珈琲通ではないのだが コーヒーは好き というより喫茶店が好きだった。
ただ珈琲を飲むなら 家で淹れたほうがよほど 美味しいことが多い。うちでは丸山珈琲の中深煎りをのんでいて
なくなると 豆屋のきらきらとか さわやかとか 特上マタリをのむ。
珈琲の美味しさは 1に豆 2に焙煎 豆の選別 3が淹れかたと水 じゃないかと思っている。
だから生豆を現地に買い付けにいったり 自家焙煎のところはまぁまぁ 信用できる。
なお 丸山珈琲には世界で一番のバリスタがいるそうである。
家で呑んで変わらないなら なぜ 喫茶店にいくのかというと ぼんやりしていたいからである。
家は モノが多いので モノのささやき が常時さらさらおしよせてきて こころを解き放てない。
喫茶店は日常の空間から自由になれるところだ。そこに美味しい珈琲がはいればもちろんいいし
空間として 調和がたもたれていれば言うことはない。
その意味で昔ながらの喫茶店はめっきり減って ファミレスのドリンクバーか チェーンのカフェ..が
主流になってしまったのは至極 残念である。 ドリンクバーの珈琲は珈琲ではない何かである。
シャノアール ドトール 珈琲館 上島珈琲 星乃珈琲 コ○ダ珈琲.....
ス○バは問題外である、パレスチナの子どもを苦しめているイスラエル支援企業に金を落とすつもりはない。
だいたい ス○バの珈琲はまず過ぎる。いちど豆を買ってみたがあまりまずいので最後までつかえなかった。
ス○バでアルバイトしてた人の話を聴いて納得した。豆がわるいからキャラメルなどなんだのいれてごまかして
いるのだと思う。
コ○ダはあんまり好みでない ウソ生クリームなので。店の造作がやすっぽいので マーガリンがまずいので。
従業員は感じがいいが。
ウエシマとホシノは雰囲気はいい。生クリームはほんものみたい。
ホシノのパンケーキに一時 はまったが もう飽きてしまった。 パンケーキが生っぽいお店がある。
個人の良いお店がもっとあればと 思うのだが 店主のいいものをという強い意志 それに昨今はブランドを構築
するちからも必要で 評判が高まれば 地方からも客が押し寄せ 地元の人間はあまりこないという店も多い。なんか変である。
ついでにいうなら カフェ 喫茶店と 喫煙はつきものである。喫煙お断りの喫茶店など クソである。
煙草も文化なのだ。煙草に色つき紙をまぜて添加物をてんこ盛りにして税金のかたまりにしておいて
煙草はあなたの健康に害を及ぼす怖れがあります....もないもんだ。
先日 早稲田の穴八幡宮にお札を返しに行った。山吹の白 黄色がみどりに映えて 目に沁みた。
穴八幡神社は 早稲田大学の目の前にある。昼時だったので お店をさがしたが カレーとラーメンばっかりだった。
つまらない町だなと思った。(古本屋の本ぞろえはさすがによかった)
すこし歩いて珈琲館をみつけて入ったら お客がみんな煙草を吸っていた。禁煙の店が多いのだろう。
壁には往年の聖林スターの写真が貼ってある。
黄ばんだ キャサリンへプバーン オードリー モンゴメリー・クリフト ... なんだか懐かしかった。
となりの美人は 細く煙草を手巻きにして吸っていた。プエブロのブルーだった。
わたしは手巻きは面倒になって今は紙巻アメスピなんだけど 売れるようになって アメスピはつくづく不味くなった。
原料の葉っぱの調達が間に合わないのでありましょう。
やはり 手間隙かけないと 本物の 美味しい 安全な ものは手に入らない。食べ物でも 煙草でも。
つづく