みどりの一期一会

当事者の経験と情報を伝えあい、あらたなコミュニケーションツールとしての可能性を模索したい。

熱中症 大災害に匹敵する怖さ/水分を摂っていても熱中症になる理由とは/濃い紫色のカラタネオガタマ「パープルクイーン」

2019-05-25 22:51:19 | ほん/新聞/ニュース
バナナの香りがするカラタネオガタマの木。
黄色の花のは苗を見つけては買って植えたので、
いまは庭に10本くらいあります。
黄色→ワインレッド→と花色が薄い順に咲いて、
最後に咲いたのが、濃い紫色の「パープルクィーン」。

花色が濃いほど香りが強いというけれど、
ワインレッドの「ポートワイン」のほうが強い芳香のような気がします。



「パープルクィーン」は、数年前に花木センターで苗を2本買ったのですが、

陽当たりがよいこちらの木のほうが大きくで花も多いです。

開くにつれて、白い花粉がたくさん出てきます。
    


ピラカンサの白い花。

アルストロメリア
  
クチベニシラン


  

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ところで、きょうは夏日で<ほんとに夏かと思うほど暑くて。
朝夕2回、庭に水をまきました。

昨日は、「山県の小学校で熱中症」というニュースを見たのですが、
どうやら伊自良の学校のようです。
その影響か、伊自良ではきょうの運動会が中止になりました。
富岡は予定通り運動会でしたが、とても暑かったようで、
熱中症対策として秋の運動会を5月に変更したのですが、
どちらにしても、熱中症対策は必至です。

  社説:熱中症 大災害に匹敵する怖さ  
2019年5月25日 中日新聞

 五月なのに気温が上昇している。熱中症への注意が必要だ。正しい知識を持ち対策を取れば回避できる疾患である。誰でもその危険があると理解し生活のあらゆる場面で予防に取り組みたい。
 千五百十八人。厚生労働省によると昨年六~九月に全国で熱中症で亡くなった人の数だ。過去十年で計八千六百四十七人に上る。これは阪神大震災の死者数六千四百三十四人を上回る。
 もはや気象現象というより災害と考えた方がよさそうだ。
 今日、運動会を予定している小学校もあるだろう。既にその練習中に子どもたちが熱中症となり救急搬送されたケースも各地で出ている。備えを早めたい。
 熱中症は、高温多湿な環境下で体内の水分と塩分が不足し体温などの調整がうまくできなくなり、めまいや頭痛などの症状が出る。さらに運動や意識の障害などを起こす。症状の悪化は命に関わる。
 消防庁によると昨年、救急搬送された約九万五千人の約半数は高齢者、それ以外の成人も約四割を占めた。建設や運送、製造業など屋外作業をする職場で多発している。農作業中だった人もいる。
 発生場所も屋外とは限らない。死亡者の約四割は住居だった。気温と湿度が高いと屋内でも起きる。つまり生活のあらゆる場面で多くの人が熱中症になる危険性があることを再確認したい。
 個人はもちろん、職場では事業主が、学校では教員やスポーツ指導者が、介護施設や保育所などでは職員が予防に目を配ってほしい。必要なら屋外活動を中断、中止する勇気を持ってもらいたい。
 発生を防ぐには、正しい知識と気象状況の把握が大切になる。室内では室温の調節に気をつける。外出時は帽子や日傘を使う。高温なら外出を控えたい。こまめな水分補給に加え体を冷やす保冷剤などを活用したい。
 気象庁は熱中症対策用の気象情報を出している。各地の熱中症危険度を示す環境省の暑さ指数を活用することも有効だ。対策に関する情報も関連する省庁がホームページなどで提供している。
 ただ、政府は関連情報を各省庁バラバラに発信している。熱中症の被害増に危機感があるのなら、例えば環境省や気象庁が“司令塔”役を担うなどさらに分かりやすい情報提供を考えるべきだ。
 もし自力で水が飲めなかったり意識がないなど熱中症が疑われる人が周囲にいたら、迷わず救急車を呼んでほしい。


5月に、35度超えの猛暑日? 運動会での熱中症対策と応急処置法は...(2019.5.24ウェザーニュース)

 水分を摂っていても熱中症になる理由とは
2019/05/25 08:22 ウェザーニュース

今週末は、全国的に30℃前後まで気温が上昇し、内陸では猛暑日予想のところもあります。
熱中症対策といえば、まず思い浮かべるのが水分補給です。しかし、喉の渇きが癒えるまで水分を補給していても、熱中症になってしまうことがあります。
なぜ水分を摂っても熱中症になるのでしょうか。

実験1 補給したのは失った水分の79%
労働安全衛生総合研究所の澤田晋一さんが次のような実験を行いました。
若い成人男性7人に気温35℃の夏の戸外で時速3.5kmのペースで30分間歩行してもらいました。歩行前後の体重を測り、発汗によって失われた水分量(体重減少量)は平均261gでした。
ところが、歩行後にのどの乾きが癒されるまで自発的に飲水してもらったところ、その水分補給量は208gでした。発汗した量の79%しか水分補給できていなかったのです。

実験2 補給率は43%にとどまった
もう1つの実験があります。福島第一原発の復旧作業に携わっている成人男性10人に、防護服を着用してもらい、気温37℃の炎天下で時速2.5kmのゆっくりした歩行を60分間実施してもらいました。体重減少量が平均1,055gだったのに対して、自発的水分補給量は平均435gだったのです。
水分補給率はさらに減少して43%でした。のどの乾きを癒すための水分補給は、発汗により失った水分を補うのに不十分だということがわかります。
このような水分補給が繰り返されると気づかないうちに脱水が進行し、熱中症になる危険が増すのです。

水だけ補給すると体液不足になる
なぜ自発的な飲水では不十分だったのでしょうか。
汗は塩からい味がしますが、汗にはナトリウムが含まれています。水だけを飲むと血液のナトリウム濃度が薄くなるため、これ以上ナトリウム濃度を下げないために水を飲む気がなくなるといわれます。それと同時に余分な水分を尿として排泄し、体液が不足してしまうのです。

のどが渇く前に定期的な水分摂取
熱中症対策の水分補給が不十分なら、どうしたらよいのでしょうか。正解は、「のどが渇く前に水分を補給する」です。
人は体重の60%が水分です。体重が60kgの人なら36kgが水分ですが、その水分量のうち2%程度、約700mlのほどの水分が失われると、のどが渇いたと感じます。それほどの水分が失われる前に水分を補う必要があります。
発汗によって失われる水分を呼吸するわけですから、ミネラルを含んだスポーツドリンクや経口補水液で補うといいでしょう。飲みやすさから言えば糖分を含んだスポーツドリンクがおすすめです。
のどが渇く前に飲むべきですが、のどが渇いたと感じたら少なくとも1本(500ml)、できたら2本飲んでおくとよいでしょう。自販機で冷えたスポーツドリンクなら、体を冷やす効果も期待できます。
夏に匹敵する暑さとなる今週末は運動会が開催される地域も多いので、汗をかいたときは、のどが渇く前に水分を補給することを心がけてください。


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