ルーマニア・ランニングライフ★Romania Running Life★

ダーリンはルーマニア人、マラソンシューズ゛と共に過ごす首都ブカレストでの日々。東欧の神秘ルーマニアを探索中+ラン遠征。

Super Maratonului “Pe aici nu se trece”、マラソン編・前半

2014-08-08 | 海外&ルーマニア・マラソン大会

 
第1次世界大戦で戦場になったルーマニアの国土、モルドヴァ地方Soveja~Mărăşti~Mărăşeşti、この戦線を三種目のランでたどるマラソン大会、これがSuper Maratonului “Pe aici nu se trece”。

ランの種別:
その1)46キロ・スーパーマラソン
大きなドームの戦没者慰霊碑のあるマラシェシュティからマラシュティまで現在の国道をたどると46キロ・スーパーマラソン。

その2)ハーフマラソン
スーパーマラソンの半ば過ぎ、Străoane(ストラオアネ)にあるエカテリーナ碑(この戦いの唯一の女性兵士)からマラシュティまで21キロ、ハーフマラソン。

その3)マラソン
ソヴェジャからマラシュティまで42キロのマラソン。



私の参加したスーパーマラソン46キロのスタートはMărăşeşti(マラシェシュティ)の戦没者の記念碑公園から。



当時の最高指揮官アレクサンドル・アヴェレスクの棺の安置されたモニュメントの地下で、このマラソンのために特別に早朝5時半から開催された慰霊祭。



市長さんの言葉の中に、同日の広島原爆記念日へのメッセージもありました。



参列者がナンバーカードをつけているのは、これからマラソンをスタートするから。
 


盛夏の暑い時期なので、午前6時スタート。国旗を掲げながら記念碑公園を2周回。
 


このマラソン大会は、最初の2年は、第3回大会の逆ルート、マラシュティからここマラシェシュティの記念碑公園がゴールとなるスーパーマラソン46キロ。第3回大会では、42キロのマラソンとハーフマラソンが新設、それぞれ別地点からスタート。第2回大会で46キロを走ったワタクシ、マドモワゼル、第3回大会は逆ルートをたどりたくて同じ距離のスーパーマラソンにエントリー。でも、42キロに人気が集中し、46キロを走るのは私を含めて6名だけ。
 


それでも、先導に白バイ&監察にパトカー&最後尾に救急車が付いてくれて、地元警察も救急も全面的に協力。おかげで道に迷う心配もなし、日陰の少ない国道で熱射病になってもすぐに救護されます。



ほどなくして日の出。
 


最初は国旗を掲げながらグループ走。途中いくつかのモニュメントで止まりながら。



1917年の英雄碑。地元の人たちと、ハーフマラソンのランナーも一緒に記念撮影。地元の人たちはこれから先回りしてエイド設営。ハーフランナーは、同じ道をハーフのスタート地点まで車で運ばれていきます。
 


この戦場で戦死したドイツ兵の慰霊碑。子供達が薔薇の花を携えて待っていてくれました。



ワインの産地、パンチウ市。あれれ、黒人ランナーに注目、ハーフ参加予定のテネ(カメルーン人)ですが、8時半スタートを待ちきれずにスーパーマラソンに合流。ウォーミングアップかな。



パンチウでは軍服を着たお偉いさんも私達を歓迎。ここはまだ15キロ地点くらい。ここからだんだん先頭のペースが速くなり、私はマイペース&風景写真の撮影に。
 


ハーフのスタート地点、ストラオアネのエカテリーナ碑。グループ走からはずれ、私ひとりで到着。8時30分スタートのハーフマラソンはすでに出て行ってしまったけれど、多くの人が待っていてくれました。
 


ここからは単独走に。



ヴランチャの田舎の風景を楽しみながら、トコトコと脚を進めます。(マラソン編・後半に続く)
  

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