン・アサノヴィッチの一日  畑と映画の好きな卒サラ男。

政官業癒着体質の某公共事業職場を定年退職。鞍馬天狗・鉄腕アトムの人類愛に未だに影響を受けっ放し。孫には目がない。(笑い)

又もや悲惨な“拡大自殺“小学生らが死傷

2019-07-31 00:25:53 | 社会・経済
 5月28日の朝、川崎市の登戸(のぼりと)でカリタス学園の通園バスを待っている女児の列に刃物を持った男が襲いかかり、小6の女児と別の女児の付き添いの父親が刺されて死亡した。19人が重軽傷を負うという理不尽な殺傷事件である。
 しかし近年、こんな陰惨かつ理不尽な事件が相次いでいる。そして、こういう事件・犯人の共通点は「上の者・あるいは強い者」には決して向かうことはなく必ずといって良いほど、女子供・老人に対してだけに向かっていくのである。
 イワン・アサノウィッチは犯罪心理学者ではない。この事象を「当然だと仰る方」は、精神を病んだ(たぶん)犯人は、一方で最後の最後まで“身の保全”を強かに計算しているのであると言うことを。そしてまた、自分より“強い”と思われる人には決して向かって行かないと言うことを、果たしてどこまで理解しているのであろうか。と疑いたくなる。
 犯人は確かに精神病を患っていたからこそ、このような忌まわしい事件をひきおこした事に間違いはない。しかし、対策はどうするのかを考える時に「精神病患者を早期に発見して尚かつ強制的に隔離して治療をする。」ということで良いのだろうか・・・。
事象の根本原因を考えない、いわゆる対処療法であると指摘せざるを得ない。
 犯人は幼くして叔父夫婦に預けられ、従弟と“兄弟”の関係になったのも束の間、従弟たちの通学先はカリタス学園、犯人は公立の小中学校。
髪型も犯人だけは丸坊主刈りだったとのこと。これではいくら幼い子供であっても「差別」というものを否応なく意識させられてしまう。
犯人・岩崎隆一容疑者(51歳・職業不詳)は犯行直後に持参した刃物で自死した。
 再度、断るがイワン・アサノウィッチは犯罪心理学者ではないが、某県庁で長年に亘り不当な任用差別(思想)を受けてきた人間である。従って長年、差別を受けてきた人間の気持ちは私なりに理解できると自負している。
愚痴をこぼす親しい人間や理解して励ましあう仲間が居たればこそ、差別に負けることなく頑張ってこれたと思っている。しかし、一方で、近年の日本では過剰な格差や差別化が蔓延していることも見なくてはならないだろう。昔、「一億総中流」と言われた時代があった。日本人みんなが、それなりに公平感を持ちつつ、従って妬みや嫉みで子供たちを刺し殺すような忌まわしい事件は,その頃は無かったのである。

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