リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

食後低血圧と自律神経失調とストレス

2024年08月01日 | 日々の風の吹くまま
7月30日(火曜日)。🌧☁。まだ雨が降っている。いやぁ、寒いの何のって、けさも室温は暖房が入る温度。きのうの最高気温は17度だったというから、今が真冬のオーストラリアのどこかと間違えているんじゃないかと思ってしまうくらい。まさか地球がひっくり返ってしまったなんてことはないだろうけど、ほんとに異常低温。今月初めて記録した雨は空港の観測所で1日の降雨量としては新記録の19ミリ。平均的な7月の雨量は35、6ミリだそうだから、けさのしょぼしょぼを足しても「旱魃」に対しては焼け石に水かもしれない。それでも、低温と雨のおかげで、BC州内で400ヵ所を超えていた山火事が350ヵ所に減ったそうだから、まさに恵みの雨というところ。ただし、週の後半にはまた暑くなるという予報で、まったくもう・・・。

猛暑が続いた後にいきなり20度以下の低温になったりするから、ワタシの自律神経系統もいささか乱調を来しているらしい。食後に眠くなって、あくびをしているうちにぐるぐるとめまいがして来て、ソファに横になって1時間以上も眠ってしまうことがあって、目が覚めても夏の盛りなのに寒気がして困っていたんだけど、ググっていているうちに「食後低血圧」というヘンテコな「疾患」に行きあたって、何だ、それ。でも、常々横隔膜の痙攣と関係がありそうだと見ていた迷走神経について調べているうちに辿り着いたのが自律神経失調症。迷走神経という名前がおもしろいけど、脳から大腸まで心臓血管系、消化器系、呼吸器系、免疫系と、あちこちにネットワークを広げて身体の中枢と末梢を結ぶ、いわば「情報ハイウェイ」の大動脈の役目をしていて、最終的には自律神経系統の副交感神経の80%を司る管制センターみたいなもの。もう何年も途切れることなく続いている耳鳴りや時々起こる胸焼け(胃食道逆流症)にも迷走神経が関与しているらしい。

自律神経失調症に関しては、ググるとずらりと出て来る症状はほとんどないと言えるし、迷走神経反射とかで立ち眩みや失神を経験したこともないから、単にストレスが原因だろうと思うんだけど、食後のめまいと眠気は悩ましいな。食事のたびに起きるわけじゃなくても、何よりも貴重な夜の「自分時間」がむだになってしまう。調べているうちに食後低血圧症なんて病名?が出て来ていたので、きのうは食後しばらくしてあくびが止まらなくなったあたりで血圧を測ってみたら、うはっ、上が106で下が60で、しつこく測り直しても116/62とか110/60。普段でも70代女性の平均よりやや低めの方なのに、これはちょっと低すぎ。それが就寝時間にはいつもの数字に戻っていたから、なるほどこれが食後低血圧というヤツかと妙に納得。何でも高齢者の3人に1人は経験するそうだから、いわば老化現象のひとつというところかな。

それにしても、この食後低血圧というヤツ、朝と昼には何を食べても起きたことがないし、毎晩起きるわけじゃないし、外食やパーティでリッチなものをたくさん食べてもまったく問題がないから、何らかのストレスが自律神経系統を乱しているためなのは確か。まあ、人間社会で生きること自体がそもそもストレスフルなんだから、何十年も生きて来たら溜まりに溜まったストレスでさすがの管制塔だってガタが来るよね。考えたら、3週間も猛暑が続いた後でいきなり10度以上も気温が下がったら、気分的にはそう感じなくても老化した身体にはすごいストレスだったと思うし、そこに(そうと気づかなくても)精神的なストレスが加わったら、そりゃあシステムに不具合が起きても不思議はないな。でも、特に基礎疾患と言えるものがなければ、自律神経系統のバランスを保つ上で、適度の運動をする他、歌ったり、声を出して笑ったり、音楽を聞いたり、友だちや家族と楽しく過ごしたりするといいんだそうな。ポジティブな視野を持つのが何にも勝る薬ってことかな。それだったらいたって簡単。つまり、モンティ・パイソン流にAlways look on the bright side of lifeってことね。