Leikon's Photo Diary

写真とカメラなどに係わる独り言

四月大歌舞伎 夜の部

2018年04月14日 23時58分00秒 | 歌舞伎
思い返せば 33 回目の結婚記念日の本日、誤認衆の H 口怪鳥のご厚意で芝居見物となりました。お目当ては勿論、仁左衛門丈の「一世一代にて相勤め申し候」の左枝大学之助/立場の太平次の二役です。
 

登場人物の殆どを殺していくような左枝大学之助と立場の太平次の「悪の華」。仁左衛門丈は、唯の悪人だけではない色気というか凄味というか、曰く言い難い魅力を見せる点、流石という他はありません。殆どの登場人物が次から次へと殺されていくという点で、北野武監督の「アウトレイジ」を思い出しましたが、リアリティを歌舞伎に感じる私でした。
脇では、時蔵の「うんざりお松」が先月の玉三郎丈の「土手のお六」に匹敵する艶があり、また、敵討ちの皐月は当世では一番かと思わせるはまり役と感じました。錦之助の与兵衛と孝太郎のお亀もなかなか良い組み合わせ。

歌舞伎を堪能致しまして、良い記念日になりました。往きには「くまモン」銀座線にも乗れましたし。
 
ご覧の通り「かぶきねこずくし」から本編の新作二品が出ておりました。これは買っちゃいますね(笑)

なお、お供は、家内が Zeiss 4x12、私が Ultravid 8x20 でした。


【本日の演目:夜の部】
「絵本合法衢(えほんがっぽうがつじ)」立場の太平次

左枝大学之助と立場の太平次の二役を仁左衛門丈。うんざりお松と弥十郎妻皐月、高橋瀬左衛門と高橋弥十郎の夫々二役を時蔵と彌十郎。田代屋与兵衛を錦之助、お亀を孝太郎、孫七が坂東亀蔵で、お米を梅丸。團蔵の佐五右衛門に吉弥の太平次女房お道が締めて、憎めない小悪党の番頭伝三を松之助。
コメント
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