フライングな梅雨に騙されて、そして、やっと雨期到来・・・なのだろう。夕方から、本降りの雨。
そして・・・本格的な夏の訪れを予感させる季節。
私は、通常、着た切り雀だから、休日などは、終日パジャマでいたりする。
だから、たぶん、パジャマが一番好きなんだろうと思っている。
通常、パジャマというやつは、柔らかい綿素材のものが、一番着やすいし、洗濯にも気を使わずにすむ。
冬は暖かいけれど、夏になると、絹のパジャマの出番である。
ここ2年くらいは、原発事故の影響で、節電を余儀なくされたし、エアコンを使うのに、罪悪感を、感じながらも、熱死しては、元も子もないし、暑くて眠れない・・・なんてことも多々あって、絹の長袖のパジャマを着ている、
サラリとした冷たい感触が心地よく、エアコンをつけていても冷えすぎることもない・・・。
どうせ、自宅で着るのだから、洗濯だって、ジャブジャブやっちゃう。
原発事故前には、エアコンを最低温度に設定して、部屋の中を、ガンガン冷やして、その中で、絹のパジャマを着て、熱いお茶を飲む・・・なんて、バチあたりなことも、タマにやっていた。
根が小心者だから、毎日は、出来なかったけれど(今は恐ろしくて、とても出来ない・・・)。
湿度の高い亜熱帯を含む東南アジアの高級ホテルでは、『冷やすこと』が、最大の贅沢とされているようで、とにかく、エアコンをガンガン効かせるのが、サービスだと聞いた。
乾いた暑さと湿った暑さでは、暑さの質が違う。
私は、寒いのが苦手だけれど、暑いのは、もっともっと苦手だ。
・・・そんな憂鬱な季節が、もうすぐ。
ああ・・・今年の夏を凌げるかどうか・・・。
今だって、あまり食が進まないのに、暑くなったらどうしよう・・・と愁いている。
若かりし頃は、夏の休日の一番暑い時間(14時頃)には、水風呂に浸かり、暑さを凌ぐようなことをやっていた。
自室にエアコンを設置していなかった頃の話だけれど。
それでも、ナントカ、凌ぐことが出来たのは、引っ越し前の部屋は、風通しがよくて、夜は、窓を解放しておけば、熱帯夜でもそれ程、苦痛ではなかった。
熱帯夜自体が、それほど、多く出現しなかったのも理由のひとつだろう。
さて、そろそろ絹パジャマでも出そうか・・・。