リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

旅の空から~あとがき(その2)

2023年04月19日 | 日々の風の吹くまま
4月18日(火曜日)。☁🌧☁。寝たのは11時で、目が覚めたのは6時。ほぼ普通のリズムに戻った感じで、年のわりには元気だねえ、ワタシ、と自画自賛。カレシはまだ胃の調子が良くなくて、やる気が出ないと.と言って、ウォーキングの再開は明日に延期。でも、英語レッスンの生徒たちから、いつからレッスンを再開するのかと突き上げられているようなので、そっちの方から日常に戻って元気回復という手もあるか。

旅ともいえない旅のあとがきのその2はAvalonから来たフィードバックを求めるメール。どこでもやっているように、体験を数段階で評価するものだけど、最後のLet’s socializeというセクションにずっこけちゃった。ソーシャルメディアに楽しかったクルーズの写真や思い出を投稿してくださいって、おいおい、ただでAvalonのクルーズを宣伝してくれってのかいな。思わず冗談じゃないよと思ったけど、思い直して、SNSに投稿してくれって言ってるんだから、いっちょ投稿してあげようっと。もちろん、全行程の3分の2を、仲間から切り離されて「引きこもり」で過ごしたんだから、楽しいパーティの写真なんかあるはずがないし、観光地の絵葉書に勝るすばらしい写真があるはずもない(あっても宣伝には使わせない)ので、引きこもりになった顛末を書いて、FBに投稿しようかな。

ということで、まず、体験をひと言で表すと「ABSURD」(茶番劇)。カレシの急病からコロナ感染がわかった経緯を書いて、隔離中はスタッフによくしてもらって、その点では文句ないことを前置きして、ワタシが「茶番劇」と評した本題。Avalon独自のプロトコルでは、抗原検査で2日連続して陰性にならないと隔離を解除しない決まりになっていて、カップルなど2人が同室の場合は、1人が陰性でも(あるいは陽性から陰性になっても)、2人揃って陰性になるまで一緒に隔離することになっている。ここで疑問なのは、陰性の方が一緒に隔離されている間に陽性になったら(つまり感染が分かったら)、そしてもしその人が重症化したら、その責任はどこにあるのかということ。ワタシはまったく無症状のままで陽性ですぐに陰性になったから、カレシと一緒にいても再感染する懸念はほとんどなかっただろうけど、オミクロン株は潜伏期間が短いから、十分にあり得るんじゃないかと思う。

でも、この「茶番劇」の最たるものは、マスク着用と自主隔離のルールがAvalonの船上だけで通用するもので、同様のルールが停泊地ではすでに撤廃されていれば、船内での検査で陽性であっても船外に出て観光や買い物などの自由行動ができるということ。(停泊場所が中心街から遠い時はタクシーを呼んであげるとまで言われた。)つまり、船内では他の船客との接触を禁じられていても、今どきはどこでもコロナ関連の行動制限は取り払われているから、いったん船を降りたら、みんなと同じようにマスクを外して、自由に街中の雑踏と交わることができるわけ。それだけじゃなくて、ミハイが検査のときにマスクをして来る以外は、用があってキャビンに来るフロントのヴァネッサもメルエルもマスクなし、食事を運んでくれるダイニングルームのスタッフもマスクなしで、トレイが重いからと中まで運んでくれようとするし、ワタシもマスクなしで対面で応対していたのに、みんなそのままロビーやラウンジに戻って他の客とあたりまえに接触していたんだから、陽性者は隔離というルールそのものがざる法なわけで、ほんとにもう茶番劇もいいところ。ま、フィードバックにもそう書いてあげたけどね。Avalonの親会社はアメリカに本社を置く旅行会社だから、うがった見方をすれば、クルーズ中にコロナに罹ったのは陽性者がいたのにも関わらず何の措置も取らなかったからだと訴訟を起こされるのを防ぐための企業防衛策に過ぎないわけね。いかにも訴訟社会のアメリカのビジネスらしい発想だなあと苦笑しちゃったよ、もう。


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