Leikon's Photo Diary

写真とカメラなどに係わる独り言

佐瀬ガラスペン 竹軸

2012年08月28日 23時35分27秒 | 筆記具 関連
インクの色と紙の相性を見るのに、万年筆と違いペン先を洗うのが簡単で便利かなぁ、と考えて、ガラスペンを購入したくなりました。しかし、ガラスペンはどうも美術品になっているらしくて、海外メーカーでは 4~5 千円くらいは楽にします(数万円のモノも普通にありますネ)。粗忽者の私は、直ぐに割ってしまいそうな全身ガラスペンには勿体無くてそんなに払えません。

ただ、昼休みに覗いた銀座の伊東屋に、佐瀬工業所の「佐瀬ガラスペン 竹軸 (なお、軸には 「平和萬年筆」 と書かれています)」が 472 円也 で出ておりました。しかも、ペン先以外はガラスではなく竹ですから、お値段が親密なうえに安心安全で、正に私向きです(笑)
http://www.ito-ya.co.jp/ec/ProductDetail.do?pid=sase156-0009
なお、その佐瀬工業所の HP に拠りますと、ガラスペンは意外にも日本で明治 35 年に考案された筆記具とのことです。
http://www7.ocn.ne.jp/~glasspen/

で、伊東屋ですが、残念なことに、細字・中字は売切れ・入庫未定となっていまして、太字しかありません。もっとも、日本人の考える太字であってモンブランやペリカンの M くらいだろうと、根拠無き楽観から、寧ろイイだろうと妄想して、購入しました。お値段もお値段ですし・・・

で、帰宅後、佐瀬工業所の HP に載っている「ガラスペンの上手な使い方」に従い、ペン先の 1/3 くらいをインクボトルに入れ、インクを落としたりせずにそのまま紙に持ってきて筆記しました。
これで、葉書一枚分は書けますネ。インクの色を見ると云う所期の目的は、十ニ分に達成しています。


上段がウォーターマンのフロリダブルーを使ってガラスペンで書いたもの、中段が同じくブルーブラックでモンブランのブラームス、下段がペリカン純正組でタンザナイトと M605 です。こうして見ますと、ガラスペンはやはり太字でしたね(笑)