リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

ソーシャルスキルってどんなスキル?

2023年04月21日 | 日々の風の吹くまま
4月19日(水曜日)。☁🌥☁🌤。目が覚めたのは6時半。カレシも目を覚ましたので、起きる?と聞いたら、むにゃむにゃ。そのまま何となくクルーズの打ち上げ会議みたいな会話をベッドの中でぺちゃくちゃ。カレシ曰く、「感染して真っ先にみんなに避けられると思ったんだけど、みんな心配してくれてたとわかって、友だちのありがたさがよくわかったよ」。ワタシは真っ先に最初の3晩私たちとディナーテーブルを囲んだ仲間に移してしまっていないかと心配だったんだけど、ケイトお姉ちゃんがFBのメッセンジャーで頻繁にコンタクトしてくれて、アップデートしてくれたので気が楽だった。引率のジェフもときどき「調子はどう?」とメールしてくれたし、毎日のように検査に来ていた船室マネジャーのミハイもみんな毎日様子を聞きに来ると言ってたしね。

カレシ曰く、「それだけキミがみんなに好かれてるってことだよ」。ワタシだってみんな好きだから、気持が通じてたのがわかったってことかな。「でもさ、ひとりで参加していたアジア人の女性がいたろ?Arts Clubのイベントで見かけたことない人」。そう言えばいたっけ、40代か50歳そこそこの人ね。「何かつんつんして、完全に浮いてたよな」。うん、すれ違って目が合ってもにこりともしなかったな。でも、人見知りという感じじゃなくて、何となく「話しかけてよぉ~」ってオーラを出していたよね。「でも、あれじゃ話しかけてもらえないよ。ソーシャルスキルがなさ過ぎ。もしかしたらコンカツが目的だったのかもな。で、船に乗っていたのはほとんどがシニアで、ひとり旅はばあちゃんばかりだったから、がっかりしたとかさ」。それはちょっとうがち過ぎだと思うけど、クルーズはわり裕福なおじいちゃん(おばあちゃん)が多いから、そういう発想もありかな。Silverseaなんかシングルの交流の場を設けているしね。

さらにカレシ曰く、「あれに比べて、キミは抜群のソーシャルスキルを持ってるんだってことがわかったよ」。まあ、ワタシはけっこう誰とでも(言葉遣いは選ぶけど)気軽に話すけど、極楽とんぼ的であっても決して能天気なわけじゃないと思うし、ソーシャルスキルなんて意識したことはないから、ないっていわれたこともほめられたこともないもん。単に、人と接するのに自分に「こんな風に見られたい、思われたい」というフィルターをかけないし、相手にも先入観というフィルターをかけずに接するので、いうなれば見ての通り、聞いての通りそのまんまのWYSIWYGだから、打ち解けやすいのかもしれないね。まあ、「来る者は拒まず去る者は追わず」と「一期一会」の精神を基本にしてやってるだけの話。それがソーシャルスキルのうちに入るんだったら言うことなしだな。人生経験から習得するものなのか、講習会なんかで「勉強」して身に付くものなのかは知る由もないけど、ソーシャルスキルはもっと包括的な「ライフスキル」のひとつの要素なんだろうなとは思う。

それにしても、今回のツアーで一番大変だったのはジェフだったと思う。アムステルダムを出る直前にツアーのメンバーがひとり体調を崩して入院するハプニングがあって(そのまま帰国したらしい)、そこに私たちのコロナ感染騒ぎが起きて、さらにArts Clubのレギュラーじゃないけどツアーに参加していたカップルもコロナ陽性になって、それだけでも神経をすり減らしただろうに、下船前日のアムステルダムで郊外の自転車ツアーに参加した女性が転倒して、膝の靭帯断裂で緊急手術を受けて5日間は要入院という、最後までご難続き。リバークルーズは高齢者がほとんどだから、何が起きても驚かないとしても、61人中6人が病気や怪我というのは、30年余りの歴史を持つArts Clubツアーの中で最悪と言うことになるんじゃないのかな。さすがにもうリタイアしたいようなことをぽろっともらしたもの。でも、私たちはそろそろ秋の地中海クルーズの細かい計画を立て始めたいんだけど、ジェフはもう帰って来ているのかな。それよりも、カレシ、そろそろ起きないと、もう8時半だよ。


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