Leikon's Photo Diary

写真とカメラなどに係わる独り言

二月大歌舞伎 夜の部

2018年02月13日 22時44分48秒 | 歌舞伎
本日は午後休暇をとりまして、歌舞伎座百三十年 松本幸四郎改め 二代目 松本祇園一力茶屋の場、市川染五郎改め 十代目 松本幸四郎、松本金太郎改め 八代目 市川染五郎の襲名披露を行う「二月大歌舞伎」夜の部に芝居見物です。何しろ、土日はチケットが取れませんでしたから。ですから、今頃になって松竹の WEB が残席ありに戻るというのは非常に不快ですけどね。
 

で、先ずは「熊谷陣屋」。一昨年の10月の芝翫襲名のときもこの演目でしたね。襲名向きなの(笑)
幸四郎、なかなか良かったです。菊五郎の義経は流石の貫禄で、芝翫の梶原は正に「役不足」で可哀想。

続いては、幹部総出の口上。おめでたい豪華キャスト。

そして、本日のお目当てである「祇園一力茶屋」。お目当ては新 白鸚の大星由良之助、新 染五郎の力弥でもありますが、やはり玉三郎丈のお軽と仁左衛門丈の寺岡平右衛門ですね。これは襲名興行でも、贔屓ですから仕方がない(爆)
仁玉、流石と言う他なく堪能しました。
真剣に見て疲れました。


【本日の演目:夜の部】
一、「一谷嫩軍記」から「熊谷陣屋」
熊谷次郎直実を染五郎改め幸四郎(橋之助改め芝翫、幸四郎:現 白鸚)、熊谷妻相模を魁春(総て魁春)、藤の方を雀右衛門(菊之助、高麗蔵)で、白毫弥陀六を左團次(歌六、左團次)、源義経を菊五郎(吉右衛門、菊五郎)。
更に梶原平次景高を芝翫(吉之丞、幸太郎改め高麗五郎)、亀井六郎を歌昇(歌昇、廣太郎)、片岡八郎を萬太郎(尾上右近、種之助)、伊勢三郎を 巳之助(宗生改め福之助、廣松)、駿河次郎を隼人(宜生改め歌之助、隼人)堤軍次を鴈治郎(国生改め橋之助、松緑)と云う豪華メンバー。流石は襲名興行。
なお、( )内の左側は 2016 年 10 月、右側は 2014 年 11 月の公演の其々の配役です。

二、木挽芝居賑(かぶきざしばいのにぎわい)
二代目松本白 鸚
十代目松本幸四郎 襲名披露口上
八代目市川染五郎
幸四郎改め白鸚、染五郎改め幸四郎、金太郎改め染五郎。
藤十郎の芸者、木挽町座元が菊五郎、太夫元を吉右衛門、芝居茶屋亭主を仁左衛門、茶屋女房を玉三郎。江戸奉行を梅玉、木挽町町年寄を我當、町火消組頭を楽善で高麗屋番頭が猿之助。
男伊達を左團次、又五郎、鴈治郎、錦之助、松緑、海老蔵、彌十郎、芝翫、歌六。
女伊達を魁春、時蔵、雀右衛門、孝太郎、梅枝、高麗蔵、友右衛門、東蔵、秀太郎。
他に、表方の廣太郎、役者の錦吾など。

三、「仮名手本忠臣蔵」から「七段目 祇園一力茶屋の場」
大星由良之助を幸四郎改め白鸚(吉右衛門)、大星力弥を金太郎改め染五郎(鷹之資)。玉三郎(芝雀)の遊女お軽と仁左衛門(梅玉)の寺岡平右衛門。
他に赤垣源蔵を友右衛門(権十郎)、富森助右衛門を彌十郎(松江)、斧九太夫を錦吾(橘三郎)など。
なお、( )内は 2013 年 11 月公演の配役です。

 
先に記しました通り 2 階の二等との境ですので、双眼鏡は必須です。殊に、仁玉お二方の細かな表情を追うには、です。ということで、家内が Zeiss 4x12、私が Ultravid 8x20 でした。