リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

クリスマスツリーは6日までに片付けないと縁起が悪いんだって

2024年01月06日 | 日々の風の吹くまま
1月5日(金曜日)。☁🌧。目が覚めたらもう9時過ぎ。ぐっすり眠った気がするけど、ちょっと寝過ぎじゃないのかなあ。まあ、早起きするような予定が一切ないから、朝寝坊も悪くはないけど、そもそもパッとしない天気で、朝が早過ぎて暗いんだか雲が厚過ぎて暗いんだかわからないけど、とにかく暗いから目が覚めないみたい。それにしても、バンクーバー市内の公園では水仙が咲き出したところで、1週間後には晴れて来るせいもあって日中の気温も急降下。明け方の最低気温は何とマイナス15度まで下がるというから、やぁだっ。普通の冬でも氷点下になることはたまにあるけど、いくらなんでもマイナス2桁は下がり過ぎでしょ。

遅い朝ご飯を食べたら即ウォーキング。この週末まで休暇を取っている人が多いと見えて、モールは閑散とした感じ。週末には写真を撮ってもらう親子の行列ができていたサンタクロースのスタジオも、残っているのは椅子の後ろにあった4本のもみの木と白い柵だけになって、撤去作業を待つばかり。伝統的にキリスト教の「クリスマスの12日」に当たる今日はクリスマスの季節(降誕節)が終わる日で、明日の6日は東方三博士が生まれたばかりのキリストに会いに来た「顕現日」。イギリスではビクトリア朝時代からこの日までにクリスマスツリーや飾りを片付けないと悪いことが起きると言われているそうで、日本で正月3が日は掃除をするなとか煮炊きをするなとか言う縁起かつぎと似たようなものかもしれないな。

まあ、イギリスではビクトリア朝時代に顕現日をケーキやお菓子で祝って、同時にクリスマスツリーを片付けるという風習があったそうで、そんなところから1月6日までにツリーを片付けてしまわないのは縁起が悪いということになったらしい。要するに、いつまでもクリスマス気分でいないでさっさとクリスマスツリーを片付けなさいと、ぐうたらしがちな人間のお尻を叩くために縁起かつぎを借りたんだろうな。まあ、縁起をかつがないワタシにも、区切りのいいところでクリスマスツリーを片付けるモチベーションになっていい。ということで、ランチの後で飾りをしまっておく段ボール箱3個を持って来てツリーの解体作業を開始。

まずはミニチュアのクリスマスルームを紙でそっと包んで、去年から水彩画を始めた友だちのロリーンが送ってくれた手製のクリスマスカートと一緒に段ボール箱に収めてまず1個め梱包終了。次にリビングの窓の敷居に飾ってあったクリスマスヴィレッジをケースに入れ、ツリーの上の天使を下ろして紙に包んで箱に入れ、インゲグラスの「クリスマスキャロル」の飾り8個を専用ケースに入れて、ニューヨークのティファニーで買った陶器の飾りもティファニーブルーの袋に収めて箱に入れて、飾り専用の大きな段ボールの底に収納。その上に隙間埋めの古い小さな飾りを入れたジップロックのポリ袋を並べてプチプチの緩衝材を被せたら、今度は旅行みやげの飾りをひとつひとつ紙にていねいに包んで並べてエアクッションを被せ、最後にボールオーナメントをこれまたていねいに1個ずつ紙に包んで一番上に並べて段ボール箱を閉じて2個目梱包終了。



次にガーランドを外して巻いてビニール袋に押し込み、クリスマスライトを外して袋に入れて3個目の箱に収納。バーに飾っていた大きなくるみ割り人形を玄関に飾ってあった大きなクリスマスストッキングで包んで箱に入れて、ツリーのスタンドの上に広げていた「スカート」を畳んでしまって3個目も終了。裸になったツリーの上の部分を引き抜いたら、本体をスタンドから外して枝を畳んで、スペアルームに持って行って、ツリーの解体作業が完了。飾り付けるのに丸2日かかったのに、解体するのにたったの3時間。でも、これでほんとにホリデイシーズンはおしまいで、ラジオでは年中行事のたびに「プロポーズするには最良の時」と人工ダイヤの指輪を宣伝している宝石店が気の早いバレンタインデイのセールのコマーシャル。クリスマスと正月が終わってひと息ついたばかりなのに、そんなに急くことないじゃないの、もう。



