リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

来年友だちが来るから、今から大掃除しようよ

2023年05月10日 | 日々の風の吹くまま
5月8日(月曜日)。☀🌤⛅。いい天気だなあ。北海道では道東で雪が降ったと言う話だけど、ワタシが子供だった頃はゴールデンウイークによく雪が降ったっけな。(桜はその後までお預け。)今、BC州では内陸部で急激な雪解けと雨による河川の氾濫、アルバータ州との境界付近では大規模な森林火災と、やっと春が来たと思ったらもう災害続き。あまり暑い夏にならないといいけど、ラニーニャであれだけ異常な猛暑があったら、エルニーニョに切り替わったらどうなることやら。我が家は窓やパティオドアの開け閉めで風通しを調節できるので、エアコンなしでも何とかしのげるけど、内陸の森林火災の煙が沿岸まで流れて来たらお手上げ。あぁ~あ。

カレシはドイツのエスターとレッスンを再開。ハンガリー生まれで、若い頃はツアーガイドとしてヨーロッパ中を駆け回っていて、最近急逝した夫のハインツとの出会いも、ガイドとしてハインツが運転する観光バスに乗ったのが縁で、結婚して子供ができてからは、ガイドをやめてマッサージ療法士になって子育てして来た人。去年ハンガリーのお母さんも亡くなり、聞くともなしに聞いていると、ハンガリーとドイツでの遺産相続の手続きを終えて、今はライネの自宅以外の不動産とハインツと旅行して回ったトレーラーを売りに出す段階で、やっと落ち着いて先のことを考えられるようになったとのこと。カレシが戸建ては1人で住むには広すぎないのかと聞いたら、「ハインツがため込んだものが家中に溢れていて、どうやって整理しようか思案しているところ」。あらら。こっちには廃品や不用品の廃棄処分とリサイクルをしてくれるフランチャイズの業者があるけど、(デュッセルドルフに近い)ライネにはそういうビジネスがないから、自分で処分しなければならないんだそうで、それはタイヘン。

でも、独り身になってから旅行の虫に取りつかれたんだそうで、身の回りの整理がつく来年には「ぜひカナダに行きたいな」。わっ、うれしいっ。カレシはさっそく「6月あたりは気候がいいし、夏休みの前でどこもあまり混んでいないから、6月にするといいよ。うちに予備の寝室があるから、ホテルはいらないよ。好きなだけいられるよ」とアピール。そうそう、ひとりなんだから、足の向くまま気の向くままの旅行三昧もいいよね。リバークルーズで出会ったおばあちゃん4人組は、時にはひとりで、時には一緒に、世界中を旅行して回っているらしく、離婚したのか、未亡人なのかは知らないけど、元気いっぱいで、「家庭」での役目が終わって手に入れた自由を目いっぱい楽しんでいるようだったな。元々旅行好きで、ガイドの仕事が大好きだったと言うエスターも、まだやっと60歳に手が届くと言う年なんだし、働いていると言ってもフリーでやっているんだし、独りになった今は自分の時間を好きなことをして楽しむときだと思う。

カレシのアピールが効いたのか、エスターは「来年6月」を視野に入れてくれたようで、よし、それまでにスペアの寝室を片付けておかなくちゃ。カレシもハインツに負けず劣らずのpackratなもので、ミニチュア工房兼レクルーム兼客室兼その他もろもろの(気取って言うなら「多目的ルーム」)は物置きになり果てて、ソファには通販の段ボール箱の山、床には壊れた電気器具やら使わなくなった小物家具やら何やらが積み上がっていて、さらには冬越ししたゼラニウムやシャコバサボテンの鉢が所狭し。掃除しよ、掃除。カレシは「エスターが来るまで1年あるじゃないか」と言うけど、あのさあ、人間、いつ何か起きるかわからないの。だから、今日やること、やるべきことは、できるだけ明日に繰り越さないようにしないとね。でないと、「明日」から楽しいプランを立てたり、人生の夢を描いたりする未来を奪ってしまって、いつ来るかわからない「その時」に後悔することになりかねないのよ。いっそのこと、来年までかかってもいいから、スペアの寝室だけじゃなくて、あちこちに溜まっているガラクタを一掃してしまおうじゃないの。