リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

何がどこでどう転ぶかわからないのが人生

2024年04月28日 | 日々の風の吹くまま
4月26日(金曜日)。☁🌧🌥。今日のワタシは11時半にArts Clubのオフィスに行くので、カレシは園芸で運動するからと言ってウォーキングはお休み。帰って来てとんぼ返りでまた坂道を下りて行くのはきついなあと思っていたので渡りに舟。カレシにおなかが空いたらスペアリブの残りとビールでランチをしてねと言い置いて、しょぼつく雨の中を(傘もささずに)駅までとことこ。(用事が済んだらLegacy Liquorに寄ってジン3、4本と(カレシからのプレゼントの)ラガヴーリン16年物を買って、ウーバーで帰って来る予定。)

Arts Clubでの目的は新しくPlanned Giving Officerになったルビーと会うこと。遺言状にArts Clubへの遺贈を含めてもらおうというプログラムがあって、実行した支援者はLegacy Circleというグループのメンバーになるので、ルビーのポジションはパートタイムでプログラムのアドミンとメンバーとの連絡役。新任として個々のメンバーに直接会って挨拶したいというので、この先ファンドレイジングなどで関わることになるだろうからと承諾したわけ。約束の時間ちょうどにBMOセンターに着いて、2階のオフィスから降りて来たルビーと初対面の挨拶を交わして、すぐ近くのカフェへ。コーヒーを手にカウンターに並んで座っておしゃべりが始まって、まずは驚愕の一瞬。ルビーはニューウェストミンスター市のサッパートン地区に住んでいて、何と、何と現職の市議会議員!市議会に出る前は市の芸術評議会の議長だったそうで、議員になってからも文化や芸術関連の施策が主な持ち場らしい。

演劇談義が始まって、Arts Clubのサテライト劇場を作って郊外に移って芝居に来れなくなった人たちを呼び戻したらどうかという話や、最近の芝居のあれやこれやの評定。ワタシはきのうは誕生日のディナーでPlay Clubを欠席したので、先月観た『Red Velvet』について始まりと終わりの若い女性記者の取材はよけいで、19世紀の人種差別がテーマのところに取ってつけたように現代の性差別の問題を持ち出したのは場違いだとワタシの私見をちょっとばかり。そこからワークショップの話になり、結局翻訳したものを書き直すことにした脚本の話になり、それがワタシの生まれ故郷でバーナビー市の姉妹都市である釧路市を舞台にした先住民族アイヌ人の話だと説明したら、「あぁら、それじゃあバーナビーのハーリー市長に紹介するわ。来年は姉妹都市60周年で釧路に行くそうだから、興味があると思うわ」。ええ、ええ、ええ?どこにひょうたんが転がっていて、いつ駒が飛び出して来るかわからないもんだなあ。もう30年以上前だったか、カレシと釧路に行ったときにバーナビー市長からの預かり物を釧路市長に届けたことがあって、その後バーナビーでの消防署同士の交流会で(釧路っ子のよしみで)ボランティアで通訳をしたんだけど、今の市長はバーナビー消防署の出身なんだって。弾みでワタシも姉妹都市60周年に関わっちゃったりして・・・。

まあ、何か因縁みたいなものがあるのかなと思うけど、こっちはルビーに任せるとして、ニューウェストミンスターは好きかと聞くので、うん、特に今住んでいるところは何でもすぐそばで便利だから好きなんだけど、騒々しくなって来たと思うと言ったら、「確かに騒音の苦情は増えているわねえ」。ま、人口が激増しているから仕方のない面もあると思うけど、我が家の周囲では年2回のストリートバーティが一番不評なの。うちも大音量のズンドコズンドコで床が振動するので、その週末は泊りがけでどこかに行くことにしているの。だって、パーティに来る人たちはせいぜい1時間かそこらのことでも道路沿いの住民には8時間ぶっ通しの大騒音でとっても生活どころじゃないもの。遠くから来る人たちが沿道の床屋や歯医者やネイルサロンに入ってお金を落として行くと目論んでいるとしたら、主催者のアップタウン商工会はお人よしもいいところだと言ったら、「そうね、誰のためかが明確じゃないわね」。そ、バンクーバーの真似はやめてほしいな。ニューウェストには古くからの独特の個性があって、ワタシはそこが好きなんだから。ま、市会議員に陳情しに来たんじゃないので、またひとしきり演劇やアイヌ文化の話・・・。


よくしゃべるなあと雲があきれ顔


コメントを投稿