今日で、長い筈の 9 連休も終わります。明日から仕事に戻れますかねェ(自爆)
さて、9 連休の座興として、保有する 35mm F1.4、3本を比較しようと、藤沢駅前の年末年始イルミネーションを撮ってみました。三脚を立てられる場所ではなく手持ちのため、ISO 感度が上げられるα7をボディとしました。以前から、Summilux ASPH. FLE のコマ収差が気になっていたものですから、実験をしたくて。他の 2 本はコシナ・ノクトン(ICS S.C.)、Summilux 初期玉( 173 万代)です。
この実験は座興ですから、キチンと脚を立てろ、とか、イルミネーションの光り方を統一しろ、とか面倒なことは指摘しないでください。指摘するなら、ご自分でおやんなさい、と開き直っておきます(爆)
キャノープロに(大きな画像さえ載せてくれれば、「提灯」を書いても気にしませんので I 田さん、A 城さん・・・誰でも構いません)、二枚、初期プレスASPH.、現行FLEの非球面 3 本を揃え、初期玉なども加えた比較を、しっかり三脚を立てて ISO160 にした M9 系で撮って貰って、そんな特集記事のあるカメラ雑誌を眺める方が百倍楽ですし、実験結果の精度も高くて嬉しいと思いますよ。当然です。
話がボヤキ方面にいきそうなので、本題に戻りましょう。
先ずは F1.4 開放。なお、各絞り何れも左から、ASPH、ノクトン、初期玉の順です。また画像処理はデフォルトでサイズを長さで 30% に縮小( = 長辺 6,000 ピクセルを 1,800 ピクセルに縮小)しております。
開放ですので、やはり ASPH でも盛大にコマ収差=「コウモリ」の乱舞が見られます。勿論、中心部を見れば、初期玉のボワボワやノクトンの甘い画像とは雲泥の差ですし、コウモリの形も「素直(!?)」です。
なお、手振れがありますが、M9-Pではこんな感じです。画像素子の画素がもともと少ないから収差が出にくいのか、相性なのか、コウモリが少なく見えます。
F2.0 です。
コマ収差は ASPH では最外周を除きかなり収まってきましたが、他の 2 種はまだまだコウモリが盛大に飛んでいます(笑)
なお、ノクトンの中心部はかなり良くなっていますし、初期玉も点光源の変形は中心近傍でも見られるもののボワボワは収まりつつあります。
F2.8 です。
ASPH の最外周の変形はコマなのか口径食なのか、私には解りません。ノクトン、初期玉の外周はコウモリですね。後二者の中心部は問題ないレベルに改善しています。
F4.0 です。
ASPH はほぼ収差が認められないでも通るレベルでしょう。ノクトンも最外周を除けばコウモリは居なくなりました。初期玉は流石にコウモリを大事にしています(笑)
F5.6 です。
ノクトンは最外周は小さいもののコウモリがいますが、逆に初期玉はコウモリでは無さそうで、周辺のコマ収差に限れば初期玉の方が上でしょうか。
ご参考までに、Noctilux ASPH. を開放から F5.6 までの画像も載せます。なお、F0.95 開放のみ、右側にボディを M9-P にした画像も。
コウモリは開放から F1.4 までは盛大に乱舞していますが、F2 で収まり始め F2.8 でほぼ十分な補正、F4 で最外周に小さいものが残るくらいで目立たなくなります。
こんな状況で撮ることは、そうそうありませんから「粗(あら)」は出にくいですが、点光源が周辺部に入れば一目瞭然です。ノクトンと比べてみれば ASPH はやはり優秀ですから、明るい民生用レンズとしてコマ収差は避けられないもの、と認識するしか無さそうです。また、一般的には収差が少ないほうが良いとはいえ、無ければ良いというものではないことも、本 blog にお立ち寄りになる皆さまは、お判りですよね。斯く言う私も、35mm 3 本の中で最も好きなのは、開放ボワボワで収差出まくりの初期玉です。
なお、(設定の仕方かもしれませんが、どちらも色はデフォルトの儘なので)M9-P の方がα7 よりも、微妙な色彩がよく表現されて、より立体的に見えるように思います。これは蛇足です。
