庭のあちこちに黄菖蒲(キショウブ)が咲き始めました。
いつの間にか雑草化して、どんどん増えています。
菖蒲という長ついていますが、菖蒲ではなく、
日本の各地に野生化しているがヨーロッパ原産の帰化植物。
強健な根茎を持ち髭の無いアイリス(Iris)の仲間。
枝垂れ源平花桃の下に生えているメキシコ万年草。
奥は紫蘭です。
星型の金平糖のような黄色い花を一面に咲かせます。
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後半は、
中日新聞生活面で花粉症の記事「花粉収まった今、始め時 舌下免疫療法」。
以前はできるだけ花粉に暴露されないように、
ということが主流でしたが、
最近は、アレルゲンの花粉を少しずつ取り込んで
身体を慣らしていく、舌下免疫療法が広がり始めています。
来年にむけて、今の時期からできる新しい治療方法です。
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菖蒲という長ついていますが、菖蒲ではなく、
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花粉収まった今、始め時 舌下免疫療法 2019年5月21日 中日新聞 今や国民病といわれる花粉症。この春も目のかゆみや鼻水などに苦しんだ人は多いだろう。近年、注目されるのが、スギ花粉の成分に体を慣らす「舌下(ぜっか)免疫療法」だ。花粉の飛散が収まったこの時季が治療開始のチャンス。2年前にこの治療を始めた記者が体験を踏まえ、新薬が登場するなど変わる現場を紹介する。 初めてスギ花粉症の症状に襲われたのは、三十歳を過ぎた十数年前の春だ。起床時は目やにでまぶたが動かず、常に鼻はズルズル。目薬とティッシュの箱が手放せなかった。 発症から三年目、免疫療法によるアレルギー疾患治療に詳しい笹本明義さん(62)が院長を務める成城ささもと小児科・アレルギー科(東京)を受診。以降、飲み薬や点鼻・点眼薬の対症療法でしのいできたが、前年の暮れから苦しいことも。気象庁の「飛散開始日」は一平方センチ当たり一個以上のスギ花粉を二日連続して観測した場合の最初の日。しかし「花粉はそれ以前も飛んでいる」と笹本さんは言う。 ●原因物質を摂取 記者のアレルゲン(原因物質)は、ほぼスギ。一昨年、笹本さんに勧められたのが、アレルゲンを定期的に摂取し、体を慣らしていく舌下免疫療法だ。二〇一四年に保険適用になった薬「シダトレン」を試した。服用は一日一回。スギ花粉のエキスを原料とする液状の薬を舌の裏側に二分間とどめ、口の粘膜から成分を吸収させた後にのみ込む。 初日は低濃度のものを院内で飲み、三十分間、かゆみや発疹などが出ないかどうかを確認。その後二週間をかけて濃度を上げ、数日おきの診察で経過を見る。この間は煩雑だが、医師が大丈夫と判断すれば十五日目以降は自分で管理・服用ができる。通院は月一度で、治療費と薬代を合わせて月三千~四千円程度だ。 治療開始後、初めて迎えた昨春は、たまにくしゃみが続く程度で「本当に花粉飛んでる?」と疑うほど快適。今季も、マスクのお世話になることはなかった。 ●処方、全ての人に ただシダトレンは冷蔵保存が必要。持ち運びが大変だった。そこで、昨年発売されたのが、常温で保存ができる錠剤のシダキュアだ。全ての年齢の人に処方が可能で、十二歳以上のシダトレンより広がった。実際は、落ち着いて口の中で薬をとどめておくことができる四、五歳ほどから処方する医師が多いという。薬を舌下にとどめる時間も一分に短縮。両方の薬を開発、販売する鳥居薬品(東京)によると、シダトレン、シダキュアを服用する患者は国内に約十六万人という。 厚生労働省研究班の医師らは、舌下免疫療法を受けている男女三百五十六人を対象にアンケートを実施。昨年発表された結果によると、開始後初めてのシーズンを終えた百九人では「症状がなかった」「前年より軽かった」と答えた人は合わせて九割にも及んだ。 ただ、効果の程度や効き始める時期には個人差がある。同薬品の担当者も「三~五年は根気よく治療を続けて」と話す。ポイントは花粉が飛ばないゴールデンウイーク明けから十一月いっぱいまでに始めること。服用を忘れないよう、日誌などを付けることも大事だ。万が一、強い副作用が出たらすぐに受診したい。 この治療を受けられる医療機関は、まだ少ない。治療が可能かどうかの判断、副作用への対処などアレルギーの専門知識や経験が必要なためだ。同薬品では専用HP(「トリーさんのアレルゲン免疫療法ナビ」で検索)で受診可能な全国の医療機関を紹介している。 (北村麻紀) <スギ花粉症> 春先に飛散するスギ花粉が原因で起こるアレルギー疾患。主な症状はくしゃみ、鼻水、目の充血やかゆみ。厚生労働省によると、約3000万人と推定される国内の花粉症患者のうち、スギ花粉を原因とする患者は約9割。残りはブタクサ、ヒノキなど。睡眠障害や思考力の低下、外出に支障が出るなどの影響による経済損失も指摘されている。 |
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