備忘録

山口外郎

2008-05-31 22:05:41 | 中国・四国・九州・離島
ういろうは名古屋の名物かと思っておりましたが、山口の名物でもありました。
山口外郎は、室町時代に秋津治郎作が現在の製法を考えだしたとされ、その後、長州藩主より「福田屋」の商号を授かり、山口市大内御堀で商売をし、太平洋戦争で後継者を亡くし、廃業。
その福田屋の職人だった人物が『御堀堂』を、福田屋の外郎をよく食べていた人物が『豆子郎』を創業し、現代の名店となっています。
前者は指2本ほど、後者は指1本ほどの食べ切りサイズ。
名古屋の外郎はべたッ、むちッとした食感ですが、山口の外郎は軽くむちッとしているものの、あっさりしています。
その食感の差は、主原料の違いにある様です。
一般的に外郎とは、「米粉」などの「でん粉質」の物に砂糖と水を加え、蒸した菓子。
名古屋は米粉を、山口は蕨粉を主に作るそうです。
地元としては不本意ですが、私としては、山口の外郎に軍配を上げます
  (2008.05.21)

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