80歳はライフスタイルを変える潮時なのかな

2024年01月06日 | 日々の風の吹くまま
1月4日(木曜日)。🌧☁⛅🌤⛅。起床9時。今日は友だちのアルバートとローリーが来て、4人でモールのレストランでブランチをするので、朝ご飯のしたくがないから起きてものんびりで、カレシは朝シャワー。あ、今日は午後に歯医者の予約が入ってるんだっけ。大晦日だったか、上の前歯のどれかの充填が外れたみたいだと言いだして、元旦の翌日にウォーキングのついでにモールに直結したマンションの地上階にあるソニア先生の歯科に寄って予約を入れておいたんだった。痛みもなくて、どの歯から外れたのかもわからないそうなので、外れた歯を見つけて詰め直してもらうだけでいいんじゃないかな。

アルバートとローリーが予定通りの9時半に来て、カレシとアルバートはスツールに陣取っておしゃべり。ワタシはローリーに(天気のいい日には)窓から何が見えるかやキッチンとバスルームの改装の顛末を話して、マンション暮らしの種々の制約や長所を上げながら端から端まで「見学」。大学の学科を渡り歩いていたひとり息子のエリックが30歳にしてやっと法科を卒業して、弁護士見習いとして自立したし、長年住んだ(元はカレシの実家だった)家の周囲では、戸建ての土地にガレージの上などを利用した賃貸部屋を建てても良くなったせいで路駐がひどくなって、環境の劣化が加速していることから、ダウンサイズしようかという気になったらしい。まあ、アルバートもあと2年で80代に突入でその時はローリーも70歳の一歩手前だし、行動を起こす潮時と言えるかな。私たちの転居も住環境の急な劣化が引き金だったもの。

ひとしきりおしゃべりをした後で、雨の中をレストランに繰り出して、ボリュームたっぷりの朝ご飯兼ランチを食べながら、カレシは(高校教師だった)ローリーと英語教育の話、ワタシはアルバートと80歳になったら車を手放してどうこうと加齢に合わせてライフスタイルを変えて行く話と、向かい合った同士で盛り上がることほぼ1時間半。楽しかったブランチを終えて、ローリーは「こんなすぐ近くに何でもあって便利なマンションなら住めると思う」。じゃあ今度は天気のいい日に景色を見に来てねと玄関前でお別れ。カレシの歯医者の予約が2時でワタシが買い物に出かける時間に近いので、モールの入口まで一緒に行ってカレシは右、ワタシは左。ジュースや牛乳、ドレッシングと言った液体をけっこう買い込んだので重くなったトロリーは車輪がきぃきぃ。雨が止んだのが幸いで、今日から営業再開のヴィクターの店で肉の買い物。帯鋸でステーキから骨を切り取っていたお父さんが、「新鮮だからいいブロスができるよ」とビニール袋いっぱいの骨を「おまけ」サービスしてくれて大感激。ハッピーニューイヤー!

カレシをまだ帰って来ていなくて、はて、大がかりな治療が必要になったのかなと思いつつ買い物を整理していたら、午後3時過ぎに今年初めての青空。ポートマン橋の上に抜けるような青空が広がった4時ちょっと前にカレシが3本も治療して頭がくらくらするといいながら帰館。何度も歯医者に行くのは嫌だからと近くの2本も詰め替えてもらったんだそうで、さっそくマティニで元気を出して11月からぎっしりだったカレンダーの予定を完遂したことに乾杯。晩ご飯のしたくをする頃には久々の夕焼けも広がって、何だかやっと新年が始まったと言う感じ。日が長くなりつつあるけど、予報通りい寒くなるのかなあ・・・。