Leikon's Photo Diary

写真とカメラなどに係わる独り言

十二月大歌舞伎 夜の部 A プログラム

2018年12月03日 23時23分43秒 | 歌舞伎
今宵は誤認衆の H 口怪鳥のご厚意で歌舞伎座に芝居見物です。お目当ては玉三郎丈の阿古屋。当然に会社は午後休暇です(笑)
 



先ずは「壇浦兜軍記」から「阿古屋」。3 年前の 10 月に拝見しております。玉三郎丈の阿古屋、流石としか言えないです、眼福!
前回の岩永の彦三郎(当時、亀三郎)が重忠ですが、誠実な中にきっぱりとした立役と云うには少し荷が重いか。前回の菊之助に比べてもかなり辛いかなぁ。松緑の岩永も人形振りが今一つ。ただ、NHK e テレの『にっぽんの芸能』で玉三郎丈が解説している番組の阿古屋、2002 年の公演からですが、梅玉の重忠、勘九郎(後の 18 代目勘三郎)の岩永を録画で何度も視た所為で大抵の現役の役者さんでは敵いませんわなぁ(爆)

次が「あんまと泥棒」ですが、中車はギャグですし、松緑もこれでは実力を見せようもないでしょう。歌舞伎座で出す意味が解らないです。滅多に寝落ちしない家内がしっかり眠っていましたね。

最後が「二人藤娘」の艶やかな舞踊。梅枝と児太郎です。私は梅枝のしなやかさが良いと思いましたが、家内は藤の枝の扱いを始め児太郎の方が上手いとのこと。


【本日の演目】

一、壇浦兜軍記(だんのうらかぶとぐんき)
阿古屋
遊君阿古屋を玉三郎丈(同)、秩父庄司重忠を彦三郎(菊之助)、岩永左衛門を松緑(亀三郎、当時)で、榛沢六郎を坂東亀蔵(功一)など。
( )内は2015年10月公演の配役

二、あんまと泥棒(あんまとどろぼう)
泥棒権太郎が松緑で、あんま秀の市を中車。

三、二人藤娘(ににんふじむすめ)
梅枝と児太郎が藤の精。