ルーマニア・ランニングライフ★Romania Running Life★

ダーリンはルーマニア人、マラソンシューズ゛と共に過ごす首都ブカレストでの日々。東欧の神秘ルーマニアを探索中+ラン遠征。

3.1レイでルーマニア⇔日本、往復

2011-07-11 | ルーマニア・わたしの日常


「あて所に尋ねあたりません」、日本語のこんな赤色スタンプが押されてルーマニアまで返送されてきた封書。私がルーマニアから日本の友人に宛てて差し出したもの。配達担当者の名前がふたつもハンコで押されています、何度も探してくれたんだ・・・。
 
ブカレストに置きっぱなしの古い住所録を見て宛名を書いたので、友人が引っ越したのが名簿更新されていなかったのです、私のミス。でも、規定通りの3.1レイでルーマニアから差し出され、日本で迷子になり、ルーマニアまで戻ってきたこの郵便物、長旅をしました。


 
私が驚いたのは、ルーマニアでもこんなことができる!ということ。ルーマニア発の場合、いままでちゃんと宛名を書いて差出した郵便物が届かなかったことはしばしばあります、残念ながらどこかで行方不明になってしまうみたいで。が、この封書は、ちゃんと差出人のところに戻ってきました。
 
「あて所に尋ねあたりません」、あて先の住所に受取人が居住していないという理由で差出人に戻される郵便物。日本郵便ではあたりまえのサービス(Japan Postのサイトはこちら)。
 
国際郵便でも経験したことあります、中学時代から海外にペンパルがいて、そのころからあわてん坊のワタクシ、マドモワゼル、住所を間違って書いてしまい、差し出した先はアメリカ。ちゃんと英字で「あて所に尋ねあたりません」の表記とともに、日本まで戻ってきました。相手先がアメリカだったこともあり、国際郵便もちゃんとしているな、と好印象を持ちました。
 
相手先に届かなかったことが時々あるルーマニア発の郵便物で、日本を旅してちゃんと差出人まで戻してくれること、たいそうな手間をかけてしまいました。きちんと対応してもらって、嬉しいです、これからはちゃんと相手先の住所を確かめて発送します♪


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マラソン7500

2011-07-09 | 海外&ルーマニア・マラソン大会
 

ルーマニア版ハセツネともいえる国内長距離トレイルレース、この週末に開催中。エリートの部は全長90キロ(制限時間50時間)、標高差は合わせて7500mと言うからとんでもない難コース、この数字がそのままマラソン大会の名称に。


(スタート・ゴールは、ブチェジ山麓イアロミッツァ洞窟近くの山小屋前)

ホビーの部は今年から新設され、全長45キロ(制限時間26時間)、総標高差3200m。
 


エリートの部は7月8日午前6時スタート、制限時間50時間で最終フィニッシュは7月10日午前8時。ホビーの部は7月9日午前6時スタート、制限時間26時間で最終フィニッシュは7月10日午前8時。
 


エリートの部では異なるルートからブチェジ山脈最高峰のオム(2511m)に2度アタック。ルートはブチェジ山脈のマークトレイル上をたどるので、マップは必携。その他、長袖ジャケット・雨装備・ヘッドライトなども必携。



そしてこのレースはすべて2人一組。男子の部・女子の部・混合の部と3つのカテゴリーがあり、ペアを組んだ二人が50m以上離れてはいけない規則。ルーマニアの山は野性的(savage)、この山にペアを組んで挑めるのは心強いにちがいないです。
 


でも、山の中の90キロ、どれくらいで走れるものなの?2009年の第1回大会の時のデータ、男子優勝ペア (23h 56 min)、2位(24h 41 min)、3位(25h 34min)。女子優勝ペア(34h 54min)。混合の部優勝ペアは2チーム揃って(26h 03min)。



混合の部を支えた女性ランナーの走力はかなりのもの。そのうちの一人、ジャニーナは翌年、ギリシャのオリンポスマラソン(全長44キロ、高低差3140m)で女子総合3位に入賞しています。上の写真、向かって右から2人目がジャニーナ。ペアを組むのは旦那様のアリン。ジャニーナは現在産休中、今月出産予定。彼らのブログはこちら、ルーマニアの山がたくさん!


  
7月1日までのエントリーは、エリートの部47ペア、ホビーの部66ペア。さらに当日エントリーがあるのでもうすこし増えています。そしてこのレースは、ヨーロッパトレイルレース最高峰の『ULTRA TRAIL DU MONT-BLANC』のポイントレースにもなっています。
 


公式サイトはこちらから。(記事中の写真は大会のサイトから拝借)日本から走りに来るランナー、いないかな~?


