リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

旅の空へ(続き)~一難去ってまた一難

2021年10月14日 | 日々の風の吹くまま
10月14日(木曜日)。遅れに遅れてバンクーバーを飛び立った英国航空(BA)ロンドン行きBA84便。ビジネスクラスとしては、これまでに利用したエアカナダとニュージーランド航空に比べるとクオリティは格段に落ちるし、デザインセンスはやっぱり今いちかな。座席は座り心地が良くないし、幅が狭いので使い勝手も良くない。唯一、フルにフラットにしたときはまあまあと言う感じだったけど、やっぱり狭さが災いして、寝返りを打つとひじ掛けにぶつかって目が覚めてしまうから、あんまりよく眠れなかった。できる限りしっかり睡眠を取りたいから高い料金を払ってるので、ちょっと損した気分。

食事も、あまり期待はしてなかったけど、ここでもイギリス人の料理のセンスのなさが丸出しの感じで、私たがかって何を食べてるのかわからないくらいで落第点を出したキャセイ航空に比べたらまだましかな。夕食の肉はビーフ、魚はタラ、私たちは無難なところでパスタ。サラダはまあまあで、パスタは量が多過ぎて今いち、デザートはだいだい普通かな。朝食に選んだのはスクランブルエッグを挟んだパニーニで、まあまあ。グラノーラバーとフルーツ入りヨーグルトはオッケー。



ロンドンが近づいて来て、座席にやって来たヘッドパーサーが、「遅れを少し取り戻したので、確約はできませんが、乗り継ぎ便には間に合いそうです」。おお、グッドニュース。でも、手荷物の積み替ましたの時間を考えると、 時間的にはまだきつそうな感じだけどなあ。ヒースロー空港に着陸して、ゲートに向かっている間、ヘッドパーサーがまたやって来て、「最優先で降りていただきますので、お呼びしますから、シートベルトのサインが消えたらすぐにお荷物を出しておいてください」。はいっ。飛行機は無事は着陸。何しろ広い空港だから、ゲートに着くまでが永遠の時間だったけど、シートベルトのサインが消えるのを待たずに荷物を下ろして待機。ヘッドパーサーが呼びに来たので、ドアの前に行ったら、一緒に降りる仲間が2組4人待っていて、さっそく気が合って、即席でツアーグループができあがった。ドアが開いて、「グッドラック」と送り出された6人は乗換えゲートに向かってまっしぐら。男性組でいちばん若いオマール(30代後半)が指揮官になって、ゲートを探したり、方角を探したり、決定事項を専管したりの大活躍で、残る5人はオマールの掛け声で後を追いかけるのに懸命。乗換え専用のチェックインキオスクが見えて来て、一番先に搭乗券をスキャンしたオマールが「何なんだよぉ~」。何と、何と、搭乗終了・・・。

一瞬、茫然としたグループだけど、オマールに率いられて乗換え損ねた人たちのためのカウンターへ。オマールが3組を代表して、一番早い後続便に乗せろと要求したら、「明日の午前8時20分です」と来た。えええっ。てことは、空港で一晩過ごすか、ホテルに1泊するか。オマールは「ローマではみんな高いホテルを予約していたのに無駄になった。到着が遅れたのはすべてBAの不手際が原因なので、ロンドンでのホテル代や食事代は自腹を切るつもりはない」。BAスタッフはコンピュータのキーをカチャカチャ、電話でベチャクチャ、指先でカウンターをコンコン。結局、空港に近いシェラトンスカイラインホテルの宿泊券と食事券とシャトルバスの乗車券もらえることになって、1件落着。ところが、ところが、一難去ってまた(もっとめんどうな)一難・・・。

(続く)