遠い森 遠い聲 ........語り部・ストーリーテラー lucaのことのは
語り部は いにしえを語り継ぎ いまを読み解き あしたを予言する。騙りかも!?内容はご自身の手で検証してください。
 



 

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近藤の主張は、血液のがんなどの特殊ながんを除き胃がん、肺がん、大腸がんなどのいわゆる固形がんは、治療をしても延命効果は期待できないというものだ。がんは基本的に放置しておくのが一番というのだから、医学界から蛇蝎のように嫌われるのは当然だ。近藤が一般書を積極的に書きはじめた1990年代の半ばから、私は近藤の主張を私なりに検討した結果、データの豊富さ、推論の正しさなどから、近藤説はほぼ正しいと確信するに至った。

『がんは切ればなおるのか』(新潮社)が1998年に文庫になった際には、この本の解説まで書いたくらいだ。それで、ここ20年くらい、がん検診は受けていないし、健康診断も9年ほど受けていないし、受ける気もない。

 私は滅多に人を尊敬しないが、近藤誠はすごい人だとしみじみ思う。慶応の医学部を最優秀の成績で卒業した近藤は、アメリカに留学して放射線医学を学び、母校に帰って講師になり、同期で一番早く教授になるだろうと思われていたという。それが、当時医学界の主流であった乳がんの全摘手術に異を説え、乳房温存療法を公に主張して、出世コースから外れることとなった。近藤も万年講師で終わるであろうと覚悟したと述懐している。長い間医学界の主流から無視されていた温存療法は、しかし今や、乳がん治療のスタンダードになった。自らの出世と引き換えに乳がん治療のパラダイムを変えたのである。温存療法の優秀さが患者どうしの口コミで拡がったという事情もあったろう。

 本の売れ行きを見る限り、今また近藤の主張は多くの人に支持されて拡がりつつあるようだ。医学界は必死の抵抗を試みるだろう。がんは放置しておくのが一番いいということになれば、がんの手術に携わる外科医と抗がん剤を製造している製薬会社はおまんまの食い上げになるからだ。しかし、患者は医学界の金儲けのために存在するわけではない。がん患者が手術や抗がん剤で殺されることはあっても、外科医がおまんまの食い上げになって死ぬことはない。どちらがいいかは自明であろう。

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研究の結果、1日の睡眠時間が9時間以上の人は、7時間前後の人と比べ、大腸がんにかかるリスクが1.4倍から2倍になることが明らかになった。睡眠時間が多すぎる上、体重が基準値をオーバーしており、よくいびきをかく人の場合、がん罹患率はさらに高かった。

研究者は、「睡眠時にいびきをかくことで、気道が閉塞して呼吸が停止、睡眠の質が落ち、間欠性酸欠状態に陥る。すると、悪性腫瘍が増殖する危険性がもたらされる。質の良い睡眠が取れなかった場合、それを補うためにもっと多くの時間眠ろうとして、悪循環に陥ってしまう」と指摘。また、質の高い睡眠を確保することが健康にとって極めて重要であることから、「成人の睡眠時間は毎晩7、8時間が理想的で、多すぎても少なすぎても健康にとってはマイナスだ。睡眠に問題があると感じている人は早めに医師の診察を受け、問題を解決することが望ましい」と提案している。

 



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