リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

旅の空へ~旅立ちの前奏曲はどえらい波乱万丈

2021年10月13日 | 日々の風の吹くまま
10月13日(水曜日)。☁(ロンドン)🌤(ローマ)。ロンドンのホテルで目が覚めたのが午前2時。きのうのうちに入国しているはずだったイタリアの乗客追跡票の乗換え便の情報を修正しなきゃと気づいて、そろりと起き出してラップトップを立ち上げて、静かに静かに作業(パスワードをメモった紙を持って来てよかった)。ローマで朝を迎えているはずなのになぜロンドンで目を覚ましたかと言うと、いやぁ、それが長ぁ~い、長ぁ~い物語で・・・。

月曜日。用意万端整って、午後5時過ぎにタクシーを呼んで、余裕たっぷりの時間でバンクーバー国際空港(通称YVR)に着いてみたら、うっはぁぁ、英国航空のチェックインカウンターの前はものすごい人がいて、長い、長い行列が一体どこまで続くのか見当もつかない、異様な光景。とにかく優先カウンターに近い列に加わったら、係が「昨日の便の方、こちらへ移動してくださぁい」。何できのう?と思っていたら、少し短くなった行列に向かって「今夜の便の方ですね」。どうもきのうのロンドン行きは何らかの理由で欠航したらしい。ロンドンへの直行便は1日に1便しかないから、いったん欠航になったらアウト。どうやらきのうの代替便と今夜の客を同時に処理しようとしているらしく、集まった人の数は何百人で、とにかく大混乱。これがしったかめっちゃかの波乱万丈のバケーションへの旅立ちの始まり・・・。

やっとに目的地のローマまで通しでチェックインして、荷物を預けた時点ですでに出発時刻が定刻より40分遅れ。ラウンジを探したけど、どうやら青い仮設の壁の向こう。つまり、臨時か永久にか知らないけど、ラウンジがなくなってしまったわけ。あぁ~あ。ワインの1杯でも傾けて、腹ごしらえする心づもりだったのに。しょうがないから、何とか開いている(そう、ほとんどのショップは休業中)Subwayでフットロングのターキーサンドイッチを注文して、半分にしてもらって軽く晩ご飯。ま、感謝祭だし、感謝祭と言えばローストターキーだから、ぴったりじゃないの。




搭乗ゲートで待っていたけど、三々五々乗客が集まって来る以外は何の動きもないまま、ボードに表示されている予定時刻も「2時20分」のまま。でも、やたらと長いなあと思っているうちに、いつの間にか10時を過ぎて、やっと搭乗の案内。おいおい、ローマ行きの便への乗換えには1時間半しかないんだけどねえ。しかも悪名高いヒースロー空港でなんだよぉ。間に合うのかなあ。ま、心配しても自分で飛行機を飛ばすわけじゃないから、案内に従って登場してみたら、何、これ?これが英国航空国際線のビジネスクラスの座席デザインなの?と仰天。写真では何となく見ていたけど、横に2-4-2と並んでいるから幅が狭いし、倒していないフットレストがトイレの蓋みたいに見えるし、座席の照明は暗いし、窓際の人が通路に出ようと思ったら、隣の人の後ろの席の人のフットレスト(と足)の上をよっこらしょと跨がないとならないし。ふぅ~ん・・・。

     

(続く)