トゥールビヨンの音

Pasha Tourbillon Pt なる時計を腕にしていますと、手を細かく動かしたり腕を素早く捩じったりしたときに、音がすることがあります。歩くときに腕を振るような大きな動きでは鳴りません。
このトゥールビヨン固有なのかもしれませんが、チリンというよりはシャリンという感じではあるものの、鈴の音のような涼やかな音です。とても和みます（笑）

トゥールビヨンは、七大複雑機構の中で、例えばムーンフェーズのように新しい情報や、永久カレンダーのように日付を合わさなくても良いといった利便性を、使用者に与えるものではありません（ミニッツリピーターも必要ないと言えばその通りですけど）。
また、クォーツ時計ならこんな機構がなくても更に高い精度で時を刻みます。
加えて、機械式としても、立て姿勢のために重力が一定方向に掛かりやすい懐中時計と異なり、腕時計に姿勢差を中和する機構が本当に必要なのか、という基本的な疑問もあります。

でも、音が可愛いのです。そして何よりも、見ていて愉しいのです。

この自己満足に尽きるなぁ（自爆）