Leikon's Photo Diary

写真とカメラなどに係わる独り言

オリジナル・プリント

2008年03月24日 19時17分30秒 | 写真・カメラ
某写真家のオリジナル・プリントが3枚になりました。
最初のは、ホテルの玄関前と思しきを足早に歩く男性1人の後姿。初老の男のビシッとした生き様が背中に出ている感じで、一目で気に入りました。2001年の秋、未だ作者とは親しくない時でしたので、一緒に個展を見に行った4人で「戴きたいのですが…」と束になってお願いした、と記憶しています。で、目出度く各々が好きなプリントを購入しました。
次のは、ナポリ王宮広場の若いカップルの写真(これだけが、書載になったことは無いと思います)。この作者には珍しく(!?)前から撮ったものです。背景にはベズビオがうっすらと見えて、ナポリの夜のちょっと気だるい空気までも伝わるようで、大好きな写真です。これは、渋谷のグループ展で見て一目惚れしました。売り物の表示はなかったのですが、この頃には、作者とタメ口をきくまでに関係も深化(?)していましたから、強引に売ってもらいました(笑)
そして、先日入手したのは、初老のカップルがマッジョーレ島(?)から運河越しにデュカーレや鐘楼を望む(?)写真です。冬のベネツィアの冷たい空気感が蘇ってきます。
この写真家が少し引いた位置からmaturedな人物の後姿を撮った写真は天下一品だと思っています。作品を見ると(その時だけ!?は)タメ口を叩いちゃイカンなぁ、と思ってしまいます(自爆)
悪の巣窟にも、欧米の著名カメラマンのオリジナル・プリントが入ってきて、時々拝見させて貰いますが、オリジナルの持つ迫力は写真集で見るのとは全く異なります。写真だから(絵画と違って)何枚でも作れるでしょ、と云うのが一般の認識でしょうか。洵に残念と言わざるを得ません(同じにはプリントできませんしネ)。
ですから、好きな写真に出会ったらオリジナル・プリントを手に入れるのも、写真の楽しみ方の一つの大きな分野だと思います。


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