(ブチェジ山脈の中間点あたりがスタートゴールなので、テント泊で参加する人も多し)

サイト内には、チームメートを探すコーナーもあって和気あいあい。マイダーリンもサイトに「ペア募集」と書き込み、結局それを見たブカレストのラン仲間と組んで、出かけて行きました。この二人とも、2週間前にオリンポスマラソンを完走したばかりだけれど。みんな元気だ~。


(前日のテクニカル・ミーティング。この後方の山々。優しそうに見えるけれど難度高いです)

@Bucureşti

 
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少し肌寒いブカレスト

2011-07-03 | ルーマニア・ブカレストの日常

 
ギリシャのバカンスから帰ってくる夕刻、到着機の機内アナウンスで「ブカレストの現在の天候は曇り、気温は20℃」、え?7月のルーマニアがそんなに涼しいの?(上の写真は今回の空の足、タロム航空。ルーマニアの国営航空会社で、スカイチームに名を連ねています。ブカレスト~テッサロニキの直行便はプロペラ機、48人乗り)
 
雲に覆われ、太陽が顔を見せず、それにしても涼しいめ。ギリシャでノースリーブに短パンで過ごしていたけれど、ルーマニアに戻ってきて長袖を羽織るくらい。7月にはいり始めがこんなに涼しいなんて、今までになかったかも。去年の夏は、6月上旬からルーマニア全土で35℃近い気温に上がっていたのも異常気象だったけれど(ブカレストでは43℃、山の避暑地でも日中34℃でした、記事はこちらから)。
 


その涼しさの合間に、ちょっと郊外に脚を伸ばしてひまわりを見に行ったのだけれど、ひまわりも薄曇の中で太陽を見失っているようす。ルーマニア南東部で多く見られるひまわり畑は、ひまわりオイルの原料を作っているし、ルーマニア人の大好きなセミンツェ(ひまわりの種)としても食べられています。
 


いつもながら大衆紙の天気予想コーナー、上半身を涼しくしたお姉さんが雲を抱えています。ルーマニア全土で曇り空予想。せっかくのバカンスシーズン到来だけれど・・・。この日曜日、カルパチア山脈ブチェジ山あたりでは雪が降りました。

/@Bucureşti

 
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トランス・ルーマニア・フットレース無事ゴール

2011-07-02 | 海外&ルーマニア・マラソン大会
 

ルーマニア国土で初開催、東端黒海沿岸都市コンスタンツァを6月19日にスタートし、北西方向に横断する822キロ、ゴールは西の端、ハンガリーとの国境に近いオラデア。第1回開催のこのフットレースに挑んだのは4名のルーマニア人ランナー。
 
途中何度かメディアの取材を受け、上の写真は途中経過、400キロを通過したときのもの。後方から黄色のルーマニアTシャツはシェルバン・キュルレア、あいだに若手のガビィ・ソロモン、ともにブカレスト・RO Club Maratonの所属。先頭を引っ張っているのは地方都市から参加のランナー、コリン

4名でスタートしたものの、残念ながら1名は故障のため早々に戦線離脱、この中間地点で怪我もなく元気に走っているのは、いちばん若手のガビィ・ソロモンだけ。あとの2名はそれぞれ膝や足首に炎症が起こっています。
 
なんといっても初開催なので、この距離を走破することが先決。順位を競うレースとしては行われず、つねにまとまって走り、サポートカーも1台だけ。初日だけは応援ランナーがいて、途中まで一緒に走ったりしていたけれど、そのあとはつねにランナーとサポートカーだけ。
 
走り始めの週は30度を越える猛暑日が続き、そしてルーマニア国土を「つ」の字型につらぬくカルパチア山脈を越えるころには天候不順となり、「cod garben(異常気象を示すコード)」の豪雨にもあいながら、一日も休むことなく、予定の距離を変更することもなく、14日間で堂々のゴール。
 
ヨーロッパ圏内やランニング先進国の世界各国では、トランス・フットレースがあちこちで行われているけれど、ルーマニア人ランナーが始めて自分たちで開催した自分たちの国でのフット・レース。まさにこの国のパイオニアといえるランナー達、走破おめでとう。

ランナーの一人、ガビィの写真帳はこちらから。

Trans Romania Run、オフィシャルサイトはこちらから。

関連レース:
トランスアメリカ・フットレース(LA-NY Footrace)、ただいま開催中。


2年前の同時期、トランスヨーロッパ・フットレースに参加していたラン友のNAMIさん。昨秋、スパルタスロンに参加したあと、ルーマニアのトレイルランのレースを走りに来てくれた、そのNAMIさんが、今年はトランスアメリカ・フットレースに、サポートとして参加。これくらいの長丁場となると、サポートの役割が非常に重要。6月19日LA西海岸のハンティントンビーチをスタートし、文字通りアメリカ横断、8月27日NYゴール、3200マイルを70ステージで走る超ウルトラマラソン。

トランスアメリカ・フットレース、オフィシャルサイトはこちらから(上のロゴはサイトから拝借)。
『日本人ランナーの現地だより』はこちら、『雲峰のマラソンの歌』より。

@Bucureşti

 
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