ポートレイトの神様

週末に、R8＋ズミクロン90mmとM3改＋ズミルックス50mmで撮ったポートレイトが上がってきました。ズミルックス50mm、やはり良いレンズですね。ポートレイトに向かないような陽射しの中でも、しっとりと肌色を綺麗に表現してくれました。平均点では見事な仕事振りです。
でも、やってくれたのはズミクロン90mm。何本も撮ったなかで、3カット、モデルの魅力の漸く1/100を引き出してくれました。昔、ある部署にいたとき、お金の単位が「兆」であったときがあって、0.01兆円（100億円）未満は、「以下」と書いたことがありました（勿論、自分のお金では、その「以下」の100万分の1の1万円が、とても大事だったのですが…）。金額がいくら大きくても、議論するとなれば、その1％以下の変動は有意ではないこともあります。そういう観点では、ズミルックスも頑張りましたが、今回は表に書くとすれば「以下」の扱いでしょう。
キャノープロや悪魔の商人には（少し前ピンなので）自己満足と言われると思いますが、モデルの魅力を「以下」ではなくて、その1/100を何とか写真として残してくれたレンズに敬意を表したいです（勿論、平均すれば、腕が悪いのでマイナスじゃないのかと云う感じですけど）。
ポートレイトの神様は居てくれました。私の腕でも何とかしてくれるなんて、世の中、未だ捨てたもんじゃない。信じるものは救われる！！