リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

ハッピーニューイヤー、2020年

2020年01月02日 | 日々の風の吹くまま
1月1日(水曜日)。☀☀。元旦。きのうの大雨と打って変わっての青空。初日が地平線にむくむくと広がる厚い雲の上に出ようと大奮闘。がんばれぇ、2020年っ。もうひと踏ん張りだっ。やっと雲の上に出たまぶしい朝日の中で朝ご飯。

新年はねずみ年。日本にはねずみ年生まれが1千万人以上いるそうで、一番多いのが昭和23年生まれ。そりゃそうだ。歴史的なベビーブームで1年間で270万人も生まれて来て、そのうちの200万人ちょっとがまだがんばってるんだから。去年の3倍もの数の子供が生まれたもので、小学校は1クラスが50人以上のすし詰め。義務教育を終える頃は高度経済成長期で、特に「金の卵」と呼ばれた地方の中卒の子供たちは集団就職列車に乗せられて都会へ。そうでなくても数がめちゃくちゃ多いもので、進学、就職、出世、結婚と人生のいたるところで競争、競争、また競争。戦後のゆとりなんかない時代の人混みをかき分け、かき分けして生き延びて来たからこそ強くなったんだと思う。「団塊ねずみ」よ、がんばれっ。

リタイアしてしまったら1年の計はいつでもできるじゃないのと、のんびり「お正月」気分。フリーザーをかき回して集めた食材を解凍して、冷蔵庫から引っ張り出した野菜をカウンターに並べて、さぁて、元旦の祝い膳はどんなものを作ろうかなあ。漆塗りの小さい三段重箱が主役で、いつも上2段にはそれぞれの冷菜を持って、一番下は共有。あれこれと考えながらの「思いつきクッキング」はけっこう楽しくて、まずはしいたけを煮て、その煮汁をベースにごぼうを煮染めて、最後に水を足してオクラを茹でる。その間にミニの押し寿司3種類(スモークサーモン、辛子明太子、まぐろ)を作って、さらにワタシはウニののり巻、カレシはちょっとごぼうの煮汁に落としたホタテに明太子ときゅうりを載せてのりで巻いたスシ。真っ赤なラディッシュにたくさん切り目を入れて、きゅうりと一緒に酢に漬けて「花」を添え、マグロ2種とハマチの刺身を添えて、一番下ににんじんと大根と子持ち昆布の酢の物、枝豆とブルーベリーを並べて、「何ちゃっておせち」の重箱の出来上がり。

   

主菜はホッケ、ブラックタイガー、ホタテに大根おろしとレモンを添えて、ハマグリと豆腐の吸い物。まあ何とか見栄えのする元旦の祝い膳ができあがった。2020年。ひとりでカナダにお嫁に来て、カレシとの2人暮らしを始めてから45年。今年もよろしくね。ハッピーニューイヤー!