Leikon's Photo Diary

写真とカメラなどに係わる独り言

Cレンズ 4

2009年03月10日 00時01分00秒 | 写真・カメラ
Kino Plasmat25mmの作例を、一昨日、HPにアップしました。このレンズは開放では周辺(周辺と言ってもセンターから半分程度外れた処から外側)が確りと流れます(笑)
コントラストは低いものの、それに比して中心部の解像力の素晴らしさは特筆ものです。F2.8まで絞っていくと、コントラストは向上していくものの、周辺の流れは少しマシになった程度です。F5.6では繊細な感じがよく解りますが、周辺1/3はまだ暴れ、最小絞りのF11にしても周辺の流れは取り切れていませんから、現代「風」の眼で眺めると、正にクズ玉でしか無いでしょうね(爆)
もっとも、16mm用と言っても、イメージサークルの長辺が16mmな訳ではないのですよね。パーフォレーションも入れて16mmで、実画面は10.5mm程度の由ですから、4/3のCCDの60%程度です。なので、半分程度外れた処とはいえ外周部について、レンズを責めるのはお門違いなんですね・・・

で、肝腎の描写ですが、正にズドンと来ますね。滅多に撮りませんが、ポートレイトでは、その良さが本当によく解ります。デジとは思えない立体感に、なんとも言えない繊細さと柔らかさが加わります。また、遠景であっても、なんとなく懐かしい感じに写ります
眼で見た感じに近いレンズ。畏るべし、キノプラズマート!