不思議なゴルフ場だ。
クルマがクラブハウスに到着しても誰も出てこない。
近くに従業員がいるのに何もしようとしない。
クルマを停める場所を間違えたのかと思い、その従業員に確認すると、
「ここは全てセルフなんです」
クルマの積み下ろしだけでなく、カートの積み下ろしも自分たちでやるのだという。
従業員は事務処理以外のことは何もしてくれないらしい。
徹底的にコストカットした運営を行っているように見えるが、料金が特別安いわけでもなければ、従業員がいないわけでもない。
手作りゴルフ場を演出しているだけのような印象だ。
それは、利用者にとっては、とても面倒くさくて居心地が悪い。
場所は高滝湖の近くにある。
(株)高滝リンクス倶楽部という会社が運営している。
平成12年に、メンバー会員が株式を所有する株主会員制のゴルフ場としてオープンした。
経営はすぐに行き詰まり、平成21年に倒産。
株主メンバーが負債を肩代わりする自主再建策がとられたという。
GDOの口コミに、「メンバー以外はゴミのように扱われた」という書き込みがあった。
背景を知れば分かるような気もするが、無礼な話だ。
運営はともかく、コースは悪くない。
フェアウェイもラフもとても綺麗にメンテナンスされている。
イギリスの田舎ような美しさがある。
設計はデズモンド・ミュアヘッドで、フェアウェイはうねり、平坦なところはほとんどない。
アウトは地形が悪い。
そこにミュアヘッドの設計が加われば、極端にトリッキーな山岳コースになる。
アベレージゴルファーが楽しめるコースではない。
空いていたが、毎ホール待たされた。
インからスタートし、49、52の101だった。
お気に入れ名盤! MJQ:Django
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