時の鐘
.......日曜日、友人たちと川越...NHK朝ドラマ、つばさの街....にいきました。目的は観光にあらず、酵素玄米の講習会です。旧254と254のバイパスを間違えて、彷徨いました。254といっても地元のひとには通用しません、川越街道という昔ながらの名がとおっていました。
川越の由来は川越氏が治めていたせいですが、名のとおり、川の多い町です。入間川、新河岸川、不老川、高麗川....そして太田道灌が築いた川越城址のお堀....その昔小江戸と称せられた川越は美味しい名店がたくさんあります。講習会のあと、なつかしのカフェレストラン、”小麦市場”へ....
ランチをたのんで、一目見てはっとして、一口食べてぎょっとしました。......美味しいけれど......「シェフ 替わりましたか?」訊いてみると、やはりそうでした。美味しいのです、標準以上だと思います......けれど美味しい...と絶妙な...のあいだには大きな川が流れています。”冴え”というのか透徹した....というのか、常ならざる、見て、食べて感動を呼び起こす一皿というものがあります。それをあらしめるのはもちろん、ワザ....そしてその底に自分に妥協をゆるさない気持。
語りや読み聞かせもそうなのでしょう。ワザを支えるのは”これでよし”としない想念.....楽しければいいじゃないとか、みな違うけどそこがいいのよねとかの気持では到達できないレベルがあるのです。プロだからとかボランティアだからというのではありません。個々人の思いの持ちよう、それは他者がとやかくいうことではないけれど、自分の今を越えようとする意志をひとは感じる。それがアスリートや歌手でなく、一介の主婦だとしても川を越えようというその意志はまわりのひとを熱くします。わたしはそういうひとを知っていることをうれしく思い、自分もそうありたいと願います。
.....小麦市場のシェフの神がかり的スウイーツやサラダがもう食べられないのかと、意気消沈して歩いていた川越の街には素敵なカフェが何軒かありました。和菓子、うなぎ、豆腐、美味しいもの満載の街です。おからドーナツ、芋羊羹をおみやげに買いました。菓子屋横丁には昔の駄菓子屋さんのラムネやス昆布、紙せっけんもありました。
NHK効果か、夕暮れ時になっても人の流れが耐えません。車で観光に来る方のために街中には有料駐車場がいくつかあります。バスでまわるのも一興です。入間川を夕陽が染めていました。昼間の熱暑とは打って変わった涼しい風に吹かれてわたしたちは川越をあとにしました。
カフェエレバート(トイレはないそうです)
ほかにも一軒屋の名物カフェ”バチャンガ” ベーグルカフェ、カフェtricycleなどなど....
蔵の街川越散歩
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