リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

誰もがスマホのアプリで何でもやれるわけじゃないだろうに

2021年10月11日 | 日々の風の吹くまま
10月10日(日曜日)。☀🌤。連休中日。いやぁ、きのうと打って変わっていい天気。いよいよ伸るか反るかの日で、まずはさっと朝ご飯を済ませて、いざPCR検査へひとっ走り。日曜日でも予約ができるところはごくわずかで、トラベルエージェントのジェフが見つけてくれたのはリッチモンドにあるクリニック。小さな店が並んだ角の小さなモールの真ん中にあって、中に入ったら壁のいろんな張り紙がどれも中国語。さすがに人口の半分以上が中国系だけあるな。予約は10時と10時10分だったけど、一緒に診察室に通されて、向かい合った椅子に座って待っていたら、若いドクターが来て名前を生年月日を確認して、「どちらが最初」。すかさずカレシが「彼女」とワタシを指さしたので、ドクターが長い綿棒を見せて「これを鼻の奥に入れて回しながら5つ数えますからね」。へえ。綿棒にしては硬くて、1、2、3と数えながらぐるぐる回している間、何かくしゃみが出そうだった。カレシも同じようにぐるぐるやって、「3時か4時には結果をメールしますね」。ああ、鼻がむずむず。

結果を待っている間、カレシは持って行く衣類をベッドの上に積み上げて、ワタシはイギリスの乗客追跡のフォーム(PLF)を2人分作成。アカウントを作るのに同じメールアドレスを使えないのがちょっとめんどうだったけど、空港から出ないで乗り換えなのでそんなに難しくはなかったかな。英国航空からまたメールが来て、Manage My Bookingというページで必要な情報を入力して、ダウンロードしておいたVeriFLYというアプリにワクチン接種の記録やPCR検査の結果、受付済のPLFなどを入力しておくようにとの「指示」。んったく、もう、やんなっちゃうなあ。ま、検査結果がまだなので、ランチの後でカレシの衣類を圧縮バッグに入れてスーツケースに入れて、次にワタシの夏物衣類を引っ張り出して、荷造りの準備。カレシが自分のカメラを持って行かないというので、わりと余裕がある感じで、ワタシの持ち物はあんまり嵩張らないから、小さいスースケースで十分。機内に持ち込むバッグはカレシと共用ということにして、後はそれぞれにコンピュータバッグにラップトップやら充電コードやらヘッドフォンやら何やらを詰め込んで、荷造りはこんなところかな。

午後3時にクリニックからメール。添付の書類を開いたら、おおっ、2人ともめでたく陰性だっ。まあ、ワクチンは2度済ませているし、まじめにマスクをして歩いているから、99%は陰性だと思っていたけど、もしかしたらということもあるから、証明を見るまではちょっとそわそわした気分になっちゃったな。良かった、よかった。今どきは、ワクチン接種完了の証明と陰性の証明がなければ飛行機に乗れないし、乗れても行き先で追い返されるかもしれないからめんどうだけど、裏を返せばちゃんとワクチンをして、マスク、ソーシャルディスタンス、手洗いの3つの基本的な予防法を実行していれば、たいていのところへ行けるってこと。思い起こせば、ワタシが初めてカナダに遊びに来たときは、天然痘の予防接種が必須で、他にもコレラとかあったような気もする。パスポートのページに接種済みを証明するスタンプを押してくれたっけ。だから、あの昔に戻ったような感じがしないでもないかな。(持ち出せる外貨にも制限があって、それも金額がパスポートに手書きで記録されていたっけ。)

晩ご飯が終わったら、いよいよ英国航空が指示して来たフォームの作成。でも、でも、このVeriFLYというアプリが曲者で、これも1人ずつ別々に作るのかと思ったら、何と2人分まとめて提出すればいいことがわかったけど、時は遅し。ワタシのアカウントを作ったメールアドレスはスマホからアクセスできないので、デスクトップでワタシ宛に送られて来たメールをGメールに転送してから添付書類をスマホとラップトップにダウンロードして、デスクトップとラップトップとスマホを行ったり来たり。QRコードがないワクチン接種の証明書はファイルをアップロードするのに手間取ったり、スマホに保存したファイルのQRコードをどうやってスマホでスキャンするのかわからなくて、デスクトップで開いたファイルのQRコードにスマホを向けてスキャンしたりで、しまいに胃の辺りがキリキリして来ちゃった。どうやら今どきは、みんながみんな何でもスマホにアプリをダウンロードしてちゃっちゃかとやってしまうという前提でいろんな仕組みができているらしい。結局3時間以上かかってしまったけど、確認メールが来て、ほっ。あぁ~あ、やれやれ、くたびれたごほうびにバケーションに行くみたいな・・・。