リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

お金はお金を生むって本当だった

2020年01月17日 | 日々の風の吹くまま
1月16日(木曜日)。☁☃☁☀。あはっ、朝8時のバルコニーの気温はマイナスのポッチがついていない、ただのゼロ。降雪注意報も強風注意報も解除。時おり雪がちらつくけど、雪片はけっこう大きくて、デッキやバルコニーの手すりのガラスパネルにぺたぺた。時々みぞれか雨になりかけては思い直したように雪。かと思うと、午後には日が差して来て、うれしくなるような青空。今夜とあしたはちらつく程度の雪で、週末にはいよいよ雨になるとか。そういう予報を見ると何かほっとした気分になるね。

今日の11時に入っていた銀行のトニーとのアポはキャンセル。彼のオフィスはバンクーバーの総支店にあるけど、個人客と会うために支店に出張して回っているので、きのうの大雪で予定がすっかり狂ってしまって、2、3日分を組み直すはめになったそう。まあ、成績がぱっとしないまま銀行の投資部門が気を利かして年金基金に転換してくれたミューチュアルファンドを解約して、トニーに預けてある年金基金にまとめようという話なので、要するに担当者を変える書類にサインするだけだから、来週でいいよぉ、向かいの支店に来る日にいつでも行くからと返事。これでワタシ名義の年金基金口座(RRIF)と課税免除の貯蓄口座(TFSA)は全部トニーにお任せってことで、ワタシはちょこちょこと数字が上がり下がりするのを眺めていればいい。

生まれて始めて持った「投資ポートフォリオ」は今のところ順調のようで、3ヵ月で全体に80万円ほど増えていて、トニーが運用している資金はミューチュアルファンドよりずっと成績がいい。そのあたりが銀行の金融商品を「買う」のと経験と知識のある専任の投資アドバイザーに運用してもらうのとの違いなんだろうな。ろくに利息の付かない証券会社の現金口座で長いこと眠っていたワタシの虎の子が目を覚ましたというところかな。貧乏な新婚時代から45年ずっと家計を管理して来て、がんばったと言えるのはマイホームのぼろ家を買ったときと新築したときに組んだローンの繰上げ返済くらいのもので、ワタシは倹約家じゃないし、貯金、貯金と躍起になるタイプでもないし、おひとり様自営業になってからの家計はまったくのどんぶり勘定だったんだけど。

あの頃は営業をしなくてもじゃんじゃん仕事が来て、どんどんお金が入って来て、一時はカナダの有職女性の上位1%に入る年収があったけど、忙し過ぎて稼いだお金を使う暇がなかったし、節税の目的で所得から控除できるRRSPに毎年目いっぱい入れていたもので、いつの間にか老後の資金ができていたという感じ。まあ、子供ができなかったことも大きく寄与したと思うし、バンクーバーの不動産バブルで潤ったのも確かだけど、亡きママがよく言っていた「お金はお金を生む」と言うのはほんとなんだと今さら実感。