ルーマニア・ランニングライフ★Romania Running Life★

ダーリンはルーマニア人、マラソンシューズ゛と共に過ごす首都ブカレストでの日々。東欧の神秘ルーマニアを探索中+ラン遠征。

ボランティアさん、ありがとう!

2010-10-20 | 海外&ルーマニア・マラソン大会

 
いつでもどこでも、マラソン大会の開催を支えるのは裏方、その多くがボランティア。前週からのマラソン受付キット(大会参加要項・ナンバーカード・記録計測用のチップ・参加賞・スポンサー提供商品などを袋詰めしたもの)を大量に準備するところから、会場への運び入れ。そして参加者への手渡し。
 

(マラソン受け付けは金曜日の午後から始まっています。受け付けブース。)


(フィニッシュ地点で完走メダルをかけてくれる女の子立ち。フルマラソンの制限時間は実に6時間。この間、この子達は立ち尽くめ。)


(エキスポ会場で、古きよき時代のブカレストを紹介する女性達。「バルカンの小パリ」と呼ばれた美しい時代がありました。彼女らも巻けず劣らず美しい~。)

当日のマラソン沿道でのエイドステーション。ゴール地点でのメダル授与係・給水&給食係、会場での荷物預かり担当・更衣室担当・マッサージ担当などなど、多くの人が笑顔で任務を全うしてくれます。この人たちの感謝の気持ちは、どうやって伝えたら良いの?
 
ヨーロッパの多くの大会で見られるように、レース終了後の表彰式のさらにそのあとで、ステージでの紹介がありました。大会開催にご尽力いただいた主催者の方々の紹介、そして主催者がステージに招きいれるのは、ボランティアさん達。(一番上の写真)
 
主催者の熱意がなければ大会開催はありえません。そして実際にいちばんにランナーに触れる部分で動いてくれるボランティアさんがいなければ、大会は成功しません。ステージに上がったボランティアさんは、ほんの一握り。同じ時刻にまだまだレースは続いているので、沿道の給水係は働いているし、マッサージ担当などいちばん忙しい時間帯。
 
私自身もボランティアさんに助けられました。レース後、急速に身体が冷えてリンパの流れが滞り、左足がまったく動かなくなり、引きずって後ろ向きに歩いていたとき~左足が持ち上がらなかったので、後ろ向きにしか歩けなかったため。

やっと到着したのは荷物受け渡しのコーナー。ここからさらに自分のナンバーカードによる受け渡しブースまで歩いて行かなければならなかったけれど、「あなたの脚の痛いのはよくわかります、私があなたの荷物を取ってきますから。」
 
わたしが胸に付けたナンバーカードを確認して、荷物を持ってきてくれました。「いっしょに更衣室まで行きましょう、私があなたの荷物を運びますから。」、そして更衣室係のボランティアさんに引継ぎ。「私が中まで運び入れますから。」
 
仮設テントの更衣室とはいえ、中は暖かいです。冷えのためリンパの流れが滞っていたけれど、ゆっくり着替えていたらわたしの足も温まり、回復傾向。でも、足を引きずって更衣室に入っていった私のことを気にして、更衣室係のボランティアさん、私の元までやって来てくれました~「あなたが歩くことが困難であれば、救急車でお送りすることできます。救急車が待機していますから。」
 
ハ??救急車って、そんなこともしてくれるの??救急車で家に帰ったら、早く着くだろうな~ピーポーピーポー鳴らしながら??~とんでもないです、そこまでお世話にならなくても大丈夫、脚は復活して来ました。「ものの30分もすれば普通に歩けるようになります。」
 
たんに自分の担当をこなすだけでなく、マラソン大会参加者の痒いところ(この場合、痛いところ、と言ったほうが適当)に、手の届く配慮。マラソン完走後に辛そうに歩くランナーを見て、自分達の出来るだけのことをしてくれるボランティアさん。本当に有り難かったです。
 
そして、同じ完走ランナーにも助けられました。完走直後、脚に痙攣が起こりそうな具合の私の歩きぶりを見て、「ヒロコ、マッサージブースに行ったほうが良いよ、僕が混み具合を見てくるから。」、おなじRO CLUB MARATONのメンバー。「いま、そんなに混んでいないから、すぐにマッサージブースに入って。」、マッサージブースがどこにあるか知らなかった私に、そこまで誘導してくれました。
 

(マッサージの順番を譲ってくれた女性。photo by マイダーリン。こんなところまで入り込んできて、何の取材?)

ほうほうのていでマッサージブースに到着。そのよろけ方を見て、すでにマッサージベッドに上がっていた女性ランナー、「貴女のほうが急を要するわ。私は待つことが出来るから、貴女、先にしてもらいなさい。」と、順番を譲ってくれました。
 

(マッサージを受ける私。ボランティアマッサージを申し出てくれたのは、よし!元チーム・ディナモ所属のプロサッカー選手。現役引退後、鍼灸師として再びルーマニアを訪れています。)

すべてがとても有り難かったです。今は走るばっかりの私だけれど、いつかはどこかでこのようにボランティアが出来たら。また、同じランナーとして痛みがわかるようになれたら。


(向かって右端の女性はこの日、フルマラソンに初挑戦。最後の部分を併走して応援するROクラブのメンバーたち。こんな光景が温かい。私も後で拍手を送っています。)

東欧の国、ルーマニア、まだまだマラソン発展途上国だけれど、マラソンを走る気持ちは同じ、マラソンを支える気持ちも同じ。走ることは万国共通なのだ、とさらに再認識した第3回ブカレストマラソンでした。


(走り終えた後、クラブメンバーで賑わうROクラブのブース。オリジナル完走Tシャツを50レイで販売、これもチャリティーに。)


(笑顔で記念撮影、クラブの仲の良いメンバー達。)


(双子の姉妹、SISとCOCOのところのペスは、いつでも一緒。)

@Bucureşţi

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