リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

夏のあれこれが終わって普通の日常に戻った気分だったけど

2022年09月14日 | 日々の風の吹くまま
9月13日(火曜日)。🌤🌤。少々煙っぽい色合いの空模様だけど、空のてっぺんはまだ青みがあるから大丈夫かな。大気汚染注意報は出たままだけど、大気中のPM2.5の量を示すAQHIはきのうからずっと「低リスク」上限の「3」のままで、地平線がくすんで見える以外はごく普通と言う感じ。エレベーターで乗り合わせたグロリアが「日曜日はひどかったわよ」と言っていたので、トフィーノ行きは騒音と大気汚染を方まとめて回避できて一石二鳥だったわけか。

きのうの今日で、2人とも何となくまだ疲れが残っている感じだったので、ウォーキングは休み。日曜日なんかずいぶん歩いたもんね。ホエールウォッチングに行くのに40分、揺れる船の上を歩き回って2時間、トフィーノの中心部を「観光」して(ピクニック式にランチを食べるのに20分くらい座ったけど)ホエールウォッチングのオフィスの場所に戻るのに2時間、その道路向かいのレストランで晩ご飯を食べてから、リゾート近くの雑貨屋に寄ってキャビンに帰り着くのに1時間。足して見たら6時間は歩いた勘定だから、我ながら感心。もっとも、レストランに着いたのは3時だったので、夕食メニューになる5時までの2時間をバーのカウンターに陣取って、若いバーテンダーとあれこれおしゃべりをしながら、カレシはローカルのビール2杯、ワタシはBCワインを2杯やって、楽しく休憩したけど、70代のシニアとしてはほんっとによく歩いたもんだな。

郵便箱に注文してあった本の配達通知が入っていたので、ランチの後で道路向かいの郵便局にひとっ走り。最近出たばかりで話題になっている『Curious Minds: Power of Connection』という本で、共著者の2人は生まれたときは双子の「女の子」だったけど、大人になった2人は、生物工学者になった方は「女性」で研究者と結婚して2児の母、哲学者になった方は「男性」という異色の一卵性双生児。「好奇心とは何ぞや」という疑問から始まって、まったく違う学問の分野に進んだ2人が数年かけて書き上げて、マサチューセッツ工科大学から出版したのがこの本。ザ・ガーディアン紙に書評が載っていて、あっ、読みたいっ。何たって読書の秋だもんね。英語には「Curiosity kills the cat」(好奇心が猫を殺した)という諺があって、あんまりいろんなことに興味を持って首を突っ込み過ぎると「九生あり」と言われる猫でさえ命を危うくする、つまり好奇心はほどほどにってことなんだけど、ねずみ(年)のワタシはなぜか生まれつきその好奇心があり過ぎるみたい。それでも、にっちもさっちも行かない修羅場に踏み込まずに済んでいるのは、さすがは沈む船からさっさと逃げるねずみというところかな。


買い物に行って、マティニを傾けて、晩ご飯を食べて、普通の日常に戻った気分でいたら、きのうからかなり咳をしていたカレシが「熱はないけど、のどが痛くてやたらと咳が出るから、コロナの検査をしようと思うんだけど」。ええ、ええ。保健局がくれた抗原検査の簡易キットがあるから、やってみたらと言ったけど、あ、ワタシにやって欲しいってことね。キットはまだ使うことがなかったけど、ワタシのとカレシので2セット。どっちでも同じだからと1箱持って来て、中身を出して、まずは説明カードをよぉく読んで、ミニ試験管に試薬を入れて、カレシに説明カードと綿棒を渡して自分で検体を採取させて、綿棒をミニ試験管に突っ込んで試料を調製して、ノズルを取り付けてテストプレートにポトポトと3滴。もやっとした色が出て来たので、ドキドキしながら待つこと15分。もやもやが消えて、Cの部分だけに赤い線。陰性だよ、カレシ。おめでとう。冷たい潮風に吹かれて喉を傷めたか、風邪をひいたかじゃないと思うよ。風邪をひいておめでとうも何もないもんだけど、今はまだ「前例のない難事の時」だからねえ。ああ、やれやれ。