富士屋ホテルが経営する1917年(大正6年)開場のパブリックコース。ちなみに、日本で最初に誕生したゴルフ場は、1903年開場の兵庫県「神戸ゴルフ倶楽部」。2番目が1904年開場の「横屋ゴルフアソシエーション」、3番目が1906年開場の「ニッポン・レース・クラブ・ゴルフィング・アソシエーション」だが、どちらも現存していない。4番目が1913年開場の日本初のパブリックコース「雲仙ゴルフコース」。そして、5番目が「仙石ゴルフコース」で、東日本では最古のゴルフ場になる。場内には皇太子時代の昭和天皇が行啓された記念碑が残されている。しかし、名門といえるほどの風格はなく、山の中に造られた窮屈なゴルフ場である。
アウトは高低差が少なくフェアウェイも広い丘陵コースなのに対し、インはグリーン面が見えないトリッキーな山岳のコースになっている。趣きが異なるのには理由がある。アウトの6ホールは大正時代に造られたものだが、残りの12ホールは1935年(昭和10年) に赤星四郎の設計で造営されたものだからだ。また、2番ホールは近くに民家ができたため、ティーショットはドライバー禁止になっていた。創業当時の状態を保つのは難しいものである。
16年前に一度来ている。そのときは92で回っているが、コースの記憶はほとんどなかった。この日は終日よく晴れたゴルフ日和だったが、さすがに10月末の箱根は寒い。また平日なのに随分混雑しており、毎ホール待たされて、ハーフ3時間近くかかった。コースは良く手入れされていたが、フェアウェイの状態はよくなかった。グリーンは難しく、早くて傾斜の読みにくい仕上げりになっていた。
アウトはパットが入らず52、インは登り坂に力尽きたかんじで59の大たたき。3か月ぶりのゴルフは散々だった。
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