第81回皐月賞は、関東馬のエフフォーリアが無傷の4連勝で優勝、2着馬に3馬身差の快勝だった。父はエピファネイア、祖父はシンボリクリスエスで、ロベルト系である。母の父はサンデーサイレンス産駒のハーツクライ。血統的には中長距離馬で、2年連続の3冠馬誕生の期待がかかる。
ひと頃の極端な西高東低が解消されつつあるのは喜ばしい。何事も一方向に偏りすぎるとつまらなくなる。出走馬16頭中15頭が父内国産馬で、日本血統が確実に継承されている点も喜ばしいことだ。しかし、出走馬16頭中10頭がノーザンファームの生産馬で、ノーザンファーム以外の6頭も社台血統である。企業努力の賜物とはいえ、同じような血統ばかりの一極集中だ。一時代を築いたメジロもトウショウもシンボリもタニノもいなくなり、競馬は本当につまらなくなった。
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