リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

FedExのおかげで長い、長い旅をしたクリスマスプレゼントの物語

2020年01月14日 | 日々の風の吹くまま
1月13日(月曜日)。☁☁❅。ゆうべは夜になって気温が急降下してあっという間に氷点下。粉雪の吹雪になって、いよいよ来たかという感じ。朝起きたら雪はそれほど積もっていなかったけど、バルコニーではマイナス5度。これじゃあ道路レベルではマイナス7、8度くらいまで行ってるだろうな。うん、しばれちゃってるわ、こりゃ。今日は冬ごもりだ・・・と思ったけど、午後になってほんのり青空が見えたので、重装備でウォーキング。商業区域に限っていれば、住宅地と違って歩道がわりときちんと除雪されているので、歩き方に注意すれば安全。それにしても、エレベーターで乗り合わせたお兄ちゃんは何と半そでシャツ1枚。寒くないのか聞いたら、でっぷりしたおなかをポンッと叩いて「オレ、北国仕様っすから」。なるほど、天然の断熱材が入ってるんだ。あはは。

それより前に、朝ご飯の後でGメールをチェックしたら、FedExのカスタマーサービスから、消息不明になっていた荷物が今日の飛行機でアメリカのメンフィスへ送り返される予定と言う報告。おお、やっとだ。クルーズから帰って来てすぐにドイツのエスターにFedExで送ったプレゼントが返送扱いになったことがわかって、問い合わせをした彼女が聞いたという説明が何とも腑に落ちなかったので、発送元のカナダFedExのカスタマーサービスに問い合わせのメールを送ってから3週間とちょっと。事の発端はカナダからの荷物が通過するアメリカのメンフィスのFedExのハブで手違い(たぶんポカミス)があって、アメリカ税関を通さないうちにドイツに送ってしまったこと。ドイツの税関はクリアしたけど、配達前にアメリカから「送り返せ」という指示が行って、エスターが住むライネに近いミュンスターから即Uターンしてケルンの集荷センターに返送。

ドイツのFedExは配達予定日を過ぎて問い合わせたエスターにむにゃむにゃと説明して、その数日後に(ドイツの)関税の請求書を受け取ったエスターが払うから配達しろと電話したら、「返送後なので支払いを拒否しなさい」という指示。でも、ワタシからドイツのカスタマーサービスに送った問い合わせの返事は「受取人が拒否したので返送した」。これ、半分ほんとで半分嘘っぱち。エスターは関税を払ってでも受け取ろうとしたんだよ。それを聞いたエスター曰く、「ドイツ人はミスを認めないし、絶対に謝らないのよ」。あらら。と言うことでドイツFedExは頼りにならないと見て、その後はもっぱらカナダFedExのカスタマーサービスとのメールのやり取り。この3週間にやり取りしたメールのスレッドは今すごい長さで、経緯が明らかになるにつれて、笑うべきか怒るべきかわからないストーリーが展開。

要は、最初にミスをしたのがアメリカFedExで、返送を要求された荷物を1ヵ月も放置したのがドイツFedEx。さらに、ドイツFedExは追跡記録の記述を改ざんして落ち度を隠そうとした形跡があるから始末が悪い。あれ、荷物に貼る発送伝票とスキャナがあれば荷物がなくても追跡記録を作れるし、追跡システムにアクセスできる人間なら追跡番号を偽造することだって可能だと思う。そこまで考えたところで、ドイツFedExに追跡記録には虚偽の記載があること、荷物が30日間もケルンにあったと言う記録は信用できないこと、つまり荷物がまだそこにあるのかは疑わしいこと、従って納得が行かなければ外部の支援を求めざるを得ないというメールを送って、それをカナダFedExにもコピーを付けてメール。週末が休みのドイツFedExから返事が来る前に1日24間週7日のカナダFedExから日曜日の夜に「またケルンにあったので、アメリカ向けの発送を手配して、新たに追跡番号を付けた。メンフィス到着予定は15日」という返事。

そこでドイツの受取人にも追跡番号を知らせて両方で追跡すると返事をして、追跡サイトを見たら最初の記載が「書類不備でDelivery Exception」。何なんだよ、また。さっそくカナダFedExに問い合わせたら、「気になる気持はよくわかります。ステイタスを調べた結果、昨日の便にスペースがなかったため、今日の便に搭載する予定になっています」。だったらちゃんとそう記載すればいいのに、もう。ほんとかいなと疑心暗鬼になりながら、追跡記録を見たら「FedEx施設から搬出」。最初の追跡番号は新規の番号が出来た日から更新が途絶えているから、ぐうたらでいい加減なドイツFedExもさすがに今度こそは「業務」を遂行したってことかな。そう思いたいね。で、その後どうなるかと言うと、メンフィス到着後にアメリカの通関手続きをしてドイツに再発送し、受取人に配達するそうで、11月28日にカナダから発送してから今日でほぼ7週間。ワタシの手作りの小さなキャンピングカーは大西洋を行ったり来たりしての長い、長い放浪の旅。何十時間もかけて心を込めて作ったんだから、もしも破損なんかしていたら怒るからね。それにしてもドイツ側のこのいい加減さ。どうしちゃったんだろうね。懸命にトレースしてくれたカナダFedExの爪の垢でも煎じて飲ませたいよ、ほんと。