ルーマニア・ランニングライフ★Romania Running Life★

ダーリンはルーマニア人、マラソンシューズ゛と共に過ごす首都ブカレストでの日々。東欧の神秘ルーマニアを探索中+ラン遠征。

Super Maratonului “Pe aici nu se trece”、マラソン編・フィナール

2014-08-10 | 海外&ルーマニア・マラソン大会
Super Maratonului “Pe aici nu se trece”、46キロスーパーマラソン編の続き。いよいよフィニッシュへ。



ゴール地点のあるマラシュティの村に入ると、こんな大声援。もともとルーマニアの村人たちは、自分の家の前で隣近所の人たちと井戸端会議をするのが大好き。そのためのベンチが設けてあったりするほど。この日はマラソンランナーが走ってくるというので、より多くの人が井戸端会議に参加していたらしい(?)。
 


英雄碑公園の入り口で渡されたトーチ。地元の子供達も一緒に走ってくれます。Tシャツには“Pe aici nu se trece”、この子達の曾おじいさんやその先の人たちが守ってくれたこの村。武勇談を聞かされ、悲しい犠牲ではあったけれども自分の祖先を誇りに思っていることでしょう。
 


「日本人がルーマニアの歴史に敬意を表しながらマラソンを完走しました。」、2年連続2度目の参加で、すっかりお馴染みに。
 


ランナーを一人ひとり迎えるたびに、郷土楽器「spulber」(grup de buciumaşi / hornblower gruop)の音が響き渡ります。



この日を記念して、最寄の基地フォクシャニ(Focşani)から3機の演舞飛行も。地上すれすれを通り、大喝采。カメラでとらえることが出来たのは1機だけだったけれど、この目で見たのは3機の演舞。
 


すべてのランのフィニッシュ地点はここ、マラシュティ。最終ランナーを待って、英雄碑の地下で慰霊祭。戦没者の弔いなので赤ワインやコリヴァも振舞われました。
 


さらに場所を小・中学校へ移して昼食会。細長い講堂で子供達もランナーも一緒に食事。表彰式もここで。
 


校舎の前で記念撮影。このマラソン大会は単なる走り競技にあらず。先代の歴史に英雄を偲び、唯一心と愛国心からスポーツの教育的価値を信じ、実行するランナー達のメッセージをこめた足跡。



今年は第4回大会、さらにスーパーなマラソンへ:
ルーマニアが第一次世界大戦でドイツ軍と戦い死守したSoveja~Mărăşti~Mărăşeşti、この戦線を一気にたどる72キロのスーパーマラソンとして実施。ほかに、キッズランの1.5キロ、5キロ・21キロ・42キロ・46キロの各種目。


ランニング部門⇔⇔⇔海外ブログ部門
↑↑いつもご声援ありがとうございますm(__)m↑↑