シー・シェパードはなぜ日本の調査捕鯨を目の敵にするのでしょう。おなじように捕鯨をしているノルウェイに対して過激な行動をとっているという話は聞きません。今回 船が破壊されたと3億円の請求をしてきましたが 意図がよくわかりません。映像を見る限り、自ら 突っ込んできたようにしか見えないからです。また薬品を撒き散らしたり、ぶつかって壊れかけた船を曳航したあげく、放置して沈没させ、重油を流れるままにしておくのは環境保護団体とは思えません。日本なら脅せばお金を出すとでも思っているのでしょうか?
このような無法行為を支援している国や企業があります。オーストラリア政府がシー・シェパードを支援しているのは 閣僚に元グリーンピースのメンバーがいるからもあるようですが、観光資源である鯨の保護もあるようです。パタゴニア(衣料品)やラッシュ(イギリスの化粧品メーカー)もシー・シェパードの活動を支援しているそうです。
わたしはいいかげんなベジタリアンですが 牛肉もくじらもいただきませんし、動物を必要でないことで殺すのはいやです。けれど どうも わからないのです。鯨は調査捕鯨でも殺してはいけない。カンガルーは保護したら増えすぎたので殺していい?牛は食べるために飼育しているから殺してもかまわない? ペットの犬や猫たちが大量に殺されている。それはいいのか? シー・シェパードの活動を見ていると固執的でやりきれなくなります。鯨だけがそんなにたいせつなのか? 人間の子どもたち、そしてたくさんのいのちが世界中で殺されているのに?
極論かも知れないが ああして体をはって 声高に糾弾し妨害するなら それだけの姿勢は見せるべきではないか。エコテロリストと呼ばれる彼らを企業が支援しているのも解せないのです。 調査捕鯨にも疑問がないわけではないのですが....たとえ どんな大義名分があろうと 手段が荒んだ汚いものだとその志はまっすぐ受け止められません。
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