今年も小出川の土砂を掻きだす工事が始まった。
マメにやらないから、年々ひどくなる。
今回もわずかな距離しかやらないみたいだが、やらないよりはましだ。
測量棒を立てたところまで川底の土砂を取り除く。
ファークリフトの腕を伸ばして土砂をすくうだけだから、きれいには取れない。
川の真ん中にある石垣は、数年前に土砂を掻きだした時の取り残しだ。
経年変化で、土が石のように固まってしまった。
石垣の先に土砂が堆積し、石垣の左側は水が流れなくなった。
流れない川は異臭や汚染の原因になる。
川の中にも測量棒を立てている所を見ると、ここの土砂も取り除く計画のようだ。
水が流れるようにするなら、この見苦しい石垣を壊したほうが早い。
抜本的な対策は、上流から流れてくる土砂を海に流すことだ。
それができないから、行き場の無い土砂は川底に堆積し、土砂の補充がない海岸線はどんどん後退してしまう。
最新の土木技術は、どうしてこの単純な問題が解決できないのだろう。
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