みどりの一期一会

当事者の経験と情報を伝えあい、あらたなコミュニケーションツールとしての可能性を模索したい。

6/15:シンポジウム「60年安保闘争の記録と記憶」@東大安田講堂

2010-06-14 08:20:06 | 市民運動/市民自治/政治
田植えのあとの筋肉痛で痛いはずなのに、昨日は朝早くからともちゃんとまどくんがふたりで、
雨が降る前にと、玉葱の収穫作業を急いでいました。
    

収穫した玉葱は、品種と大きさを分けてコンテナに入れて倉庫に保管、
年明けまで順番に使っていきます。
  

ズッキーニ収穫間近。 

トウモロコシもすくすくと育って花盛り。
   

  

日本蜜蜂が夢中で花粉を集めて飛ひまわっていました。

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明日6月15日は、樺美智子さんがなくなって50年目。
『樺美智子 聖少女伝説』も刊行され、安保反対闘争を問い直すシンポが東京で開催されます。


60年安保反対闘争:50年 運動を改めて問う講演やシンポ続々
毎日新聞 2010年6月9日 

 戦後最大の反政府大衆運動「60年安保反対闘争」の山場は、東京大学生の樺美智子さんが亡くなった6月15日の国会デモだった。それから50年となる今月、研究者や運動の当事者らでつくる複数の団体が、安保反対闘争の意味を問い直すシンポジウムなどを相次いで開く。【鈴木英生】

 ◇60年安保闘争50周年記念集会(同集会実行委主催)
 12日午後6時、東京都の豊島区勤労福祉会館。安保の記録映像を上映し、全日本学生自治会総連合(全学連)に参加した林紘義さんが講演。5月に『樺美智子 聖少女伝説』(文芸春秋)を出した江刺昭子さんがあいさつ。問い合わせは実行委(03・6795・2822)へ。

 ◇シンポジウム「60年安保闘争の記録と記憶」(6・15シンポジウム実行委主催)
 15日午後6時半、東京都文京区の東京大本郷キャンパス安田講堂。ノンフィクション作家の保阪正康さん、社会学者の小熊英二・慶応大教授、映画「ANPO」監督のリンダ・ホーグランドさんが登壇。ゲストは歌手の加藤登紀子さん。映画「ANPO」のダイジェスト版も上映。入場無料で要予約。問い合わせはメールで実行委(yasuda615@gmail.com)へ。詳細は公式サイト(www.anpomovie.com)で。

 ◇60年安保50周年記念講演(早稲田大学国際教養学部主催、60年安保の会協力)
 15日午後3時、東京都新宿区の早稲田大大隈小講堂。元全学連の加藤尚武・京都大名誉教授や坂野潤治・東京大名誉教授による講演。無料、申し込み不要。問い合わせは60年安保の会(03・5659・3063)へ。

 ◇講演会「『60年安保闘争』50年・ベトナム解放35年」(市民の意見30の会・東京主催)16日午後6時半、東京都渋谷区の千駄ケ谷区民会館。作家の池澤夏樹さんと市民運動家の吉川勇一さんが講演。資料代800円。問い合わせは市民の意見30の会・東京(03・3423・0266)へ。
 ◇講演「姫岡国独資論の21世紀的意義」(60年安保の会主催)
 29日午後2時半、東京都の角筈新宿区民ホール。元外交官で作家の佐藤優さんが、学生理論家だった青木昌彦さん(ペンネームは姫岡玲治)の通称「姫岡国家独占資本主義論」を読む。資料代1000円。参加希望者は郵便番号、住所、氏名、電話番号とメールアドレスをメールで60年安保の会(arekara50@af.wakwak.com)へ。問い合わせは同会(03・5659・3063)へ。
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今週の本棚・新刊:『樺美智子 聖少女伝説』=江刺昭子・著

 ◇『樺(かんば)美智子 聖少女伝説』
 (文藝春秋・1850円)
 「女子は危ないから抜けろ」「せめてスラックスをはいた人間だけは例外にして」と美智子は頼む。東大文学部の女子は三人だけが残り、後方の隊列に入った。警官の放水で先頭のスクラムが乱れ、いつの間にか待ち伏せていた警官隊と打(ぶ)つかる。学友の暢子は頭をガンガン殴られ、気を失ってしまった。三週間も入院したが、退院したとき、もはや美智子はこの世にいなかった。
 一九六○年六月十五日から半世紀が過ぎた。ひたむきな美智子は愚痴ひとつこぼさなかったという。平凡な娘でもなかったが、聖女でもなかった。だが「人知れず微笑(ほほえ)みたいものだ」と書き残しているだけに、ひどく孤独だったのかもしれない。この女性の実像に迫りながら、戦後の一断面を切り開く好著。(凌)
毎日新聞 2010年6月13日


