秋晴れ続く・・・。
明け方の気温10℃を割始め、いよいよ晩秋へ・・・。
夕刻のローカルニュース番組を、ぼんやりみていたら、なにやら、意味がよくわからないイベントの模様が、放送されておりました。
県北には、『九尾の狐』が、追い詰められて、石になったという『殺生石』なる岩が、存在して、火山地帯でもあり、亜硫酸ガスなどが噴出して、迷い込んだ動物などが、中毒死したり・・・ということで、そんな場所が、名所旧跡となっております。
(使いまわしですみません。以前に撮影した『殺生石』。中央の注連縄(しめなわ)をかけた石が、化け狐の成れの果てだそうです)
もともと、この九尾の狐は、大陸より渡来し、絶世の美女『玉藻の前』の化け、平安朝の宮中乗っ取りを計画したけれど、頓挫して、逃走中、那須で、毒ガスを噴出する石になったという伝説がございます。
尻尾が、9本あって、割とゴージャスな妖怪?で、美人に化けるし、妖力も半端ない狐ですが、大陸といえば、『妲己(だっき)』という狸の妖怪がいるので、日本に来る迄に、狸が、狐に変わったのか・・・或いは、全く別物なのかは・・・浅学なので、よくわかりません(コレも以前、この拙ブログに記載しましたが・・・)。
そんな九尾の狐に、どうしてなのか・・・『感謝』するイベントだそうで???
亜硫酸ガスでの絶命を、九尾の狐のせいにして、ゴメンネ?ってことなのか・・・古今東西、悪い妖怪に、感謝するって???なんなんでしょう?
理由わからん???と思ってみていると、ご当地ゆるキャラ九尾の狐のキュッピーちゃん???だの、観光客誘致だの・・・そのへんが、ポイントのようで、九尾の狐の御かげ?で、観光客が増え、地元が潤うんで、感謝・・・ということらしい・・・。
でもなぁ・・・。こういう伝説って、茶化していいのか、どうなのか・・・???
そういえば、最近の殺生石のあたりでは、亜硫酸ガスなどの火山性ガスの噴出が、以前と比べて、少なくなっているようで、小学校の遠足の時(いつのハナシだ?)は、もっと、もわもわと噴出していたような・・・?
年々、衰えているような・・・気がしないでもないし・・・。
でも、小動物の死骸などは、ソコココにあるようです。
狐狸千年生きて、妖魔となる・・・。
黒磯駅とか、宇都宮駅あたりに、九尾寿しという稲荷寿司をメインにした駅弁があったんだけど、製造元が、駅弁事業から撤退してしまって、いまや幻の駅弁と化したようです(狐だけあって・・・)。