Leikon's Photo Diary

写真とカメラなどに係わる独り言

中古カメラ屋の歩き方(後編)

2005年09月21日 06時10分00秒 | 写真・カメラ
3. 中古カメラ屋に行こう
・ カメラに雨は禁物。雨に濡れないルートを考える。例えば、このBlogにも良く登場するOkadayaは東京メトロ・日比谷線・日比谷駅A3出口から行くと雨に濡れない。こういう下調べは必要。勿論、雨の日には行かない方針も有り得るが、雨の日は空いていることが多く、店主と懇意になるチャンスかもしれない。
・ 変な老若男女(オジサンが多いのは致し方無い)が日中から立ったままで麦酒(や焼酎や缶コーヒー)を飲んでいたりする中古カメラ屋の店内を見て、巣鴨の「ときわ食堂」と見迷うかもしれない。しかし、原則で述べた通り、それがそのカメラ屋のスタイルとして確立しているなら、騒がないのが大人の対応。そこ迄「怖そう」でなくても、大抵のカメラ屋には陰険そうなオヤジ(客であったり、店員であったり)が居て、善男善女の貴方には入り難いもの。そこを、臆せずに入ってみよう。意外に(?)親切だったりするものだ。
・ 欲しいものを示し、手に取って見せてもらう。
・ 買う買わないは、お客の自由。でも、買う気もないのにグダグダと店員を引っ張らないのは、この手の対面型販売店のお作法。常識は大事。
・ 買うとなった時に持ち合せが足らなければ、有楽町の交通会館2Fの東京三菱銀行のキャッシュコーナーに引出しに行って、現金払いにするのがお作法。昨今ではキャッシュカードの偽造問題から引出限度額が小さくなっているので、KE7AだとかMPだとかには足りないから、注意が必要。クレジット・カードなら10回無金利分割払いがお勧め。
・ これで、その夢の機材はあなたのもの。取説の無いことが多いので、買った時に使い方を訊く。教えてくれないカメラ屋との付き合いは良く考えよう(もっとも、ライカのバルナック型やM型は、そこら辺の山ほど出ているムック本に載っているから、それで覚えて店員の前でやってみる位の自助努力は必要)。なお、運が良いと、その店の馴染みのプロカメラマンや修理の名人が来ていたりして、tipsを教えて貰ったりすることもある。これは貴重。
なお、フィルムは必ず持っていくこと。
・ 保証付きの機材ならば滅多に不具合はないが、稀には発生するので、直ぐに撮ってみて結果を確認すること。
・ 不幸にして売りたくなったときには、先ずは買った店に持っていく。半値八掛け二割引だったりすると、心臓に悪いが、その店の品位をこれで測れる(これ以上は書かない。身を以って知るべし)。

4. 中古カメラ屋の賢い利用法
・ ショーウインドーに並べてあるのだけが、商品と思わないこと。
店主が座っている前の硝子ケースの上に無造作に並んでいたりするものが、今日の新入荷で狙い目だったりもする。未だ売値が決まっていないこともある(既に売れていたりすることも多く、悔しい思いもする)が、欲しいと思ったら、先ず訊くこと(早い者勝ちの大原則)。客が戻しに来た傍から売れたり、航空便が届いて開梱されるのを待つ客を何度も見ているし、自身もしている。
・ 良い写真が撮れたら、(威張って)店主に見せに行く(忙しいと嫌がられる。これも常識の範疇)。
・ なお、「カメラ市」等と称してデパート等で多数のカメラ屋の集まる催事がある。フィルター枠、ソフトレリーズなどの小物を探している時に、重宝する。
  
では、皆さんも楽しい中古カメラ・ライフを満喫してください。全くお金はいくらあっても足りません。が、自分の出来る範囲の中でも、地獄巡りの楽しみ(と苦しみ)は十二分に味わえます。それはPriceless。

この記事へのコメント
1. Posted by okadaya 2005年09月22日 12:00
大変参考になりました。これでワタシも臆することなくカメラ屋に行けると思います。    敬具
2. Posted by Leikon 2005年09月22日 21:36
スカウト・同業者お断りが、業界ルールでは無かったのでしたか?
3. Posted by Hiro 2005年09月22日 23:32
こんばんは。
思えばここまで苦しい道のりでしたねェ、お互い。
いや、これからの方がもっと険しいですか!?
何事もそうですが、自己責任の原則、これに尽きますよね・・・。
4. Posted by Leikon 2005年09月23日 18:10
私には、自己責任よりも自己研鑚が必要の様です。