徒然なるままに 

BGMはモダンジャズ、暇つぶしの自分史

新元号は令和

2019年04月01日 | 日記・エッセイ・コラム
新元号は令和に決まった。
 
重厚感がないのは、1文字目の字面が良くないせいだ。有名な元号は1文字目の印象が強い。明治も大正も昭和も平成も1文字目が力強い。恐らく、縦または横に一本、長い線が入っているからだろう。令の字にはそれがなく、ひとやねの下にこじんまりと収まっている。とても女性的な印象だ。
 
平成の時は、急に昭和が終わってしまったから、元号が変わることにまで気が回らなかった。今回は1年も前から分かっていたので、期待するものもあった。結果は、個人的には期待はずれだった。
 
ところで、平成という時代はどんな時代だったのだろう。
 
昭和を懐かしむテレビ番組は沢山作られたが、それは高度成長期の高揚感が背景にある。それに対して、平成はバブル崩壊から始まった。
 
不良債権、デフレ、円高、人口減少、少子高齢化、....。日本経済は成長を止め、日本企業はグローバル市場で負け続けた。そして、度重なる大災害。戦争はなかったが、平気で領海、領空侵犯される国に成り下がった。
 
なんと暗い30年だったのだろう。
令和と呼ばれる新しい時代は、平成の負の遺産を清算できるのだろうか。
コメント
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