スズキの刀で事故入院後完治し半年程で退院
私がbimota kb3を町のバイク屋で買ったのが26才の時だったと思う。
木の箱に入ったbimotaが届いたにも関わらず、当時の私は又冬の槍ヶ岳で死にそうになっていた!
新人トレーニングを兼ねた冬の槍をなんとか登り、槍平に戻る途中新人がバテて、下降に時間が掛かり
私は左の頬が軽い凍傷になっていた。
下りのあまりに遅いペースに耐えられず、ルートを外して下ると雪の下の這松にアイゼンを引っ掛け転倒
そのまま恐らく200メートル以上滑落してしまったのだ。
アイスバーンの上を一気に加速し、一応滑落停止を試みるものの、岩の部分でピッケルを弾き飛ばされ失敗
そのまま崖に向かって再加速していく時、脳裏に浮かんだのは親でも無く、ビモータにまだ乗っていないのに~!だった。
10メートル程の崖を背中に背負ったザックに付けたヘルメットを当てて飛び越え、下半身全てズッポリ入るような雪の吹き溜まりに
体ごと突き刺さって止まった。
足は酷くくじいたが、骨は大丈夫だった!
翌日一人でパーティーに迷惑を掛けないように一人で先行して下山開始、足を庇ってまともに歩けず、すぐに追いつかれてしまったが。
辛い新穂高温泉までの道のりで自分を励ましたのは、帰ってbimotaに乗れるだった。(笑)