さて、9 連休の座興として、保有する 35mm F1.4、3本を比較しようと、藤沢駅前の年末年始イルミネーションを撮ってみました。三脚を立てられる場所ではなく手持ちのため、ISO 感度が上げられるα7をボディとしました。以前から、Summilux ASPH. FLE のコマ収差が気になっていたものですから、実験をしたくて。他の 2 本はコシナ・ノクトン(ICS S.C.)、Summilux 初期玉( 173 万代)です。
この実験は座興ですから、キチンと脚を立てろ、とか、イルミネーションの光り方を統一しろ、とか面倒なことは指摘しないでください。指摘するなら、ご自分でおやんなさい、と開き直っておきます(爆)
キャノープロに(大きな画像さえ載せてくれれば、「提灯」を書いても気にしませんので I 田さん、A 城さん・・・誰でも構いません)、二枚、初期プレスASPH.、現行FLEの非球面 3 本を揃え、初期玉なども加えた比較を、しっかり三脚を立てて ISO160 にした M9 系で撮って貰って、そんな特集記事のあるカメラ雑誌を眺める方が百倍楽ですし、実験結果の精度も高くて嬉しいと思いますよ。当然です。
話がボヤキ方面にいきそうなので、本題に戻りましょう。
先ずは F1.4 開放。なお、各絞り何れも左から、ASPH、ノクトン、初期玉の順です。また画像処理はデフォルトでサイズを長さで 30% に縮小( = 長辺 6,000 ピクセルを 1,800 ピクセルに縮小)しております。
開放ですので、やはり ASPH でも盛大にコマ収差=「コウモリ」の乱舞が見られます。勿論、中心部を見れば、初期玉のボワボワやノクトンの甘い画像とは雲泥の差ですし、コウモリの形も「素直(!?)」です。
なお、手振れがありますが、M9-Pではこんな感じです。画像素子の画素がもともと少ないから収差が出にくいのか、相性なのか、コウモリが少なく見えます。
F2.0 です。
コマ収差は ASPH では最外周を除きかなり収まってきましたが、他の 2 種はまだまだコウモリが盛大に飛んでいます(笑)
なお、ノクトンの中心部はかなり良くなっていますし、初期玉も点光源の変形は中心近傍でも見られるもののボワボワは収まりつつあります。
F2.8 です。
ASPH の最外周の変形はコマなのか口径食なのか、私には解りません。ノクトン、初期玉の外周はコウモリですね。後二者の中心部は問題ないレベルに改善しています。
F4.0 です。
ASPH はほぼ収差が認められないでも通るレベルでしょう。ノクトンも最外周を除けばコウモリは居なくなりました。初期玉は流石にコウモリを大事にしています(笑)
F5.6 です。
ノクトンは最外周は小さいもののコウモリがいますが、逆に初期玉はコウモリでは無さそうで、周辺のコマ収差に限れば初期玉の方が上でしょうか。
ご参考までに、Noctilux ASPH. を開放から F5.6 までの画像も載せます。なお、F0.95 開放のみ、右側にボディを M9-P にした画像も。
コウモリは開放から F1.4 までは盛大に乱舞していますが、F2 で収まり始め F2.8 でほぼ十分な補正、F4 で最外周に小さいものが残るくらいで目立たなくなります。
こんな状況で撮ることは、そうそうありませんから「粗(あら)」は出にくいですが、点光源が周辺部に入れば一目瞭然です。ノクトンと比べてみれば ASPH はやはり優秀ですから、明るい民生用レンズとしてコマ収差は避けられないもの、と認識するしか無さそうです。また、一般的には収差が少ないほうが良いとはいえ、無ければ良いというものではないことも、本 blog にお立ち寄りになる皆さまは、お判りですよね。斯く言う私も、35mm 3 本の中で最も好きなのは、開放ボワボワで収差出まくりの初期玉です。
なお、(設定の仕方かもしれませんが、どちらも色はデフォルトの儘なので)M9-P の方がα7 よりも、微妙な色彩がよく表現されて、より立体的に見えるように思います。これは蛇足です。