東大安田講堂のシンポは、以下をP-WANで紹介し、わたしも申し込みました。
1000人の会場なので、直前ですが、まだ余裕があるようです。


6/15:シンポジウム「60年安保闘争の記録と記憶」@東大安田講堂(P-WAN)

シンポジウム「60年安保闘争の記録と記憶」
目的:日米安全保障条約の改定から50周年を迎えるにあたり、市民運動の客観的記録と日本現代アートに綴られる主観的な記憶の表現とを考える研究討論集会

意義:1960年の安保闘争から50年。実体験者の記憶が薄れる中、国民的な運動が歴史的出来事としてどう記録され、継承されていくかを検討する。映画「ANPO」を題材に、国民的な体験の客観的な研究や記録の重要性と、主観的な記憶が宿るアート表現の重要性を対比し、探る機会を設ける。

日時: 6月15日(火)
18:00 開場
18:30 開演(20:15終了予定)
場所:東京大学・本郷キャンパス大講堂(安田講堂)

※駐車場はありませんので公共交通機関をご利用ください。
 入場料:無料(要申込み)

お申込み方法:
yasuda615@gmail.com宛てにメールをお送りください。(定員になり次第、受付終了) 

お申込み方法の詳細は公式サイトwww.anpomovie.comをご確認ください。

プログラム:
司会/上野千鶴子(社会学者、東京大学大学院人文社会系研究
科教授)、
パネリスト/保阪正康(「60年安保闘争の真実」著者)、
小熊英二(社会学者、慶応義塾大学総合政策
学部教授)
リンダ・ホーグランド(映画「ANPO」監督)、
特別ゲスト/加藤登紀子(歌手)

※映画「ANPO」ダイジェスト版の上映あり
映画「ANPO」について‐‐
映画「ANPO」は、戦後日本を代表してきた現代アーティスト
30余名へのインタビューと彼らの絵画、写真、映画などの作品を織
り交ぜつつ、アートの視点から多面的に戦後の日米関係を振り返る
ドキュメンタリー。監督は映画『TOKKO/特攻』のプロデューサー・ライターで
もあるNY在住のリンダ・ホーグランド。2010年劇場公開
予定。


朝日新聞には、こんな記事も。
    60年安保、半世紀目の問い(2010.6.14 朝日新聞)
 半世紀前の1960年6月、日米安保条約の改定反対と岸政権打倒を叫ぶ群衆が、国会議事堂周辺を連日埋めた。戦後最大の社会運動とされる60年安保闘争とは、何だったのか。沖縄の米軍普天間飛行場の移設をめぐる紛糾で、日米安保体制の見直しを求める声が再び高まりつつある今、どんな視座を私たちに残しているのか。警官隊との衝突による大学生・樺(かんば)美智子さんの死で、人々が衝撃を受けた6月15日を前に、闘争に参加した2人の論客に聞いた。

■吉本隆明氏 評論家、詩人/暮らしから判断、大衆の力示す
 デモ隊が国会に突入した6月15日、僕が学生さんたちと行動をともにしたのは、「学生主体で闘います」という表明に共感したからです。一番純粋で、独占資本と国家権力との闘いによって社会を変えていこうとする方向を、強力に指していた。
 個人的にはアメリカに異議申し立てをする最後の機会とも思ってました。戦争中、軍国少年だった僕の中に、日本を敗北に導いた国だという思いが尾を引いていて、そのアメリカに一矢を報いたかった。
 あのときに起きた学生・大衆の自発的な行動の渦は、戦後初めて本格的に実現した、ある種の社会革命だったと思います。その意味をまったく理解せず、闘争を統制しようとした既成左翼のイデオローグを、僕は批判しました。
 でも、条約成立を阻止することはできなかった。敗北でした。 ・・・・(以下略)・・・・・


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コメント (1)
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