遠い森 遠い聲 ........語り部・ストーリーテラー lucaのことのは
語り部は いにしえを語り継ぎ いまを読み解き あしたを予言する。騙りかも!?内容はご自身の手で検証してください。
 



 

自力整体 きのうは4名だったので 他力整体 ナビゲーターの穂積さんに しっかりほぐしていただきました。

7/6の準備で 肩甲骨がバリバリ ひざは痛むし ボロボロ.....

とてもラクになり ゆうべはぐっすり眠れました。福島県 川内村の語りに向って トレーニングをはじめられそうです。

お夕飯の当番だったので 近所のスーパーに行きました。

買えたものは....宮崎のにら 長野のレタス ロシアのカラスカレイ 九州の新じゃが にんじん ドトゥールのアイスクリーム など...

メニューはカラスカレイの煮付け ポテトサラダ レタスのサラダ ドレッシングは娘につくってもらいました。

円安で 輸入のおさかなが高くなっています。いろいろな意味でお買い物がたいへんですね。......

あきえ夫人にはこんな苦労はわからないだろうな....

 

夜 岩手の戦争未亡人の聞き書き 岩波新書を読みました。

青年の面影のまま 亡くなった夫をずっと忘れかね こころの支えにして 戦後頼るひともなく お金もなく 後ろ指もさされながら 子どもを育てることだけを生きがいにした人生.... 

都会のととのった手記とはちがうまざまざと風土や想いをつたえる聞き書きになんどかぐっときました。泣けるということは現実でも本や芝居の世界でもしあわせなことなのだと想います。この本は重かった、こころを強く動かされながら泣くこともかなわなかった。とつとつと語った婦人たちもそうだったのでしょう。

.......あの人と一緒に暮したのは、たった五ヶ月だったモ。オレ、嫁に来たのは昭和十七年の春、十八になる時だったモ。そして秋の十月に召集来て征ったのだからナス。
五ヶ月一緒に暮らしたといっても、まるで夢中で暮した五ヶ月だったからナス。春さきの忙しい田植え時に来て、百姓の仕方もまるっきりで知らないもんだから、ただあの人さ、くっついてばかり働いて、どうやらあの人の気心もわかって来たな、と思ったころすぐ別れてしまったようなもんだったナス。たった五ヶ月一緒に暮したきりだったんだが、それでもその時、運が良かったか、悪かったんだか、もう腹さ子供入って二カ月になっていたったモ 〈明日たつという前の晩、みんな集まって出征祝(たちぶるまい)してくれた時、あの人急に座敷から見えなくなってしまったノス。オレ、どこさ行ったべ、と思ってさがしたれば、暗い部屋(寝所)の床の上さ黙ってあぐらかいて座っていたノス。オレのところ見たれば、「俺なあ……」っていったきり黙って動かないで座っていたっけモ。今でも、オレ、ハ、その気持ちわかるマス。だれェナッス、喜んで行く人、どこの世界にあるべナッス。酒のんだって、騒いだって、なんじょしてその気持消えるべナッス。オレもハ、泣いてばかりしまって、ろくな力付けも出来ないでしまったったモ....

わたしにはまだ夫がいる。ヒーリングと節制でなんとか健康を保っている夫だけれど もし ひとりになったら..... どうやって 背負っていこうか....しばし考えました。



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