民主党 セビロの襟から首輪が見える。アメリカの犬になりました。
「政策コンテスト」の特別枠についての評価が決まった。2011年度予算「元気な日本復活特別枠」に関する評価会議(議長・玄場光一郎さん!!)が、各省庁が要望した189事業について、4段階評価(A~D)を行ったのである。
このなかで、在日米軍駐留経費の日本側負担(「思いやり予算」)は最高のAランクを獲得した。要望額は1859億円である。
これに対して、文科省が要望した給付型奨学金の創設や無利子奨学金の1331億円、若手研究者人材の育成・支援の484億円はC評価にとどまった。いま、将来の大学や研究を担う大学院生は著しく減少している。これは危機である。学問・研究の未来を担う人々のためのささやかな支援の試みですら、乱暴に仕分けてしまうのか。
他方、菅内閣は、米軍には大盤振る舞いである。この1月21日、前原誠司外相とルース駐日大使は、2011年度から5年間の思いやり予算などを定める特別協定案に署名した。協定案では、環境対策費などを増やして、総額2010年度1881億円の水準を5年間維持することが決まった「政策コンテスト」の時より22億円も増額されている。しかも今後5年間、アジアや日本をめぐる安全保障環境がどのように変化するかにかかわりなく、定額で固定してしまう。合計約1兆円。これでは、米軍への「定額給付金」ではないか。
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